JAL LGBT ALLY チャーター便。

朝4時に起きてバスタ新宿に行くと、すでに席は人で埋まりはじめていた。
6:10羽田空港発、JAL LGBT ALLY チャーター便に乗り那覇空港へ。
これは、日本初のLGBT ALLYによるチャーター便。沖縄で週末行われるイベント『ピンクドット沖縄』に絡めて、JALが実現させたのだ。
80人を越える乗客と一緒に、空の上で自由に繰り広げられるパフォーマンスとともに、夢のような時間を過ごした。
ドリアンがピンクで派手な女装で出迎えてくれて、清貴の歌があり、お弁当はレインボーのお寿司で、これが素晴らしく質が高かった。
JALの機長さんやCAのひとりひとりが、LGBTに対してそれぞれの思いを語り、ちょっとうるうるしてしまうアナウンスもあった。
こんなチャーター便が、日本でも今後どんどん増えたら楽しいだろうな。

ウイスキーボンボン。

先日食事会の席で、先輩から「ボンボン」をもらった。
口に運んだ途端、子どもの頃に食べた記憶が蘇った。
砂糖のように甘い氷砂糖の中に、仄かに甘いウイスキー味が広がる。
こんな「ウイスキーボンボン」って、昔食べたなあ…。
一掴み家に持ち帰り、Kに食べさせたら、
「何これ?何か入ってる!」と言った。
僕にとっては懐かしいボンボンも、今は売ってないのだろうな。
なんで関西では、「飴ちゃん」と、飴に、「ちゃん」をつけるのだろう?

会社での激論。

僕は、自分では温和な性格だと思っているのだけど…
仕事場においても、思ったことはハッキリという性格なので、稀に会議などで激論になることもある。
社内で撮影打ち合わせをしていたのだけど、そこで僕の5歳上くらいの上司は、自分で何もかも仕切りたい性格の人で、アイデアの発案者である僕を差し置いて、すべてひとりで突っ走ってしまい、僕をはじめ周りのスタッフがリスクや不安を感じで待ったをかける形になったのだった。
激昂した上司は1時間怒鳴りっぱなしになり、それを僕は冷静に返答し続けた。
終わった後にスタッフからは、「会社であんな言い合い、はじめて見ました。怖かった…」と言われたのだけど、『僕もこんなのはじめてだよ…」と、終わった後ヘトヘトになってしまった。
議論で意見の相違を話し合うことは、僕たち日本人にとって苦手なことだと思う。
でも、そうだからと言って何も言わずに我慢していると、力が強かったり声の大きい人の言うなりになってしまうものだ。
残りの会社人生を考えてみても、失うものなどないと思える僕にとっては、自分の思うことをハッキリと言って話し合ったことは、疲弊することだったけどよかったと思えた。

豚○商店 AISHI 新宿店

豚刺し(生ではない)

サムギョプサル

メンチかつ

食べログなどでは評価されていないけど、意外と普通に入ってなかなかよかったと思えるお店が実はザラにある。
新宿三丁目にある『豚○商店 AISHI 新宿店』はそんな店。
新宿三丁目にはお店がひしめいているけど、いつも行くお店は同じ店ばかりになってしまうものだ。
時々こうして食べログなどのレストラン評価を無視して入ってみると、意外とよかったと思えることもある。
『豚○商店 AISHI 新宿店』は、普通の居酒屋のようになんでもありますというスタイルではないけど、豚肉にこだわったメニュー構成に好感が持て、豚肉特有の旨味を感じることが出来る。
値段が手頃なことも、この手の居酒屋では重要なポイント。
⭐️豚○商店 AISHI 新宿店
03-3353-5111
東京都新宿区新宿3-11-9 花菱ビル B1F
https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13164694/

原宿を歩いていたら、急にKが叫んだ。
「あ!ただしくんと、Kちゃんみたい!」
上を見上げると、ラフォーレ原宿の広告が。
「どっちがKちゃん?」
と聞くと、
「ただしくんの脚に捕まってる方」
と、即答した。

アニメ化30周年記念企画ちびまる子ちゃん展

ちびまる子ちゃんが好きな僕とKは、日曜日に松屋銀座で行われている『アニメ化30周年記念企画ちびまる子ちゃん展』を見に行った。
場内ものすごい人だったのだけど、今は亡き、さくらももこさんが描いた原画や、直筆の文字などを見ながら、キャラクターの一人ひとりをどうやって性格づけたのだろう・・・?などと考えながら、ゆっくりと展示を見ることができた。
実際にさくらももこさんの生い立ちの中でいた人物が誰であるとか、子どもたちの顔の大きさや身長など、細かく設定されていることに感心した。
改めて、さくらももこさんは、この時代に生きた天才のひとりだったのだと思ったのだ。
⭐️アニメ化30周年記念企画ちびまる子ちゃん展http://www.matsuya.com/m_ginza/exhib_gal/details/20190808_chibimaruko_8es.html

ディリリとパリの時間旅行

フランスのアニメーション作家ミッシェル・オスロによる『ディリリとパリの時間旅行』は、実写のパリの写真にアニメーションを重ねた、あまり日本のアニメーションでは見たことのない不思議な絵だった。
時代は19世紀末ベルエポックの頃。パリの街には天才が集団で現れていて、次から次へと天才たちが出てくる。物語は、ニューカレドニアからパリにやってきたディリリという少女の視点で語られていくのだけど、描かれる内容が実にシュールで、他文化との違い・異人種との違い・人種差別・女性蔑視・男性優位社会など、現在の世界が抱える問題ばかりだ。
ニューカレドニアからやって来た黒人のディリリが、パリにいて逆にパリの人をどう見ているのかという視点や、彼女が一番礼儀正しくまっとうな視点を持っているところが興味深い。
パリの美しい街並みや、何気ない風景が見ていて飽きることがない。
天才たちが次々に出てくるところが僕は面白かったのだけど、そんなことに興味のないKは、隣で安らかな眠りについていた。
⭐️ディリリとパリの時間旅行https://child-film.com/dilili/

ロケットマン

エルトン・ジョンの自伝映画『ロケットマン』。ずっと楽しみにしていたので公開初日に観に行った。
タロン・エガートン演じるエルトン・ジョンは、最初少し「わざとらしいかな・・・」とも思ったけど、観ているうちに気にならなくなり、ミュージカル仕立てにしているところも彼の歌のうまさと相まって素晴らしい仕上がりとなっていた。
僕は学生の頃から、エルトン・ジョンのファンであったが、僕の知る限り、エルトン・ジョンがきちんとカミングアウトをしたのは、かなり後になってからだ。
エルトン・ジョンといえば、『バーニー・トーピン』と言われるほど、類い稀な作詞の才能を持つバーニー・トーピンとの、長きに渡る確かな友情が丁寧に描かれている。
恋愛に翻弄されながら、どんなに成功を収め続けても満たされることのなかったエルトンの心の内を、見ている観客は想像することができる。
この映画は、カミングアウトすることが長いことできなかった彼の生い立ち、愛情に薄く自分勝手な父親や、ろくでもない母親を見ながら、ただ、愛されることだけを求めていたひとりのゲイの物語。
フレディ・マーキュリーの自伝映画『ボヘミアン・ラプソディ』と同じ監督だけど、本作は素晴らしい出来栄えだと思う。ぜひ、劇場で!
⭐️ロケットマンhttps://rocketman.jp

朝、目が覚めた時に。

ベッドの中で朝、目が覚めた時には、しばらく起き上がることなく隣のKとじゃれあっている。
じゃれあっていると言っても、エッチな方ではなく、子どもがじゃれあっているような感じだろうか。
髪の毛を触ったり、うなじを撫でてみたり、まくれあがった背中を触ったりしながら、しばらく時間を過ごす。
僕がたいてい朝方眠りにつくのでKが先に起きて、僕が後に起きるのだけど、目覚めるとKが僕が起きたのを察知してから、キスをしてくる。
キスはちょうど、お母さんが子どもにするような、おでこやほっぺたなんかなのだけど、その時に思うのだ。
今の現実がどうであれ、この世界において、自分が誰かに愛されているのだと。

Puja プージャー

空芯菜のコロッケ

ニシンに似た魚の蒸し物

エビのカレー

会社の仲間たちと、町屋のベンガル料理屋さんに行った。
町屋で降りたのは、人生ではじめて。
下町と呼ばれる荒川区にある町屋から歩いて6分くらい。マンションの地下にその店はある。ドアにはいきなり、「ナンはありません」という貼り紙が。
ベンガル地方というのは、インドの北の上の方で、隣のバングラデッシュ側とまたがってベンガル地方はある。ちょうど、スペインとフランスをまたいでいるバスク地方のようなものだろうか?それでいて、ベンガル語も左右では違っているというから面白い。
お料理はとてもシンプルなものばかり。
トマトとパクチーのサラダに香辛料が香り、空芯菜のコロッケは、しみじみとお酒が進むスパイシーさ。ケシの実のつくねのようなものは、濃厚なのでみんなで分け合うといいかもしれない。
ニシンに似たベンガルの宝と言われる魚は、たっぷりのマスタードに葉っぱに包まれて蒸されて出される。
どれも、今まで食べたことのない味わいで、まるで旅行をしているような楽しい一夜だった。
⭐️

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