宮古島は小さな島なのに、2年生活していても未だに言っていない場所は沢山ある。
川満漁港は前にも海を連れて散歩したことがあるけど、干潟になっていて人気のない静かな漁港だ。
海と空は新しい場所の匂いを嗅いで大喜びしている。
この辺りは所々にマングローブも生えていて外側の海とは生態系が違っているのがわかる。
漁港でおばあが海の中から何かを取っているので何かと聞くと、「アーサーだよ」とのこと。
「アーサーは今から4月くらいまでだから」
そういえば、市場でも生のアーサーはいつまでもあるわけではなく、4月までだったのだ。これを冷凍しておくと乾燥のアーサーよりも香りt赤く美味しい。
宮古島のおばあはゆっくりとしていて本当にかわいい。
人生でこんなにのんびりとした場所に住むことになるとは思いもしなかったな。