鮓たいと

赤ウニ

車エビ

天草市の町の中心部には、美味しいお寿司屋さんや居酒屋さんが何軒かある。
前回行った『奴寿司』が一番有名で、とても美味しかったのを覚えている。また、『福伸』という有名な魚料理屋さんが、上天草から渡って来た橋のたもとにあって、多くの観光客を惹き付けていて、天草市のセンターでも同じ系列のお洒落居酒屋さんを展開していて前回はそこで美味しいお料理をいただいた。
今回は、お寿司やさんでは3番手くらいに数えられる『鮓たいと』へ。
お店に入ると、カウンターの席数は5席くらいしかない。あとはお座敷がひとつあるだろうか?19時に予約していたのだけど、お客は僕たち以外いなくて、途中お客さんがドアを開けては行って来ても、すべて断っていた。
大将は、30台半ばだろうか。最初強面に見えたけど、お話をすると気さくでとても話しやすい人だった。
ふえふきだいや、赤ウニ、天然の車エビ、蒸しアワビ、どれもこれも天草の地元の魚ばかり。
お任せのお寿司10貫で5000円。最初につまみもお任せにするとつまみも5000円くらいだろうか?お酒をたっぷり飲んで、ふたりで28000円くらいで、美味しい天草のお寿司をいただくことが出来た。
この大将なら、また来たいな・・・と思わせる、楽しい一夜だった。
⭐️鮓 たいとhttp://sushitaito.sakura.ne.jp/index.html

妙見浦。

今年は、高知の柏島で泳ぎ、福岡の白石浜海水浴場で泳ぎ、熊本の天草にやって来た。
初日は、ダイビングスポットとしても有名な『妙見浦』へ。
妙見浦は、天草市のセンター部分からクルマでおよそ1時間半くらいだろうか。中心部にAEONとかドラッグストアのコスモスなんかがあるのだけど、その辺りのコンビニで水などの買い物をしておかないと、その先40キロくらい海まで行ったとしてもコンビニはいっさいないのだ。
海の家もなくクルマを止めて降りていくと、ダイビングスクールの人々がいる。家族連れは少なくて、どちらかというとスキューバダイビングを楽しむためにやって来たような人たちが多い。
海は透明感があり、潜るとコバルトスズメダイが沢山いるし、珊瑚もたくさん生息している。天草は、大小120以上からなる島々を持ち、その独特の海流からか沢山の種類の魚介類が生息していると言われている。
前回3年前に訪れた時は、イルカを見るのがメインだったのだけど、野生のイルカをほぼ必ず見ることが出来るのも、この世界中でも天草と他に2カ所くらいのようだ。
この妙見浦まで熊本市内からクルマで来るとしたら、だいたい4時間くらいかかるだろうか。夏場で混んでいると、下天草に入る瀬戸大橋のところで以上な渋滞があるので、5時間くらいかかるかもしれない。
それをしてでも人々が天草の海を目指すのは、ここでしか味わえない体験が出来るからだろう。
コンビニが至る所にできて、クルマの便がよくなったら、この天草もあっという間に東京近郊の海のようになってしまうかもしれない。これだけ綺麗な海を今の時代にも残している天草に感動するし、この不便さがあるからこそ、美しい自然が残されているのだ。

恵み家

馬ひものタタキ

馬の赤肉

牛タンステーキ

夜の便で、熊本へ。
前回熊本に来たのは、調べてみたら2015年。震災の前だった。
熊本城はあの巨大な地震の時に、まるで自分が熊本のすべての人々を守るかように、自ら傷つきながらもしっかりと踏ん張って立ち続けていた。
その姿が美しく胸を打たれたし、熊本の人々に勇気を与え続けたに違いないと思う。
『負けんばい。熊本』
というスローガンが熊本の商店街の所々に掲げられていた。
震災から2年経った熊本の街でも、未だに復興の過程にあるのだと感じさせられた。
熊本市内に入ったのは、9時半過ぎだったので、そこから空いていそうな居酒屋を探し駆け込んだ。
『恵み家』は、熊本らしい居酒屋さん。馬肉も一揃えあるし、お魚も地元の魚がある。
それに加えて、普通のコロッケやスパゲティ、チャーハンなどもあるので、馬肉専門店に行くよりは箸やすめもあって良いかもしれない。
気さくな大将と人の良さそうな女将さん。『馬ひものタタキ』は、いつまでも食べ続けていたいような美味しさだったな。
⭐️恵み家
096-324-7802
熊本県熊本市中央区下通1-7-16 マツヤビル 2F
https://tabelog.com/kumamoto/A4301/A430101/43007392/

黒猫夜

様々なモツの入ったスープ

色々な香りのする前菜盛り合わせ

カエル

『黒猫夜』は、赤坂見附の駅近くにあって、ランチには行ったことがあったのだけど、会社の部会ではじめて夜お邪魔した。
バブリーな店が集まる銀座7丁目のビルのエレベーターが開くと、アジアな男の子たちが出迎えてくれた。
店に漂うスパイスの香りは、この店の料理が日本人用にリメイクされて作られていないことがわかる。
料理は全般的に香辛料が強く、使われている食材も珍しいものばかり。
鴨の舌だったり、様々なモツ類だったり、カエルだったり。
茶色くて、何を食べているのかよくわからないものが次から次へと出てきて、食材の説明を聞きながら食べていると、まるでアジアのどこかの国に旅行に来ているような気持ちになる。
サービスをしてくれる男の子たちもかわいくて、心地よい時間を過ごすことが出来た。
エスニック好きには、おススメのお店だけど、香辛料の強いものが苦手な人にはおススメしない。
⭐️黒猫夜 銀座店
03-6280-6464
東京都中央区銀座7-8-15 第2新橋会館 8F
https://tabelog.com/tokyo/A1301/A130101/13162692/

会社の『家族』の枠が変わってきた。

僕の勤める会社では、会社の福利厚生のひとつとして、毎年1回10月に、ディズニーランドかディズニーシーもしくはユニバーサルスタジオの入場料が無料になるチケットが貰えるファミリーデイというのがある。
でもそのチケットは、一親等までで、結婚している男女やその子ども、もしくは両親など、家族として会社に認められる関係性がきちんと定められていた。
たとえば、ゲイの僕なんかは、たとえパートナーがいたとしても、会社のファミリーデイの無料チケットなどは申請出来ず、ファミリーデイの日にディズニーランドに行くなんて考えもせずに24年間くらい生きて来たのだ。(それがあろうがなかろうが、そもそもディズニーランドに行きたいとは思ったことがないのだけど・・・)
それが今年、なんと、僕の妹的存在の、もはや我が社をやめてしまったGの長年の苦労が実り、今までは一親等であった家族の枠組みが拡大されて、『パートナーや事実婚も含める』という規則になったのだ。(これは、日本という保守的な国をぎゅっと凝縮したような僕の会社にしてみたら、驚くほど画期的な出来事なのです)
ファミリーデイの規則が変わり実施されるようになったと会社の掲示板に発表されて、申し込み締め切りが今週末と迫ってきたので、僕は僕の名前とKの名前や年齢を入力して会社に申請を出してみた。
実際には、パートナーなどと関係性を書く必要はなく、敢えて名前を出したくなければ、偽名でも申し込める抜け道があるため、クローゼットのカップルでも申請出来るようだ。
そもそも、クローゼットな人たちは、うちの会社の人が家族連れで大挙して押し掛ける同日に、わざわざディズニーランドやディズニーシーなんかに行きたくはないとは思う。
でも、そんなこと気にもしない若い同性カップルが、ディズニーランドやユニバーサルスタジオにどんどん行ったらいいなあと思うのだ。
今年、僕とKは、仲良くふたりで大阪のユニバーサルスタジオに行くつもりだ。

イワタニのたこ焼き器。

カセットコンロの上に置く

いとも簡単にたこ焼きが!

1800円くらい

東京生まれ東京育ちなのに、たこ焼きが好きだ。
それも、大阪で食べるあっつくて中がほわほわのたこ焼きが・・・。ついでに言えば、明石焼も好きだ。大阪に行ったら、たこ焼きと明石焼を必ず食べて帰るようにしている。
関西の人の家では、普通にたこ焼き器が1台あって、しょっちゅう家族でたこ焼きを作って食べているなどと聞いたことがあるけど、東京の家でたこ焼き器を持っている家なんて、僕の周りでは聞いたことがなかった。
先日、カセットコンロのイワタニの焼肉器を買って家で焼肉を食べたところ、煙もほとんど出ずに焦げ付かずにとても美味しく焼肉が出来たので、それに味を占めて、今度はイワタニのたこ焼き器を買って作ってみた。
たこ焼き粉は、既に配合済みのものを買って来て、たこは明石のたこを。
Kが仕事から帰って来て、張り切ってたこ焼き粉を水をかき混ぜて、たこをぶつ切りにして、たこ焼きの準備を整えているうちに、僕は大阪に敬意を表して『肉吸い』や、『出汁巻き卵』なんかを作って、あとは胡瓜の浅漬けや明太子や冷や奴を並べて・・・。
Kとふたり、食卓でたこ焼きを作りはじめると、思いのほか簡単にたこ焼きが出来ることがわかり、アツアツを頬張ってみる・・・
「おいしい!!!!!」
「うまいね!!!」
なんでもっと早く『たこ焼き器』を買わなかったんだろう・・・と後悔するくらい、お店で食べるような美味しいたこ焼きに感動したのだった。超おすすめです!
⭐️たこ焼き器https://www.amazon.co.jp/Iwatani-イワタニ-CB-P-TAF-カセットフー用たこ焼プレート-【品番】GKS7301/dp/B0098HKKL0/ref=pd_lpo_vtph_79_tr_t_1?_encoding=UTF8&psc=1&refRID=G1H4PXJ2992XN14HJRRE
(僕の買ったのは、イワタニのカセットコンロの上にぴったりはまるたこ焼き器だけど、コンロが一体になったたこ焼き器も評判がいい)

酷暑に咲くバラ。

フランボワーズ・パニーユ

今年の夏のあまりの暑さに、我が家のベランダのいくつかの植物は息も絶え絶えだ。
そんな中でこの暑さにも負けず、一輪のバラが開きはじめた。
バラの原種ははだいたい春の一季咲きか、春と秋の二季咲きなのだけど、原題のバラは改良が進んで、四季咲きと呼ばれるように年間を通して花を開き続けるものが増えている。
四季咲きと言っても、大抵は春と秋が延長する感じで咲き続け、真冬と真夏はほとんど咲くことはないのだけど、このバラは休むことなく咲き続けている。
真夏に咲くことは、木にも負担になるため、早めに蕾を取って、部屋の中で飾ることにした。
たった一輪の花がリビングにあるだけで、空気が変わるのがわかる。
この国で暮らして来た先人は、当たり前のようにそんなことを毎日の生活に取り入れていたのだなと改めて思う。

Kの甥っ子。

Kがお母さんやお兄さんや甥っ子と会って、晩ご飯を一緒に食べて過ごし、夜に帰宅して心配そうに言うのだ。
K「お兄ちゃんがね・・・自分の息子のこと心配してて・・・自分に似て頭が悪いのはわかってたけど・・・テストで15点とかで帰ってくるんだって・・・」
僕「へー15点か・・・なかなかすごいね」
K「ね・・・小学校のテストだよ・・・15点とかあんまり聞かないでしょ・・・お母さんも心配してて・・・私に似て息子も頭が悪い上に、その息子まで頭が悪いのかしらって・・・」
僕「笑」
僕「・・・あのさあ・・・頭なんか、よくても悪くても関係ないよ・・・いい学校やいい大学に行くことは、人生の選択肢を広げることだとは思うけど・・・」
K「うん・・・」
僕「でもね・・・僕が思うに・・・結局のところ、その子がやりたい仕事について、幸せになれることが一番なんだから・・・頭のよしあしなんて、どうでもいいことだと思うけど・・・」
K「・・・・・・」
この年になってつくづく思うことは、学校の勉強ができようができまいが、それはその人を測るひとつの物差しでしかないと思うのだ。
人間とは、ものすごく多様な才能や能力、魅力をもつ存在であり、その力は学校のテストや点数などというひとつの物差しでは測ることは出来ない存在なのだと思う。
結局のところ、学校や会社や世間の評判や評価など関係なく、その人自身やその人の周りの家族が、幸福な毎日を過ごしているかどうかだけなのではないだろうか。

Kのお母さんが東京に。

Kの大分に住むお兄さん一家が東京に遊びに出て来ることになったのは、東京で息子の空手の大会があるから。それに伴い、Kのお母さんも一緒に同行するということで、数ヶ月前からKは、久しぶりに会うお母さんとの食事や、日帰り箱根旅行を計画していた。
今回は、お母さんだけだというので、僕はご家族に会うこともなく家でお留守番していたのだけど、箱根旅行の途中、逐一僕にLINEが入ってくるので結構大変だった。
「ただしくん、箱根のケーブルカーの着く駅に、ランチの美味しいお店ないかな?」
僕は慌ててその駅の周りで何軒かのお店の候補を調べて送る。(ガイドブックも買って渡したのに、なんで調べてないんだろう・・・)
「ただしくん、予定よりも1時間早く帰ろうと思うけど、夜の和食のお店、予約を早めることできるかな?」
僕は電話をかけて、予約時間を早める。(電話かけるくらい簡単なのに・・・)
「ただしくん、小田急線から高島屋まで、どうやっていけばいいの???」
これには僕も笑ってしまったのだけど、いつも一緒に新宿なんか何十回も歩き回っているのに、ひとりで誰かを案内するとなると心細くなって急に慌てるのだろう。お母さんの手前、慌てたところを見せたくないのかもしれない。
「小田急にも南口改札があるから、そこから上がったら高島屋が見えるから甲州街道を渡ってしまうか、渡らずに降りたら甲州街道の下を行けばつくよ」
その後、2丁目でお母さんと分かれたKと合流したのだけど、久しぶりにお母さんとゆっくりと一緒にいられて、Kもすごくうれしかったようだ。
近い将来、Kのお父さんお母さんに会う時が来るのだろう。なんだか緊張するけど、ゲイカップルとして認めてもらっているご両親に、きちんと会うことが出来ますようにと今から思っている。

USVAのリネン。

バスタオル

タオル

USVAのリネンのことは、以前にもここに書いた。
コットンのホテル仕様のようなバスタオルも贅沢感が味わえて好きだけど、春から夏に日常的に使うなら、乾きが早く、洗濯時にもかさばらないリネンのタオルが気持ちよく使いやすい。
このUSBAのリネンは、高い審査基準をパスしたヨーロッパリネン製品にのみ与えられるMasters of Linenという称号を持ち、生産工程において「洗い」をかけているウォッシュドリネンなので、使い始めから馴染みやすく抜群の吸収力を誇る。
肌に直接触れるベッドのシーツをはじめ、食器を拭く布もすべてリネンで揃えている。その吸水性と、さらっとした触感が気持ちよく、リネンを一度使ったらコットンを使おうとは思わないのだ。
昨年、リネンのバスタオルを外苑前の雑貨屋さん『doinelhttps://doinel.net/』で手に入れて使い始めたら、リネンのバスタオルが、ほぼ1年を通じてうちの定番バスタオルになった。
この夏、定番のシックなグレーに加えて、ブルーのラインの入ったものをLapuan Kankurit https://lapuankankurit.jp/で買ってみた。
吊るしたタオルはまるで、海の音が聞こえてきそうな色合いをしている。