ブラジルの水彩画

『ブラジルの水彩画』という曲のことを、以前も一度ここに書いた。http://jingumae.petit.cc/banana/1697603
以前ここに書いた『ブラジルの水彩画』は、ジョアン・ジルベルト、カエターノ・ヴェローソ、ジルベルト・ジルの3人による豪華なかけあわせ。https://youtu.be/-ID-7RyRAHQ
ここにあげるバージョンは、大好きなエリス・レジーナによるもので、『ブラジルの水彩画』と40年代のサンバである『nega do Cabelo Duro 硬い髪の黒人女性』のミックス。⭐️Aquarela do Brazil-Nega do Cabelo Durohttps://youtu.be/V-S1hbRrHmg
暑くなってくると、なぜかボサノヴァが聴きたくなる。ポルトガル語の美しさもさることながら、エリス・レジーナのこの余裕というか、天性の間は、他の誰にも作り出せないものだなあと思う。

ひつじや 四谷三丁目

ひつじのレアステーキ

マトン・アサド

チュニジア餃子

時々、無性にどこか外国に、今すぐ行きたくなりませんか?
そんな時、四谷三丁目の『ひつじや』に行けば、いきなりどこだかわからない国に行けるのです。
店内に入ると、真っ黒な肌の店員さんの真っ白な目が飛び込んでくる。中には闇に溶け込みそうなほど漆黒の肌の店員さんもいる。
「ここはどこ?」
運ばれてくるメニューを見ていると、なんだか食べたことのない料理ばかり並んでいる。
ひつじのレアステーキ?
羊の脳みそのカレー?
ケイジャンチキン?
キーママタールカレー?
モンゴルのシュウマイ?
チュニジアの餃子?
ワインも世界中の不思議な国から取り寄せてある。
モロッコ、チュニジア、ジョージア…でもどれも安価で美味しい。
運ばれてくる料理は一風変わっているものの、どれも美味しい。
コスパに優れ、どこか行ったことのない国々の料理を食べながら、まだ見ぬモロッコやチュニジアへ想いを馳せる。
今度また、誰かを連れてきてびっくりさせたくなるような素晴らしいレストラン。
⭐︎ひつじや 四谷三丁目店
03-5357-7920
東京都新宿区四谷3-13-24 ミズキビル 2F
https://tabelog.com/tokyo/A1309/A130903/13150608/

同性婚訴訟:7月8日第2回口頭弁論に向けて。

同性婚訴訟が始まって、第1回口頭弁論があり、今度は7月8日午後3時に、第2回目の口頭弁論がある。
この日もこちらとしては意見陳述を予定していたのだけれども、裁判長が、「‪7月8日‬の第2回期日では、原告の意見陳述を認めない」と言い出したようだ。
しかし、この裁判は、法律上婚姻できないことがどれほど深刻なことなのか、どれほど人の尊厳を傷つけるのかということが理解されて初めて判断できるのではないかと弁護団は考え、第2回目の口頭弁論でも、意見陳述が最悪できないにせよ、こちらとしては出来るように用意をしておこうと判断した。
そこでなぜか、「ただしさん、次回の意見陳述お願い出来ませんか?」と弁護士から連絡があり、たとえ裁判所で意見陳述が出来なかったにせよ、書類を作り送り、準備は整えないといけないということで、僕が書くことになった。
僕とKは、「僕たち捨て駒にされるのかね…かわいそう…ただしくん」などと笑っていたのだけど、昨日の競合作業も一段落したので、一気に意見陳述を書き始めた。
第一回目の意見陳述では、僕は他のふたりの原告の意見陳述を聞きながらとめどなく涙を流していたのだけど、僕には彼らのような、命がけの意見陳述はどうやら書けそうにない。
まあなんとか、僕らしい意見陳述を書くしかないかなと、気合いを入れて書き始めた。
また、7月8日以降に、公開しますね。

Coulis

トリュフ入りスープ

サザエの下にパスタがある

蓋になっていた紙を焼いて香りを楽しみながら食べる

今年に入って女性のG先輩が、胃カメラによって食道がんであることがわかり、その後すぐに内視鏡手術をし、様子を見たあとに2ヶ月間化学療法をするので会社を休んでいた。
僕が入社以来とてもお世話になった先輩で、自ら僕に知らせてくれたのだけど、その2ヶ月間いったいどんな様子なのかわからずに、お見舞いのお菓子を送ったりしていた。
その後、GW開けに退院して現場に復帰されたので、昔側にいた4人で新富町で食事会をした。
レストランに現れたGさんは、いつもと変わらず髪の毛もフサフサしていたし、癌が見つかった時はラッキーなことにとても小さかったと話していた。
転移を考えて、食道を全摘するか、化学療法をするか、二者択一を迫られたようだけど、まずは食道を残して化学療法で様子をみることを決断したらしい。
今やふたりにひとりは癌になる時代。身近な人にもどんどん増えて来ているのだけど、わからないことだらけの病気の治療法も、結局は選択をするのは本人なのだろう。
昔のようにみんなで囲む食卓は、とても楽しく、元気に復帰された先輩の笑顔が輝いていた。
新富町のイタリアン『クーリ』は、新しい食材にチャレンジしているかわいいイタリアン。コスパに優れ、店員さんが皆若くかわいい…笑。
⭐️Coulishttp://coulis23.com/

ヨゴロウ

チキンとほうれん草のカレー

トマトとチーズのカレー

家の周りには、なぜか評判のカレー屋さんがいくつかあって、有名なお店『MOKUBAZA』などは昼も夜も行列が出来ている。
そんな中でも僕とKのお気に入りは、神宮前二丁目商店街にある『ヨゴロウ』。
狭い店内のため、お昼時は並ぶこともしょっちゅうだけど、カレーのためかすぐに前の人も食べ終わり座ることが出来る。
ポークカレーがなぜか人気で、大抵すぐに売り切れてしまうのだけど、チキンカレーもトマトとチーズのカレーもキーマカレーも、どれも皆びっくりするくらい美味しい。
ここのカレー、どこの国のカレーなのかもわからないけど、一品一品注文が入ってから熱々に出されるカレーは、コクがあり手間がかかっているのがわかる。
僕が好きなのは、チキンのほうれん草カレー。半熟玉子をトッピングすると、玉子の旨味がカレーを一段アップしてくれる。
Kはいつも幸せそうに、トマトとチーズのカレーの大盛りを頬張っている。
⭐️ヨゴロウ
03-3746-9914
東京都渋谷区神宮前2-20-10 小松ビル 1F
https://tabelog.com/tokyo/A1306/A130601/13076645/

ドナルド・トランプ

こんな、まるで映画を見ているような酷い男が、世界一の大国の大統領になっているなんて、世界中の誰もが信じられない気持ちでいることだろうと思う。
それなのに、ドナルド・トランプに、なぜだか他人とは思えない親しみを感じるのはなぜだろう?
僕の会社に普通にゴロゴロいそうな感じがするからかもしれないし、親戚のおじさんに似ているからかもしれない。
それと最近気がついたのだけど、僕が前に10年間付き合っていた人に、何かがそっくりなのだ。
腹の出た体型とか、背の高いところとか、言いたいことを周りを気にせずにすぐに口に出すところとか…。
今回の来日で、改めてドナルド・トランプの映像を見ながら、昔付き合ったNのことを思い出した。
写真は、昨年ニューヨークからサンフランシスコに向かう空港で見かけたチョコレート。醜悪だなぁと思い写真を撮り、アメリカ人の友人に送ると、『恐ろしい!』というコメントが来た。笑

ベン・イズ・バック

19歳の息子ベンがクリスマスの前の日に家に帰って来るところから物語は始まる。
薬物依存症になってしまったベンは、長い間療養施設に入っているのだった。
息子への愛情から、母(ジュリア・ロバーツ)は1日だけ家に置いてクリスマスを過ごすことを許可するのだけど、ベンが戻って来ていることを悪友たちに知られてしまう…。
大好きなジュリア・ロバーツの主演作とくれば、たとえ評判がどうであれ見てみたいと思ったのだ。
そして結果から書くと、本作のジュリア・ロバーツは、素晴らしい演技だった。
『プリティ・ウーマン』から28年も経ち、51歳になったジュリアは、皺も増え、やつれて髪の毛も染めて艶もなくなり年をとったなぁと思う。
でも、そんなやつれた母親役をやれるジュリアを、美しいと思う。
ジュリアの、真剣でこぼれ落ちそうな綺麗な瞳を見るたびに、ほんとうに素晴らしい女優だなぁと思う。
ルーカス・ヘッジズも好演で、ポロポロと泣いてしまった。
一寸先の見えない、サスペンスとしても楽しめる映画。
⭐️ベン・イズ・バックhttps://benisback.jp/sp/

27歳は、34歳へ。

僕がはじめて大分を訪れてKに会った時、Kは27歳で運動はしているもののスリムだった。
あれから7年が経ち、Kも僕との東京での暮らしの中で年をとり、今では34歳。
身体つきも変わり、マメにゴールドジムには行っているものの、筋肉も余分な肉もついてきたようだ。
自称176センチ(多分178くらいある)67キロくらいだった体重も、今では80キロを越えてきた。
30代半ばともなれば、代謝が変わり、20代の頃のようには身体を維持することはできなくなってくるものだ。
K「ただしくん、Kちゃんはこれからダイエットするからね。ただしくんのせいで太ってきちゃったから」
僕「俺のせいじゃなくて、代謝が変わったんだよ。それに、いつもご飯作ると喜んで1人で2人分くらい食べるからね…」
K「ふたりで一緒にダイエットする?」
僕「俺はいいよ。太ってないし、マッチョだから」
K「ぽっちゃりです」
若い頃はあんなにかわいかったKも、当たり前のことだけど年を重ねていくうちに太ったり、ハゲたりしてくるのだろう。
たとえそうなっていくとしても、そんなKのことを、昔出会った時よりも、もっとずっと好きでいられると思う。
ふたりで年を重ねるということは、そういうことだ。

会社への、同性パートナーの届け出。

今年の4月から、僕の会社でも同性パートナーの届け出ができるようになった。
届け出には、自治体の証明書、もしくは、証人2人の署名と捺印が必要になるのだけど、この届け出を提出することによって、実はたくさんの権利が認められることがわかった。
◎各種休暇
結婚休暇、妻(パートナー)の出産休暇、服喪休暇、赴任休暇(家族同伴の場合)、看護休暇、未就学児童看護休暇、介護休暇。
◎育児・介護関連制度
育児・介護休業、育児・介護勤務、育児・介護による時差出勤、育児・介護のための時間外・休日勤務の免除、育児・介護のための時間外勤務の制限、育児・介護のための深夜勤務の制限、育児・介護事由の在宅勤務。
◎福利厚生
会社が契約している福利厚生施設の利用、会社主催の行事、結婚挙式(国内)の祝電、弔電(パートナーのみ)※慶弔金は対象ではありません。
こうして見てみると、僕たちにはずっとないものとして考えることもなかった様々な優遇制度が、会社ではたくさんあったのがわかる。僕たちはずっと自分のパートナーを隠し続け、他の人にとっては当たり前のこういった制度を、まったく利用できずにいたのだ。
時代はゆっくりと、しかし確かな方向へと動いているのだ。

『OUT IN JAPAN』:沖縄・金沢 撮影会のお知らせ

2015年にスタートしたLGBTカミングアウトフォトプロジェクト『OUT IN JAPAN』が、いよいよ2000人を迎えそうだ。
先月の東京レインボープライドでの撮影会の後、今年は、8月31日(土)の沖縄での『ピンクドット』に合わせた撮影会があり、金沢では21世紀美術館での展示会に合わせ、9月7日(土)に撮影会が行われる。
カメラマンは、レスリー・キー氏。
この撮影会も、今のところ国内ではこの2回を残すのみとなっているので、まだ出たいと思う気持ちがありながら撮影されていない方は、
沖縄か金沢にいらしてください!
僕も両方の撮影会で、お手伝いをしています!
⭐️OUT IN JAPAN KANAZAWA,OKINAWAhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000031.000019571.html