豆のスジの取り方。


豆のスジの取り方をご存知だろうか?

スナップエンドウやサヤエンドウなどの豆は、豆が茎についている(ヘタのある方)方ではなくて、先ずは先っぽの尻尾のところから内側に向かって剥く。

そして今度は茎についていたヘタのある方から、外側のスジを剥く。

スナップエンドウなどで育ちすぎてヘタのところが折りにくい場合は、小さなペティナイフなどで切れ目を入れてから剥く。

僕の家は、なるべく茹で野菜を常備するようにしていて、ブロッコリー、アスパラガス、スナップエンドウ、絹さや、インゲンなどはほぼ毎日冷蔵庫に置いてある。

茹で野菜があると、慌ただしい朝にすぐにサラダが出来るし、葉物だけでは物足りない時にボリュームが出る。

特に好きな食べ方は、『ニース風サラダ』なのだけど、一緒にロメインレタスやプチトマト、アボカド 、そして茹で卵とツナを合わせて、ブラックオリーブとアンチョビを散らす。(その時にある野菜でよいが、ツナと茹で卵とアンチョビとブラックオリーブはあった方がよい)

白ワインビネガーかレモン汁1:オリーブオイル3をよく混ぜておき、食べる直前に野菜全体に塩胡椒をして、その上から作り置いたドレッシングをかけて食べる食べ方。

野菜が美味しければ、出来合いの砂糖やわけのわからないものの入ったドレッシングなど要らないと思うのだ。

ティム・ホー・ワン(添好運)

日比谷のシネシャンテの裏に、香港の三つ星点心レストラン『添好運(ティム・ホー・ワン)』がある。

映画を見終わった時に食べようと思って覗くのだが、いつも長蛇の列で、1時間待ちくらいがざらにあって諦めていた。

先日、映画を見た後に覗いたら、コロナのせいか8人くらいしか並んでいなかったため、並んでみると、それほど待たずに席につくことができた。

メニューはかなり絞られており、お茶と一緒に楽しむ点心のためかお酒がビールしか置いていない。

ここも頼んだら一気に来るのが予想できたので、最初は3品くらいにして、あとはお腹の膨らみ具合によってたべたいものを少しずつ頼んでいった。

蒸し餃子は、皮がつるんと透明で、味はしっかりと中についていてとても美味しい。

中でも1番のおすすめは、ライスロール(チョンファン)だろうか。とろけそうに蒸しあがったライスロールは日本の食べ物にはないほんわりとした柔らかさ。

スペアリブの豆豉蒸しは、骨がついていて食べづらいけど、とても美味しい。

周りのテーブルは、香港人か台湾人か中国人だったけど、皆一様に『鶏足の香港式煮込み』を食べていた。これは鳥の足の先なのだけど、これこそほとんど食べるところがないと思うけど、こういうおいしさを知っているのが中国文化の奥深さだろう。

最後に頼んだ牛挽肉と卵の蒸しご飯は、不思議な甘さだった。

全体的に味付けは甘めで、値段は鼎泰豐よりは少し安い感じだろうか。香港に行かなくても、手軽に香港を味わえるお店。

⭐️

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ブティジェッジ氏。

アメリカの大統領選、民主党候補の指名争いをしているピート・ブティジェッジ氏は、ゲイであることをカミングアウトしている。

そのブティジェッジ氏が9歳の男の子から質問をされ、答えたという素敵な記事を見つけたのでここにご紹介したい。

〈以下、business insiderより〉

 

「ぼくもゲイだって、世界中に伝える手助けをしてくれますか?

とザカリーくんは、大統領候補として初めてゲイであることを公表しているブティジェッジ氏に尋ねた。

これを聞いたブティジェッジ氏は、ザカリーくんの精神的な強さを称賛し、 自身のアイデンティティーについて愛する人々に真実を伝える自らの山あり谷ありな経験を引き合いに出しつつ語った。

「勇敢さについて、きみはもうぼくからのアドバイスをそれほど必要としていないと思う。きみはとても強く見えるからね」

「ぼくの場合は、自分がゲイであることを親友にすらどう伝えたらいいか分からず、ましてや外へ出て行って世界中に伝えるまでには、長い時間がかかった。見ず知らずの大勢の人でいっぱいのこの会場で、自分が何者であるかを受け入れようとするきみを見るのは、本当に特別なことだ」

〈以上〉

こんな人に、ぜひ大統領になってもらいたいものだと思う。それにしてもこの9歳の男の子の勇気にも驚かされた。

 

そして僕までも、勇気をもらったのだ。

 

⭐️「あなたのように勇敢になりたい」9歳の男の子が大統領選で民主党候補指名を争うブティジェッジ氏に、カミングアウトのアドバイスを求める

https://www.businessinsider.jp/post-208320

質素なおじいさん。

駅に向かう途中の細い道に、木造の二階建ての家屋があって、そこはアパートのように集合住宅になっている。

その家の一階にはおじいさんが住んでいて、会社に向かう途中に植物の世話をしているのを見かけることがある。

おじいさんはいつもとても質素な服装で、おばあさんは見かけたことはないから、もしかしたら一人暮らしなのかもしれない。

おじいさんが世話をしている植物は、ほとんどが野菜で、豆がなっていたり、茄子がなっていたり、トマトがなっていたり、春菊が植えてあったり、サラダ菜が植えてあったりする。

ものによっては鳥から守るためにネットがかかっていることもある。

先日おじいさんの家の前を通りかかったら、かわいい双葉が出始めた鉢があって、おじいさんはこの春も種を撒いて野菜を育てるんだと思ったのだ。

毎日を慈しむおじいさんの暮らしを見ると、僕まで温かい気持ちになる。

しゃっくりの治し方。

土曜日に外食をした後、ふいにKがしゃっくりをはじめて、飲みに行ってもなかなか治らず、時々脅かしたりしても、すぐにまたはじまる感じだった。

日曜日、様子を見ていたら、ずっと治っていたかと思ったらまたはじまって、しばらくするとまた治って・・・を繰り返していた。

月曜日、あまり症状は変わらず、ずっと繰り返しているわけではないけど、映画を見終わってまた外に出たらしゃっくりが始まり、時々治りまた再発する状態が続いた。

夜になってベッドの上でも繰り返すしゃっくりに、さすがに心配になり調べてみると、脳や肝臓などに病気が隠れていることがあると書いてある。

いろいろと調べて、明日まだ続くようならどこかで見てもらうしかないと思いながら、しゃっくりが治るという方法を片っ端から試してみることにした。

思いっきり息を吸い込んだのち10秒間息を留めて、そのあとゆっくりと息を吐き出して、全部吐いたらまたゆっくりと息を吸って留める・・・を繰り返したり、両耳の穴に人差し指を突っ込んで、1分間くらいじっとしているとか、色々試したけれども効果はなく、馬鹿らしいと思いつつも、『レモンをかじる』というのをやってみた。

幸い、ノーワックスのレモンがあったので1枚スライスして、嫌がるKの口元に持っていき、「思いっきりかじって果肉を食べてみて」と言った。

Kはレモンをかじりながら「うわあ〜酸っぱい」というような変な顔をしたけど、しばらく経つとしゃっくりは消えてしまっていた。

これは、強烈な酸味に脳が反応してなんとかしなきゃ!とそちらに反応がいくからのようで、しゃっくりを繰り返していた脳の習慣が書き換えられるからなのだそうだ。

そのまますぐにKは眠りに落ちて、朝になってもしゃっくりはもう襲ってこなくなったのだった。

ソン・ランの響き

「ベトナムのゲイ映画がやってるよ」と言われて慌てて観に行った『ソン・ランの響き』は、ゲイ映画というよりは、軽いBL映画だった。

映像がベトナムの高温多湿を帯びていてとても美しい。

「劇中劇がある、やくざ男とどさ回りの一座の主役の恋」と書くと、新宿2丁目の『劇団ぺんぺん』のようであまりにもベタだけど、最後まで見ていられるのは、1人は鼻血が出そうなくらいとてもセクシーで、もう1人は美少年だからだろう。

それと、美しくどこか懐かしいソン・ランという楽器の響きは、昭和の昔のような郷愁感を感じさせる。

それにしても、ゲイ映画というと、すぐに激しいセックスシーンを期待してしまう自分は・・・。

⭐️ソン・ランの響きhttp://www.pan-dora.co.jp/songlang/

名もなき生涯

1940年代のオーストリアの山間の村に、フランツ・イェーガーシュテッターという男が奥さんと3人の娘たち平和な毎日を過ごしていた。

やがて第二次世界大戦がオーストリアにも迫り、フランツの元に招集令状が届く。

これは、フランツという山間の農夫が、自分の信じるもののために立ち上がり、どんなに村中が彼らの家族を村八分にしようが、教会に見放され、国を敵に回そうが、自らの信念を決して曲げなかった男の実話を基に作られた映画。

『天国の日々』『ツリーオブライフ』など輝かしい作品を作り続けてきた巨匠テレンス・マリックがはじめて実話を基にこの作品を作ったようだ。僕はテレンス・マリックの映画が大好きなのだけど、一般的には説明的な映画ではないので、寝てしまう人が多いみたい。

Kは、『絶対寝るにワイン1本』と友人に言われて賭けていたので、眠らずに目をパッチリ開いて見ていた。笑

⭐️名もなき生涯http://www.foxmovies-jp.com/namonaki-shogai/

Le Carre

北参道の駅近く、僕が買い物に行くOKストアの向かいに、フレンチデリのレストラン『le carre』がある。

出来てからもう数年経っているのだけど、日によっては満席で、女性客で溢れかえっていたりするのを時々横目に見ていた。

先日、遅めに仕事が終わり、外食しようと思って帰ってきて覗いたお店が2件続けて満席だったため、『le carre』に入ってみたら、この店、めちゃくちゃ穴場だということが分かったのだ。

野菜を中心とした冷菜は、10種類くらい常にあって、その中からキャロットラペやケールのアイオリ、ツナポテトサラダなどと選ぶことができる。

ガッツリ系のお肉もしっかりとあって、ラムや鳥もも、チキン南蛮やハンバーグもある。

おまけにワインが美味しくて、一杯600円というのもありがたい。

野菜が美味しく、お肉もガッツリと食べられるこんなお店、流行っている理由がよくわかり、これから行きつけのお店になりそうです。

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塞翁が馬。

ずっと温めてきたアイデアを盛り込んで、今日こそクライアントにプレゼンをする日になり、朝から前のめりになって鳩森神社で祈願をしてから会社に出かけた。

11時に始まったプレゼンは思ったほど良い感触ではなく、担当者もアイデアはいいけど社内で通すには後ろ盾がもう少し必要とのことだった。

僕はガッカリして、一日上の空のように過ごした。

こういうことは僕たちの仕事では時々あることなのだけど、自分が寝ないで考えた良いアイデアを、世の中に出すためにはいくつもの荒波を潜り抜けなければならないのだ。

でも、少し冷静になって思い直した。

あまりにも自分の期待が高かったばかりに、ひとりで勝手に傷ついていたのだけど、そもそもこれで終わったわけではないし、これから次のフェーズに転がっていくのだ。

『塞翁が馬』の話を思い出したら、ちょっとこころにゆとりを取り戻すことができた。

お向かいさんの引っ越し。

このブログにも以前恐らく4年前くらいに書いたのだけど、僕の家から大きな道を挟んだ向かいのマンションは、駐在員などの外国人家族が暮らす月に100万以上する高級マンション。(大通りを挟んでいるので、もろに見えるというよりも、遠くに見える感じ)

僕が引越した当時は空家だったお向かいさんに、いつのまにか一人の坊主頭のハンサムでマッチョな白人が引っ越してきて、その白人が時々お風呂上がりに裸だったり、筋トレをする姿を見ながら、僕とKはいつの間にかその外国人に親近感を覚えはじめて、ついには『ハゲ』という愛称で呼ぶようになった。(この場合のハゲは、英語で言うbowlであり、蔑称のつもりではない)

ハゲは、間違いなくゲイだと思っていたのだけど、いつの日かブロンドの女が現れ、やがてブロンドが妊娠して、そのうちに赤ちゃんが生まれて、クリスマスツリーも飾るようになり、そうこうしているうちにブロンドのお腹がまた大きくなり、ふたり目の赤ちゃんを抱えているのを最近は見ていた。

それが、この1月の週末に急に家中の家具を業者が運び出すのが見えて、「ハゲもとうとう引っ越しちゃうんだね・・・」と、向かいの家族が引越しすることを、僕とKはなんだか寂しく感じていたのだ。

それでもなぜか、2月になってもハゲとその家族は部屋に居続けて、ようやくほとんどの家具類がなくなったのを昨夜確認した。

一言も話したこともないのに、家の向かいの毎日の家族の風景は、いつのまにか僕たちの日常になっていて、夜になって灯りがついていないと、「今日は家族でお出かけだね」とか、「あ、ハゲが帰ってきた!」とか、「ブロンドがお母さん連れてきた」とか、「今日は起きるの遅いね・・・」とか、「今年のクリスマスツリーはハデになったね」とか、Kとふたりいつも話していたのだった。

大きな紙に、「GOOD LUCK!」とでも書いて向かいに向けて貼ろうかと、今は考えているところ。