Kの甥っ子。

Kがお母さんやお兄さんや甥っ子と会って、晩ご飯を一緒に食べて過ごし、夜に帰宅して心配そうに言うのだ。
K「お兄ちゃんがね・・・自分の息子のこと心配してて・・・自分に似て頭が悪いのはわかってたけど・・・テストで15点とかで帰ってくるんだって・・・」
僕「へー15点か・・・なかなかすごいね」
K「ね・・・小学校のテストだよ・・・15点とかあんまり聞かないでしょ・・・お母さんも心配してて・・・私に似て息子も頭が悪い上に、その息子まで頭が悪いのかしらって・・・」
僕「笑」
僕「・・・あのさあ・・・頭なんか、よくても悪くても関係ないよ・・・いい学校やいい大学に行くことは、人生の選択肢を広げることだとは思うけど・・・」
K「うん・・・」
僕「でもね・・・僕が思うに・・・結局のところ、その子がやりたい仕事について、幸せになれることが一番なんだから・・・頭のよしあしなんて、どうでもいいことだと思うけど・・・」
K「・・・・・・」
この年になってつくづく思うことは、学校の勉強ができようができまいが、それはその人を測るひとつの物差しでしかないと思うのだ。
人間とは、ものすごく多様な才能や能力、魅力をもつ存在であり、その力は学校のテストや点数などというひとつの物差しでは測ることは出来ない存在なのだと思う。
結局のところ、学校や会社や世間の評判や評価など関係なく、その人自身やその人の周りの家族が、幸福な毎日を過ごしているかどうかだけなのではないだろうか。

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