僕たちがランチ営業で家にいない時に、海と空と太陽がどうしているのか心配になり、カメラをつけた。
時々暇な時にそのカメラを覗いては、彼らに話しかけたりしているのだけど、今日ふとカメラを覗くとふたりがピッタリと一緒にくっついて寝ていた。
Kとふたりで「かわいいね」と言って話していて、また少しして見たら今度は違う場所でまたふたりでピッタリくっついて寝ているのが見えた。
僕とKがいない時には、海と空はいつもふたりで過ごしているのだ。
僕たちがランチ営業で家にいない時に、海と空と太陽がどうしているのか心配になり、カメラをつけた。
時々暇な時にそのカメラを覗いては、彼らに話しかけたりしているのだけど、今日ふとカメラを覗くとふたりがピッタリと一緒にくっついて寝ていた。
Kとふたりで「かわいいね」と言って話していて、また少しして見たら今度は違う場所でまたふたりでピッタリくっついて寝ているのが見えた。
僕とKがいない時には、海と空はいつもふたりで過ごしているのだ。
5月30日は、「島内ごみゼロの日」。
宮古島の市民が1人1人ゴミ袋を持ってごみを拾うことを推奨する日。
昨年も参加したけど、今年も朝早く起きていつものドイツ村の海岸に海と空の散歩がてらゴミ拾いに出かけた。
海岸のごみは毎日毎日押し寄せてくる。
それこそ、拾っても拾ってもゴミは次から次へと漂着し続けていてこんなゴミ拾いなんかしたって無駄なんじゃないかと思う。
僕たちが拾えるゴミなんてほんのちっぽけな量で、たどり着くゴミは山のように日々押し寄せてくるのだ。
そんなことはわかっていても、僕たちはゴミをひとつでもいいからと拾っていく。
ゴミを全部拾い尽くすことはできないけど、SNSで上げることで、こんな活動もあるのかと思う人がいるだけでもいいではないか。
1年半ぶりに人間ドックに行った。
サラリーマンをしていた頃は毎年必ず健康診断をして胃カメラを飲んだりエコーを撮ったりしていた。
会社を辞めてからはついつい後回しになってしまい、前回は裁判で東京に行った時に健康診断をしたのだけど、宮古島ではしたことはなかった。
健康診断をするのはこの年になると実は少し怖くもある。今まで見落としていた何か悪いものが見つかるんじゃないかとか、実はどこかにガンを発見するのではないかとか、毎日お酒を飲み過ぎてきたのでそろそろツケが回ってくるのではないかとか考えてしまうからだ。
2丁目のゲイバーのママでその当時40代後半だったと思うけど、「もう何十年も健康診断をしていないし、絶対に行かない」と言い放っていたママがいた。
僕は「何か見つかるんだったら早い方が絶対にいいから明日にでも予約をした方がいいよ」と強く言ったことを覚えているけど、こと自分のことになると健康診断に行くのをためらう気持ちが痛いほどよくわかる。
胃カメラが本当に苦手で、今回も鼻からカメラを入れている最中にゲホゲホ吐きそうになってしまい、看護師さんに「ため息をついてください」と言われて「こんな状態でため息なんてつけないよ!」と泣きながら叫びたいところだった。
検査の結果はまだはっきりとはわあからないけど、ポリープはあるものの、それを摘んで調べると言うことなどはなかったので少し安心した。
健康が何よりの宝物だと言うことがこの年になるとしみじみわかるものだ。
宮古島の梅雨は東京の梅雨と違ってスコールが降ったかと思うと晴れて太陽が顔を覗かせたり、そうかと思うとまたスコールが降ってきたり、一日中シトシトと雨が降っているような日はあまりないということを以前書いた。
僕たちもこれで3回目の梅雨を迎えるのだけど、これが梅雨だったっけ?と時々拍子抜けしてしまうような梅雨なのだ。
時々湿度がぐっと下がって晴れている日もあるし、夜中にずっと大雨で雷がなっている日もある。
僕の家の周りは農家が多いから、こんな梅雨時は天候に相当左右されるのだと思う。
朝はまだ気温も低く海や空を連れて散歩もできるのだけど、晴れた日には夕方でも28度くらいあって散歩に連れ出しても湿気のせいか海が早めに帰ろうと言い出す始末。
僕たちはこの時期あまり無理をしないで、海や空の体調を最優先にして散歩にいくようにしている。
時々見える晴れ間は夏を感じさせることから、今年は早めに梅雨が明けそうな気がするな。
CUCINA AZZURRAのお持ち帰りランチのお店で、何度もリピートしてくださっているお客さんの中に、勝手に僕たちがセレブカップルと名付けている人たちがいる。
3回目くらいに店に来てくださった時に、「もしかして、ワンちゃんの散歩されてませんか?」と聞かれて、「あー海の散歩でお会いしてますね!」と答えたことがあった。いつもの散歩コースでジョギング中のお二人に会ったたことがあったのだ。
お二人はいつも仲良さそうで、僕たちと同じように宮古島に移住してきたのか、もしかしたら東京か長野あたりにもう一軒家を持って2拠点生活をしているのかもしれない。
「ランチがやさしくて美味しいからレストランでもやってくれたらうれしいんだけどな」
そう言われてとてもうれしかった。
レストランはできないけど、美味しいものをこれからも提供できたらいいな。
宮古島に移住して来て特に気になったことは湿気かもしれない。
逆に言えば、他には嫌なことや気になったことは一つも見つけられないくらい。
熱海に移住していた時にも湿気には驚かされたのだけど、山の中や海のそばは本当に湿気がひどいのだ。
梅雨時は本当にカビが生えやすく、皮のバッグ、靴、ベルトなどもカビが生えるし、木でできたものもカビが生えやすいし、畳だってカビが生えるのだ。
この時期、客室は毎日適度に除湿をかけたり冷房をかけたりしないと知らないうちにカビが生えていたと言うことになってしまう。
時々梅雨の時期の間でも湿気のない日もあって、そんな日はふたりで一体何が起こったんだろう?と思うくらい。
これもこれで一つの宮古島の醍醐味なんだろうけどなかなか湿気には慣れずにいる。
海辺に散歩に行くと、美しい黄色い花が咲いていた。
名前は「オオハマボウ」という花でこの時期に毎年咲いている。
蕾のころはほんの少し青みを帯びているが花は、咲き始めると大輪で黄色はほんの少しグラデーションがかかり美しい。
花が終わる頃には少し赤みを帯びて散る。
この宮古島で自然に生息している花々は、この地で咲くから美しいのだと思い、少しずつ海辺から持ち帰って家の庭で育てたりしている。
いつかオオハマボウも家の庭で咲いたらいいなあ。
いつものように早朝ふたりで海と空を連れて海辺に散歩に出かけた。
そして、いつものようにみんなが大好きな細長い岬に行き海と空のリードを放してふたりをフリーにして駆け回らせた。
ふたりは大喜びで、今日はいつもよりも興奮して追っかけっこを繰り返し、途中爆走して僕とKの間を行ったり来たりしていた。
細い道の上にいたKの方にふたりが勢いよく追っかけっこをしながら追突しそうになって走って行った時に、Kはぶつからないようにと振り向いてジャンプするように海を避けたのだけど、思いがけずスリップしたようになり上半身からほぼ顔面を打ち付けるように地面に落下してしまった。
両肘は血だらけになり右足先を打ちつけたようだけど、顔面は奇跡的にぶつかっていなかった。
その後、近くの水道で洗い流し家に帰ったところ、頭がぼーっとするといってしばらくKは眠ってしまった。
その後無事に起きてきたけど、手や足があまりにも痛くて何も作業が出来なくなってしまった。
夕方は僕がひとりで散歩に行き、Kはほとんど寝たまま過ごした。
大事に至らなかったのは本当に良かったけど、明日もし具合が悪かったら病院に連れて行こうと思う。
例年よりも遅く21日に梅雨入りした宮古島は昨夜驚くほどの雨が降った。
1時間で5月1ヶ月分の雨量だったみたいで、町はところどころ冠水して伊良部大橋は通行止めになった。
昨夜の雨は過去に記録がないほどの量だったみたいだけど、宮古島の梅雨は東京の梅雨とは違っていて一日中しとしと雨が降ると言うのではなくて、ザーッと大雨が降ったかと思うと雨が急に止んで晴れ間が見えたりする。
晴れたかと思うと忘れた頃にまたザーッと大雨が降ってきたりしてまるで東南アジアの雨季のような熱帯気候のスコールのよう。
庭は十分な雨が降ったお陰でしっとりと湿り草や木々は生命力を蓄えているのがわかる。
このたくさんの雨があるからこそ、農作物が育ち、人々が水を使うことができて夏の日照り続きの時の水を蓄えることもできるのだ。
湿度は高いし気温の高い日はまるでサウナの中にいるような気分になるけど、こんな梅雨の宮古島を移住し始めた頃よりもずっと今は好きになっている。
フランス料理のアッシ・パルマンティエが好きで、はじめて自分で作ってみた。
アッシ・パルマンティエはどちらかというとフランスの家庭料理で、日本でいう肉じゃがのようなお母さんの料理だそうだ。
アッシ・パルマンティエはミートソースの上にマッシュポテトが乗っている料理。香味野菜を炒めてから牛肉を炒めて、ワインを少し入れてアルコールを飛ばしたら僕はトマトペーストを入れて煮込んで、その上に茹でたじゃがいもにバターと牛乳と塩胡椒をしたものを載せてチーズとバターを散らしてオーブンで焼いたら完成。
じゃがいもを茹でるのに時間がかかるけど、その間ににんじんと玉ねぎをみじん切りにして炒めて牛肉を炒めればほとんど無駄なく料理が出来上がる。
赤ワインをフランスパンとほんの少しのサラダとアッシパルマンティエ。これがあれば大満足な晩ごはんになる。