ひとし 石敢當店

マグロ三種盛り

石垣牛の炙り寿司

島らっきょうの天ぷら

午後の便で、石垣島へ飛んだ。
夕方に石垣島空港に着き、ホテルに入る頃には、スコールのような夕立があり、ああ、南国にやってきたのだと思った。
石垣島は、人口48000人ほど。近年本州からの移住者が増えているようだ。
沖縄といえば豚肉と思っていたけど、石垣島近海では、マグロや鰹が捕れるようで、肉よりもマグロや鰹を食べてきたこと。また、今では石垣牛がひとつのブランド牛となっていて、焼肉屋さんが沢山あること。
『ひとし』は、石垣島では有名なマグロ専門のお寿司居酒屋さん。マグロだけではなく魚全般に強く、中には石垣牛まで揃っている。
予約必要な『ひとし 石敢當店』で美味しかったのは、石垣牛の炙り寿司だった。さっぱりとして臭みがなく、驚くほど柔らかい。
マグロは、正直、東京が一番だと思うけど、沖縄でこんな風にマグロや鰹を食べることが出来るとは思わなかった。
島らっきょうを摘みながら、泡盛を傾ける。
梅雨の東京を抜け出して、沖縄の夏がやってきました。
★ひとし 石敢當店
0980-88-5807
沖縄県石垣市字大川197-1
http://tabelog.com/okinawa/A4705/A470501/47001357/

傷ついた時には。

僕の席のそばに、入社8年目くらいの女の子の後輩Nがいる。日頃は仕事一筋に生きているように見えていたのだけど、そんなNから突然メールをもらった。
『わたし、最近ずっと付き合っていたかれしと別れてしまい心がバラバラ状態になってしまいました。
誰かに聞いてもらいたいと思ったときに、なぜだか◯◯さんが思い浮かんでしまいました。。』
失恋で、心がバランスを崩してしまったようだった。そこで、すぐに僕からも返信をした。
『僕は、自分が以前10年間つきあっていたこと。
その人は別れてしまった後、亡くなってしまったけど、今はお墓参りに行っていること。
恋人と別れることは、喪失感や痛みを伴うことだけど、人生はそれですべてが終わるわけではなくて、必ず次に繋がってゆくこと』
僕たち人間は、なんて繊細な生きものなのだろう。
失恋による喪失感は、人によってあまりにも大きく、日常の生活を送ることさえ困難になってしまうこともある。
苦しい時には、自分一人ですべてを抱え込まなくてもいい。家族や友人、誰か周りの人にその苦しみを見せてもかまわない。
僕にちからになれることがあるかはわからないけど、美味しいものを食べながら、話を聞くことは出来る。
人は、支え合って生きているのだ。

友人カップルの20周年アニバーサリー。

普段から仲のいい友人カップルが、つきあいはじめてから20年が経ったというLINEが来た。
ふたりは新宿二丁目のゲイバーで出会い、つきあいはじめて、今では長く一緒に暮らしている。
20年という節目なので、ふたりで伊勢丹の写真館で写真を撮ってもらったようだ。写真を見せてもらうと、ジャケットを着たふたりは、ちょっと照れくさそうにはにかんでいた。
レストランで食事をした後、二丁目で飲んでいるというので、家で食事を済ませた僕とKは、ふたりをお祝いするためにタクシーで駆けつけた。
お父さんが亡くなったり、
癌になったり、
仕事を辞めたり、
新しいお店をはじめたり、
早期退職したり、
まったく新しい道に進んだり、
お母さんが亡くなったり…
20年という歳月の中では、本当に沢山の出来事がふたりにはあったのだと思う。
僕は10年間しかつきあったことはないのだけど、ゲイが、結婚という契約も保証もなく、ふたりがずっと別れずにつきあって来たということを想像するだけで、なんだか涙が滲んでしまう。
そこにはきっと、想像もできないような、沢山の楽しいことがあり、つらいことや悲しいこともあったのだと思う。
それをふたりがともに乗り越えて来たということに、素直に感動するし、友人としてとても誇らしく思うのだ。
20周年おめでとう!
これからもずっと一緒に、楽しい毎日を過ごしてくださいね!

Ray Ban

久しぶりに、サングラスを買った。
この夏は、海に行くことが多いので、今の気分に合ったサングラスが欲しくなったのだ。
NEVER HIDE
というキャッチフレーズで知られるRaybanのサングラスは、クラシックなウエリントン型のものより、ほんの少しだけ細いタイプ。黒が重く苦手なので、茶色のフレーム。
日差しに弱く、通常の日焼け止めだと肌が荒れてしまうので、日焼け止めは赤ちゃん用のものを使っている。笑
このサングラスに、つば広の帽子…
ではなくパナマ帽を被って、今年の夏の準備が整いました。

教授のおかしな妄想殺人

久しぶりのウディ・アレンの新作と聞いて、ルシネマに観に行ったのだけど、日曜日の昼間であるにもかかわらず、驚くほどガラガラだった。(ルシネマのマダムたちには、ウディ・アレンはそれほど人気がないのだろう)
天才俳優ホアキン・フェニックス扮する大学哲学部の教授と、飛ぶ鳥落とす勢いのあるエマ・ストーンによる恋愛サスペンス喜劇といったところだろうか。
若い頃には、自分の信じるもののために政治活動やボランティアなどその時に熱中できるものに無我夢中で生きて来たエイブ(ホアキン・フェニックス)は、年を重ね、哲学科の教授になるが、今では生きる目的や意味、生き甲斐が見つからず、無気力な毎日を送っている。正義感が強い主人公は、やがて自分の考える悪者に対して完全犯罪を計画するということで、燦然と輝くような生き甲斐を見いだしてゆく。
人生とは、さもない毎日の連続だ。でも、もしもそこに何も生き甲斐を見いだすことが出来なかったとしたら、苦痛の時間が永遠のように感じられるに違いない。僕たちは、なんとか退屈や無気力感を自分から遠ざけながら、ほんのささいな出来事に心を動かし、毎日を積み重ねて生きているのだろう。
映画監督になってから、ほぼ毎年のように新作を撮り続けて来たウディ・アレンも、今年で81歳になる。81歳になって尚、夢中になって映画を作り続けていること自体に、心から尊敬してしまう。
★教授のおかしな妄想殺人http://kyoju-mousou.com

丹波亭

ほうれん草と卵のサラダ

地鶏とアスパラのバター焼き

ネギ焼き

時々、お好み焼きが食べたくなる。
東京には美味しいお好み焼き屋さんがないと、大阪人は言うけど、東京人の僕からしたら、お好み焼き屋さんの美味しいところとそうでないところの差が、いまいちよくわからないのだ。(これは時々、トンカツ屋さんでも思うことなのだけど、美味しいトンカツ屋さんとそうでもないトンカツ屋さんの差って、そんなに大きくないのではないだろうか?)
今回は、京都出身の大将がやっているという西新宿にある『丹波亭』へ。
ここは、お好み焼きメインというよりも、どちらかというと、『ねぎ焼き』がメインのお店。大阪風お好み焼きも、広島風お好み焼きも、鉄板焼きもあるのだけど、人気店のようで、とにかく、カウンターも座席も、いる間はずーっといっぱいだった。
サラダにしても、焼き物にしても、このお店なりにアレンジしてあって、ネギ焼きも大雑把だったけど美味しかった。
余談なのだけど、関西では、ネギすじ焼きにはこんにゃくがつきもののようだけど、僕はこんにゃくが苦手で、いつもこんにゃく抜いてくださいと言って嫌な顔をされる。(この店のは、小さく切ってあり、一瞬わからないようになっていたので食べることが出来た)
こんにゃくって、なんの栄養もないし、何一つ取り柄のない食材(排便がしやすくなるくらい)だと常日頃から思っている。何かお料理を嵩ましするために使われるような、貧乏臭い食材の代表だと思うのだ。
貧乏はしょうがないのだけど、
貧乏臭いものはどうにも好きになれない。
★丹波亭
03-3227-1570
東京都新宿区西新宿7-14-9
http://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13011098/

バスタオル問題。

本当に好きなバスタオルを探すことは、意外と難しい。
青山のカッシーナ、新宿や丸ビルのコンランショップ、六本木のリビングモチーフ…
都内では、いくつかよさそうなバスタオルが売っているお店があるのだけど、「これこそ僕が求めていたバスタオルだ!」と思えるようなバスタオルに出会うことはまずない。
今、僕が使っているバスタオルは、何年も使い古したものばかりになってしまったのだけど、気に入らないバスタオルを買うくらいならば、古いお気に入りを使い続けていた方がよいと思っている。写真上から、
CÔTE BASTIDE★★★★★
南仏のメーカー。石鹸や香料、蝋燭、食器から家具まで、生活雑貨全般を南仏風にデザインするブランド。フランスのざっくりした作りが気持ちよく、大判で、水分をとてもよく吸収してくれる。
HAMAM ★★
トルコのハマムにちなんだブランド。ここのバスタオルが今は高級品としてかなり出回っている。期待したのだけど、僕にはあまり好きになれなかった。毛足が短めで、全体的に柔らかすぎる感じ。
MANUPONS★★★★★
スペイン王室御用達のタオルブランド。かなりの大判で、何度洗濯してもへこたれずに柔らかくなり、味わい深い。日本での取り扱いは今はないようだ。
CÔTE BASTIDEかMANUPONSがあったら、即前部買うのだけど…。

ANAのLGBTへの取り組み。

ANAが、LGBTへの取り組みをニュースリリースで発表した。https://www.ana.co.jp/group/pr/201606/20160623.html
◎住民票か同性パートナーを証明する書類を提出すれば、同性でもカップルだあると認められ、マイレージの移行などが出来ること。
◎ANAのラウンジ内のトイレを、LGBTに配慮して、ALL GENDERのトイレであるという表記に変えるとのこと。
◎社員に向けて、LGBT相談窓口を設けたり、社内の啓発プログラムを作ること。また、福利厚生に関しても、LGBTに配慮し、同性パートナーであっても、配偶者と同等に扱われること。
今回、このプロジェクトに関して相談を受け、マイレージの移行のこと、トイレのことなどの話し合いを行い、シンボルマークを作るお手伝いもさせていただいた。
民間の企業が、少しずつ変わってきて、LGBTフレンドリーであると表明していくことは、僕たちがより生きやすい社会に近づいていくことなのだと思う。
民間企業が変わっていくことで、国もゆっくりと確実に変わっていくに違いない。

イボ。

足の小指と、手の親指に、豆のようなものがずっと出来ていて、タコかウオノメだと思いながら、ずっと放置していた。
皮膚科の病院がそばにないと思っていたのだ。
昨年末に引越しをして、鳩森神社のそばを通った時に隣に皮膚科を見つけて、意を決して行ってみた。
先生が言うことには、それは、ウイルス性のイボだとのこと。ウイルス性のイボは、何百種類だか何千種類のウイルスがあって、感染力はとても弱いものの、日常的に様々な場所にウイルスは潜んでいるとのこと。
このイボを治すには、飲み薬も塗り薬もないらしい。液体窒素を綿棒のようなもので患部に着けて、低温火傷を負わせ、ウイルスを弱らせ、身体の回復力を高めて少しずつ治していくとのこと。
手の指は比較的早く治るけど、足の指は、絶えず使っていて皮も厚くなっているので、簡単には治らないということだった。
先生「ごく稀にですけど、家族の方にうつることがありますので、爪切りで患部の皮を切ったりしたら、消毒をしてくださいね」
家に帰ってKにイボのことを告げて、Kにこういう固いイボはないかと聞いたところ、いつも僕と眠る時に手を繋ぐ左手の指先を見せてくれた。
なんとそこには、小さな固い豆のようなイボがちょっこりとあったのだ!
それだけだはなく、足の指の裏にも、豆のような固いイボがあったのだった。
イボをうつしてしまって、Kのことがなんだかとてもかわいそうに思えたけど、ふたりでいつも一緒にいるから、感染力の弱いウイルスでさえ、ちゃんと感染していたことを知って、とても不思議な気がした。
その後、嫌がるKを皮膚科に連れて行き、今では一緒に皮膚科に通っている。
先生も多分、僕たちがカップルだということを、わかっているに違いない。

三つ葉。

家では三つ葉を常備させている。
うちでは、煮麺に、うどんに、出汁巻きに、三つ葉があると、途端に美味しさが増すし、香り高く、お料理に何か少しもの足りない時にその香りがそっと底上げしてくれるから。
三つ葉は、買ってきたまんまのビニール袋に入れておくと、二、三日したら直ぐにそのビニール袋にへばりついてダメにしてしまうことが多いのではないだろうか?
三つ葉は、とても水が好きな植物だ。それゆえに、水耕三つ葉なるものも売っているのだろう。
買ってきたら、三つ葉の根元にプラスチックのものがついていて根が水分を含んでいるので、そのまま大きめのコップにお花を活けるように水を入れて刺しておくといい。
そうすれば、一週間経ってもピンピンした三つ葉を食べることが出来る。
重要なことは、ちょくちょく水を入れ替えてあげること。
お花でもそうだけど、水の中の雑菌の繁殖によって腐り始めるので、水を替えて清潔にしておくことで持ちが長くなる。
※大葉も葉の付け根をハサミで水切りした後に、大きめのコップに1センチくらい水を入れて刺して、上をラップで蓋をして冷蔵庫に入れておくと、1週間経っても元気なままだ。
※生姜は、そのまま水を入れた容器の中に浸けて冷蔵庫で保存。