河津桜と天城越え。

河津桜のお祭りは、210日からなのだそうだけど、桜はもうほぼ8割方咲いていて、これから1ヶ月は持たないのではないかと思う。

朝早ければ人でもそんなに多くはないだろうと思い、河津にやってくると、案の定人でもこれからのようでゆっくりと桜を見ることができた。

その後、河津七滝をめぐり、その後天城峠へ。天城峠と言えば、『天城越え』。

車の中でずっと天城越えを歌いながらドライブしたのだった。

『浄蓮の滝』は美しく、滝のそばに降りていくと、『天城越え』の歌詞が書かれた石碑があってそこでも歌ってしまった。

松崎へ。

特に予定も決めずに来た下田は、まだ肌寒い空気が残るものの、ところどころで河津桜が満開になっている。

今日はのんびりと南伊豆に降りて行き、そこから西伊豆の松崎に行ってみた。

松崎は『なまこ壁』が残る静かな町。東伊豆のように観光地化されていないところが西伊豆の魅力ともいえる。

この町ではあじのたたきや、それをご飯の上に載せて、お出汁をかけて食べる『まごちゃ』という食べ物がある。

素朴で美味しいこんな味の食べ方も、きっと漁師町だからだろう。

南伊豆から西伊豆に向かうところどころで、山の上から遠く太平洋を見渡せる場所に出逢う。

美しい海原を見ているだけで、伊豆に来れてよかった・・・と思うのだった。

下田へ。

夕方の新幹線と伊豆急を乗り継いで、下田に向かった。

ずっとこの週末をどうするか、京都にするか、九州に飛ぶか迷っていたのだけど、コロナウイルスなどの影響もあり決められずに直前になってしまった。

下田は、僕が子供の頃から夏になると何度も訪れた思い出の場所であり、下田の海の美しさは、他の伊豆の中でも群を抜いている特別な場所。

病院の仕事を終えたKと品川駅で待ち合わせをして、『なだ万』でお弁当を買う。いつもお弁当には迷うのだけど、品川駅で買うのならば品数の多い『なだ万』がおすすめだ。

品川から熱海までは40分程度だけど、ここでゆっくりご飯を食べて、熱海から伊東、そして伊東から更に1時間半くらいかけて下田まで各駅停車で降りてゆく。

こうして冷静に見てみると、下田に行くには、踊り子号にうまく乗れなかった場合は、原宿の家からおよそ3時間半以上かかることになる。

伊豆は、近いようで遠い。でもこの遠さがあるお陰で、東京や神奈川の海にはない美しさが未だに保てているのだと思う。

下田駅に降りて、空気を吸うと、海の匂いが広がった。

ねずみを巡る戦い。その4

ベランダの植木鉢を荒らすネズミに、Kもとうとう怒り心頭で、また新しい装置を買った。

充電式で、動くものに反応して光を発する装置。前回買ったソーラー式のものは、強雨のせいか、すぐに使えなくなり全く反応しなくなった。

これでネズミにかける装置を買うのは3回目。

困り果てて先日大家さんに会った時にねずみの話を入れると、ただただ恐ろしがっていた。

大家さんが駆除に乗り出してくれると助かるんだけどな・・・。

成功している人。

早朝で横浜で撮影があった。

テレビにも出るような活躍されているクライアントの社長がとてもポジティブな方で、人が年齢を重ねていくことを肯定していて、その熱量が周りにも伝わるようなエネルギーの持ち主。

成功している人は、常に目の前の出来事を更に好転させようと、確認し合うかのように自分がついているというようなことを言うものだ。

天気が晴れそうだと、「私、もってるから」

今回のチームは、そんな「あたしもってるから。あたし晴れ女なの。」という思い込みの強い女の集まりで、僕もどちらかというとそっちのタイプなのだけど、みんなで「もってる」などと言っていると、変な宗教団体のようだと思い、一人冷静沈着な側にいようと決めている。

一陽来復。

昨夜、真夜中1150分に目覚ましをかけておいて、12時ちょうどに吉方位である西南西に向けてお札を貼った。

お札は、このところ毎年もらってきている『穴八幡宮』の『一陽来復』のお札で、いつもは12月21日に行くと長蛇の列なのだけど、今年は22日の朝にもらいに行ったら、全然並んでいなくてあっさりともらうことができた。

今年こそ、お金周りのいい年になりますように。

第4回期日。

今日は、第4回期日で裁判所に行った。

僕たちは、どのタイミングでどの原告が口火を切るか、裁判長の意表をつくか、予行演習までして裁判に臨んだのだ。

前回、意見陳述そのものに消極的だった裁判長に、いったい何が起こったのかわからないけど、急に別人になり変わったかのように今日は温和な態度になっていた。

弁護士が、意見陳述をさせていただきたいということを申し上げたら、次回はいいでしょうと、予想と違う態度の変わりように、僕もなんだか肩透かしをくらったようになった。

それでも、小野春さんと西川さんが意見陳述をさせてほしいと、直接裁判長に訴えた。

東京の裁判の判決が悪く、全国に先駆けて結果が出てしまったら、ほかの地方の裁判にも悪い影響を与えることになると、弁護士には聞いていた。

なんとしてもそれだけは避けたいのだ。

高等裁判所は、すぐに判決が出るようなので、ここは慎重に。慎重に。

ナイブズ・アウト

映画『ナイブズ・アウト』は、アガサ・クリスティーの作品を思わせる極上のサスペンス。

大富豪の小説家の死から始まり、10人の身内の中の誰が殺人犯人なのか?という推理を観客を巻き込みながら推測する素晴らしい脚本と、遺産相続を巡る醜悪な人間の欲望が生々しく描かれている。

犯人を探すというよりも、物語の先行きが全然読めない作りが本当に素晴らしい。サスペンスって映画のジャンルとしては得意ではないけど、これほど上出来だと見ている間のジリジリとくる時間と、見終わった後の爽快感が凄まじい。

⭐️ ナイブズ・アウトhttps://longride.jp/knivesout-movie/

原告会。

原告会が行われた。

2月3日は第4回期日で、裁判所に行く日なのだ。

今回、東京地裁の裁判長がどうやらこの裁判の結審に向けて収束しはじめているように感じており、焦った僕たちはなんらかの手立てはないかと知恵を出し合っている。

その中のひとつに、裁判長がもう原告の意見陳述など必要ないと感じているということがあり、我々の声に耳を傾けていただけないかと、原告自ら裁判所で声をあげようと言い出した。

第1回目の期日の後で、裁判長は小野春さんといくさんの意見陳述を、『狭雑物』と言い放ったのだった。

今回の裁判は、憲法の問題なので、ひとりひとりの意見陳述は必要ないというようなことを言ったのだ。

僕は第3回目の期日で意見陳述をしたわけだけれども、原告ひとりひとりの生きざまに、どうか耳を傾けていただきたいものだ。