台風の行方

台風がどれほど大きいのかわからないけど、今から備えておかないとと思う。

お客さんは2室とも1日のチェックアウトなのだけど、明日は飛行機は全部飛ばないことになった。

本来ならば31日の今日中に飛行機を変更して帰るという選択があったのだけど、2組とも台風もすぐに行くだろうと括っているようだ。

今日までは確かに風は強いものの、天候にも恵まれて宮古島の夏を満喫できたと思う。

それでも気になるのは自転車のように遅々とした台風の速度と進路。

どうやらこのままだと数日間台風の影響は避けられないように思われる。

(写真は今日の庭。まだまだ台風なんて来そうにない)

キャンセル

台風の発生により、数日前から予約をしてくださっていたお客様からお電話やメールをいただいていた。

「台風の進路が危ないので、今回はキャンセルになりそうです」

宿はちょうど1日から1週間くらいで連泊ご予定のお客様が2組いらっしゃったのだけど、結局2組ともキャンセルになった。

全額返金しなければならず、数十万円というお金がキャンセルのために入らないことになった。

観光業は天候によってこれほど左右されるのだということを身をもって知った。

それでも、無理をして台風の中こられても、こちらでは対応が十分にできなかっただろうから、結果的にはよかったのだと思う。

台風が憎い気持ちもあるけど、今は何事もなく過ぎ去ってくれることを祈るのみ。

(写真は台風前の今日の庭。花がたくさん咲いている)

子ども連れのご家族。

本格的な夏休みに突入したこともあり、宿は連日子ども連れのお客さんで賑わっている。

僕たちは自分で子どもを育てたことはないので、毎回ゲストに子どもや幼児の表記があると慎重に確認する。

幼児のためのご飯は提供できないとしているものの、大人や小学生が食べる時に一緒に食べられるものは提供できないかと思う。

子どもはどれくらい大きくて、朝ごはんは大人と同じもので良いのか?

子ども用の甘いジュースや甘いおかずを用意した方が良いのか。

考えることはたくさんあって、十分な用意ができないまま子どもの夏休みに突入してしまった。

子ども連れは外食もあまりしたくないという家族もいて、今回のゲストは2日間連続で夜食を作ることになった。

初日に夜食をお出ししたらとても美味しかったと言われて僕たちもたいへんうれしかった。

子どもたちの夏休みが思い出深いものになるように僕たちなりにできることをするつもりだ。

空の成長。

空が生まれてから25日が経過した。

その間、ブリーダーさんからは何度も何度も空の映像や写真が送られてきていた。

「空が来ても、海を最優先にしないとね」

「太陽が攻撃しなければいいけど・・・」

「ケージの置き場所はどうしようか?」

空が実際にやってくる日に向けて、僕たちも本腰を入れて準備をしないといけない。

それに、海がやってきて3ヶ月4ヶ月の頃は、僕たちも育児ノイローゼのようになっていたことがあったのだ。

今となってはずいぶん昔で、あの頃の大変さもすっかり忘れてしまっているけど、きっと同じようにあの甘噛み攻撃やおしっこ、夜泣きなど、たくさんの問題が待っているのだと思う。

どうか健康で育ってくれますように。

空を迎えに行くために。

9月21日に空を迎えに関西空港に行くことにした。

行きはJALで乗り継ぎ便を手配して、帰りはANAde直行便で空を預けて帰ってくることに。

奈良県に住むブリーダーさんには関西空港まで空を連れて来てもらい、チェックインするつもり。

犬は貨物と一緒に預けられるので、時々飛行機の中に入れられるまでに外に出された状態が続くことがあるようだ。

夏場は高温になるため、数時間かけて飛行機から出てきた時に暑さにやられて死んでしまうケースも過去にはいくつも発生している。

そのため、今回も暑い盛夏を避けて、秋の彼岸近くに飛行機に載せるように計画したのだった。

クレーとには保冷剤を書いてくれるサービスもあるのだけど、そんな保冷剤なんて30分くらいで溶けてしまうのではないだろうか?

とにかく、無事に宮古島まで小さな空がたどり着けるように、最新の注意を払おうと思っている。

暮らすように旅はしない。

時々宿のコピーで見かけるのが、「暮らすように旅をする」という言葉。

でも僕は旅をする時に、「旅行で暮らしを味わいたい」とは思わないようだ。

旅行はあくまでも旅行であって、日常の暮らしや生活からはかけ離れていて欲しいと思う。

AZZURRAの部屋をデザインする時に、いろいろなところで選択を迫られた。

例えば、洗濯機と乾燥機を部屋ごとに設置するか。キッチンのコンロはどうするか。

色々悩んだ挙句、洗濯機と乾燥機は共用スペースに1台取り付けて使いたい人月変えればいいかということにした。

キッチンもミニマムにして、1口のIHにした。本格的に料理をしたいという人がいないわけではないだろうけど、2口のガスコンロをつける気にはならなかったのだ。

結局そうしたことで今のところよかったと思っている。

僕は暮らすように旅はしない。

旅は非日常であって欲しい。

ドラゴンフルーツ。

ドラゴンフルーツをたまに買ってきては食べてみる。

ドラゴンフルーツには中身が白いものと紫色のものがあって、紫色の方がほんの少し甘味が感じられる。

ドラゴンフルーツはマンゴーのようなわかりやすい甘味はない。

どちらかというと味のないパパイヤのような感じだろうか。

このままフルーツとして食べるというよりも、野菜と合わせてサラダにするのが一番いい食べ方なのかもしれない。

そんなことを毎回話ながら、僕たちはドラゴンフルーツをそのまま食べ続けている。

なんというか、フルーツと野菜が一緒になっているサラダがあまり好きではないからかもしれない。

あまり甘くはないけど、すっきりとしていてこれはこれで僕たちは美味しいと思っている。

家族はいつも一緒。

お客さんの滞在が結構続いていて、僕たちも完全な休みがなく毎日過ごしている。

それでもお客さんが出かけた後、ふとランチをとった後なんかに自由な時間がおとずれることがある。

たいてい僕たちは疲れてしまって眠くなって昼寝をしてしまうのだけど、昼寝をする時も海と太陽は僕たちにくっついて眠っている。

そんな姿を見ながら、しみじみと幸福だと感じるのだ。

またしても、知ってるお客さん・・・

夕方お客さんが到着されたので出迎えると、昔よく一緒に仕事をしていたカメラマンだった。

「あ!Sさん!」向こうは予約した時はわからなかったようで、その後インスタなどをみているうちにこれは自分の知っている人ではないかとほぼ気付いていたようだった。

「海外に旅行に行くつもりが、娘が熱を出しちゃって急遽キャンセルしたんです・・・そして半分戻ってきたお金で慌てて宮古島を予約したんです」

こんな偶然てあるのだろうか?

数日前に予約が入ったのだけど、まさか自分の知っている人だとは思いもしなかった。

二人の娘さんと奥さんと一緒の家族旅行は、にぎやかでとても幸せそうに見えた。

眠り姫。

空が生まれて2週間以上経ったようだ。

時々ブリーダーさんから空の映像が送られてきて、そのあどけない姿を見ながら空の成長具合を確かめている。

このところ立て続けに送られてくる空の映像は、なぜか眠ってばかり。

「空ちゃんは本当によく眠るんですよ・・・眠り姫ですね」

のんびりとしてよく眠る空を、映像をみながら「かわいいなあ・・・」とKと二人で眺めているのだ。