家の契約。

ようやく家の契約が行われた。

家の契約とは、売主と買主がお互いに様々な条件で合意に至り、売買をするにあたり契約をすること。

そのために「契約書」と「重要事項説明書」を取り交わし、それで問題がなければ手付金をお支払いして契約に至る。

残額を支払うまでに途中契約を解除する場合は、売主が申し出た場合は、受け取った手付金の倍額を買主に支払わなければならず、買主が申し出た場合は手付金を放棄しなければならない。

なので、契約までくると、なかなか途中で破棄することも難しくなってくるわけだ。

東京で家やマンションを買うならば、僕のような面倒は起こらなかったと思う。

下水がないから、浄化槽を工事して取り付けないといけない。浄化槽は広さと宿泊施設用の計算をして12人槽以上でなければならない・・・とか、周りの農地を含めるためには、農地を他社に住宅地として転用する許可を取らなければならない・・・・とか、登記のない建物は、きちんと登記を済ませてからお譲りいただきたい・・・とか・・・

今まで考えたこともなかったような心配事が次から次へと起こってきて、途中何度もどうなるんだろう?と思うことがあった。

契約書に署名する時は、必ずその場で言われるままに署名せずに、事前に書類を送ってもらってよくよく読んで理解してから契約に進んだほうが良い。

不動産屋さんはその場で読んでその流れで契約させて手間を省こうとするけど、不利な条件が難しい字で書かれていた場合、読み飛ばしてしまうこともあるからだ。

初めてお会いした売主さんは75歳くらい。僕の母より少し下で、公務員をやられていたようでとてもお若くて元気な方だった。

僕を見るなり、「あらあ・・・とってもお若くて・・・ハンサムな方なのね・・・うちの子と全然違う・・・」などと言うので笑ってしまった。

これでまた一歩、宮古島が近づいた。

帰りの飛行機から見た模型のような東京

宮古島へ。

伊勢から帰って、次の朝はそのまま宮古島に飛んだ。

島の駅みやこの宮古そば

9月には家を購入しようと不動産屋さんを周り、毎日様々なサイトをチェックして、一度は良さそうな物件にたどり着いたものの、先に予約を入れていた人に持っていかれ意気消沈した。

その後、毎日毎日サイトを彷徨い、前から予算オーバーで諦めていた家にダメもとで値下げ交渉をし、ようやくたどり着いたこの家も、色々な問題が発覚したもののようやく明日契約を迎えようとしている。

今日はまた新しいリフォーム業者さんとの打ち合わせ。これで3社目になるリフォーム業社さん。前の2社は見積もりをお願いしたにも関わらず四週間経ってもなんの連絡も来ず、「これが宮古島の洗礼か・・・」と思いながらも別の業者を当たることにしたのだ。

今日打ち合わせに現れたおじさんはアナログタイプでせっかちな人。でも、返信というか、折り返しの電話が早いので安心できるのだ。

今からお願いをして、1月末の引っ越しまでに間に合うのだろうか・・・。ちょっと心配。

伊勢へ。

海のファミリー会の後は、伊勢志摩を目指し、今年の春にも宿泊した「旬香」という宿に泊まった。
「旬香」は海のそばにあり、ドッグランがあり、食堂にもワンちゃんと一緒に行ける。そして何より、ワンちゃんと一緒に入れるお風呂もある宿。

こんな宿に泊まるたびに、そのホスピタリティーに感動し、自分たちの宿もワンちゃんに対してこんなことできるだろうか?と思ってしまう。

紅葉真っ盛りの伊勢神宮でお参りをする。


前回伊勢神宮に来てからそこまで時間は経っていないものの、しばらく来られないと思いお札とお守りをいただく。

その後、伊勢神宮の近くにある「猿田彦神社」に初めて行ってみた。

「猿田彦神社」は、芸能の神様だそうで、多くの芸能人や著名人も訪れると聞いていた。それと、事業など新しいことを始める時にお参りすると良いと聞いていたので、僕とKの新しい船出が無事にいくように願って訪れてみた。

新しい人生に、新しい風が吹きますように。

海のファミリー会。

宮古島に移住してしまったら、海もきょうだいたちには会えなくなってしまうので、最後にみんなに会っておこうと、三重県のドッグランで行われるファミリー会に参加した。

熱海から三重県までは4時間以上かかるので、7時半に家を出て、途中ドッグランで休憩しつつ、休み休み13時のスタートには間に合った。

参加したワンチャンは、全部で24頭。海とつながりのあるスタンプーが多いけど、そうでないドゥードゥルも数頭いる。

海が会ったことのあるワンチャンは皆無で、海だけ初めましてな感じ。関西の人たちは定期的にみんなでドッグランで集まっているようで、皆顔馴染みの感じ。

僕が受付を済ませていると、そばで海の鳴き声が鳴り響いた。どうしたのかと見ると、Kがリードを握っていた海にいきなり後ろから茶色いスタンプーがい海に噛み付いたのだった。

海が泣き叫んでいるににその犬は離さず、僕も頭に来て「なんだよこの犬!」と叫んで飼い主を探した。

やっと海を離したその犬は、どうやら去勢をしていない犬のようで、他の犬には何もしないのだけど、去勢をしない犬に対しては攻撃してくるとのこと。僕は頭に来て、「そんな他の犬を噛み付くような犬はドッグランに連れてきちゃダメでしょ」と飼い主に言ったのだった。

海はいきなり変な犬に噛み付かれて臆病になってしまったようだけど、その後は楽しそうに色々な犬のそばに行っては楽しそうに走り回っていた。

僕たち以外にも、犬同士所々で衝突はあったようだけど、全体としては楽しい集まりになった。


犬の集まりは、同じく飼い主さんの集まりでもある。飼い主さんの意識はそのまま犬にも反映されている。

雑でいい加減な飼い主さんのワンちゃんは、やっぱり雑でいい加減なワンちゃんなのだ。

我が家の紅葉。

熱海の我が家も、ゆっくりと朝晩の気温が下がってきたようで、紅葉が進み始めた。

この時期は1日1日目に見えて進んでいくので、昨日とは違った色に進化しているのがわかる。

あんなに緑色で美しかったもみじは、黄色からオレンジ、そして真紅へと染まる。

海の散歩をしながら近所の山々や樹々の紅葉を見ていると、日本の秋はなんて美しいのだろうと思う。

花が咲いているのわけではないのに、葉の色の変化に驚かされるなんて。


散歩を終えて、我が家に帰ってきて見上げたもみじの紅葉は、溜息が出るほど美しい。

今日という日が一番新しく、鮮やかな劇場なのだ。

用を足すときの犬。

犬を飼っている人ならわかるだろうけど、犬はう○ちをする時に、そのヘンテコな体勢のまま飼い主の目をじっと見るものだ。

これは、「俺は大事な用を足しているから見ててね」なのか、「今、う○ちをしてるから敵が来ないように見張っててね」なのかもしれないけど、本当のところはわからない。

でもその切羽詰まった真剣な眼差しを見ると、可愛くて笑ってしまうことがある。

写真は、ドッグランで駆け回って草が顔中についたままようを足している海。

どこか間抜けで野生児なところがたまらなく愛しい。

ヤドリギ

いつものように近所を海と散歩しているときに、木を見上げたら「ヤドリギ」を見つけた。

ヤドリギは、夏にも自生しているようだけど、夏の間は葉っぱがあるからなかなか見つけにくいようだ。

ヨーロッパでは昔から、「永遠を象徴する樹」とされて、クリスマスの時に飾られる習慣があったとのこと。

遠くてわかりにくいけど、ヤドリギは緑色をしていて、白銀の世界の中で緑色の球体はとても美しく見えるのだそう。

このヤドリギは山に生えている木に寄生しているのだけど、あまりにも高くて取れそうにないな。

でも、家にあったらそのフォルムだけでとても美しいのだろうと思う。

キッチン樹樹

熱海の市役所がある辺りは、実は古くからの商店街もあり熱海の中心街になっている。

郵便局もあるし、昔からある豆腐屋さんや麺屋さん、鰹節屋さん、地元民が愛する魚屋さん「中島水産」もあるし、「K’sメディカル」というビル内は様々な病院が集結していて、診察券一つでどの病院でも診察できたり、大型スーパーのマックスバリューもある。

この熱海市役所前のバス停のそばに、「キッチン樹樹」という店があり、いつでも地元の人でごった返しているのを見かけていて、いつか入ってみようと思っていた。

今日は海を湯河原のドッグランで走らせた後、トリミングに預けたのでランチは久しぶりにKと二人で外食となり「キッチン樹樹」を訪れた。

やさしいボーダーコリーと仲良く遊ぶ海

お店はフランス料理店で働いていた熱海出身のご主人がはじめたようで、店のモットーは「化学調味料は使わない、安心・安全な料理」。メインの料理以外にも小鉢がいくつかついていて栄養のバランスが考えられているのだとか。
ルッコラのスパゲッティ

ロースカツ定食

僕の頼んだ「ルッコラのスパゲッティ」に味噌汁や砂肝の煮物がついていて更にパンもあったのには少し戸惑ったのだけど、こんな地元民に愛されるお店がこれからも長く続いて欲しいと思ったのだった。

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いいふうふの日。

「Marriage For All Japan 結婚の自由をすべての人に」が11月22日を「いいふうふの日」と銘打ってキャンペーンを行っていて、今年は僕もお手伝いさせていただいた。

昨年はビデオを制作したようだけど、今年はイラストレーターや作家にお願いして「いいふうふ」に因んだイラストレーションを描いてもらい展示するという企画。

11月22日が男女のカップルだけではなく、すべてのカップルのお祝いになりますように。

原宿の交差点にある東急プラザで展示を12月末まで行っているので、近くにいかれた方はチェックしてみてください。チャリティーTシャツも販売しています!
⭐️いいふうふの日https://www.marriageforall.jp/iifufu2021/

花火に怯える海。

小さな頃は気付いていなかったのかも知れないけど、1歳を過ぎてより警戒心が強くなってきたのか、海が外の大きな音に反応することが多くなった。

僕たちの暮らす熱海は花火大会があって、昨年はコロナの影響で花火大会自体が限られていたためかあまり海も反応していなかったのだけど、今年は土砂災害のニュースが落ち着いた後に花火大会がかなり頻繁に行われるようになった。

僕たちの家は熱海の海からはかなり離れているのだけど、それでも花火が上がる夜はその大きな音でわかるものだ。

海はこの花火の巨大な音が苦手のようで、鳴くことはないものの尻尾は下にうな垂れて、全身で小刻みに震えているのがわかる。

今日も8時過ぎに花火が始まるのがわかっていたので、早めに寝室に行き、ベッドの上で海をさすりながら花火が始まるのを待った。

やがて花火が始めると、大きな音が響き渡った。海は驚いて物凄い寒いように全身で震え出した。

僕たちは「大丈夫だよ。海。一緒にここにいるから大丈夫」と言いながら、震え続ける海を二人で挟んでしっかりと海の身体を抱きしめた。

花火の音の鳴る中3人でベッドで抱き合いながら、なんて幸せなんだろうと思ったのだった。