全国旅行支援に参加しました。

全国旅行支援の対象施設としてやっと認可がおりました。

これによって対象の宿場か施設での宿泊は、最大一泊3,000円割引になり一泊につき2000円のクーポンがもらえます。

沖縄県彩発見next!というキャンペーンですが、期間中いつまでも全国旅行支援の割引やクーポンが適用できるわけではなく、予算が尽きたら終わってしまうとのこと。

宮古島でお会いできる日を楽しみにしています!

https://azzurra.jp/

Kのいない毎日。

Kが大分に帰って5日が過ぎた。

僕は毎日海の散歩を朝晩と2回行き、海と太陽に朝晩2回ご飯をあげる。

ふたりともKの不在には気づいているようだけど、海がとりわけ寂しそうにしている。

海はいつもおやつをくれるKの足元で寝ていたり、伏せをした状態でいることが多いのだけど、今では僕の足元で寝ている。

寂しいのは僕も同じで、早く帰ってこないかな…と思う。

いつも一緒にいる時には気づかないけど、遠く離れるとその存在の温かさやありがたさをしみじみとわかるものだ。

Kとお母さん。

お父さんが手術になり、急遽九州の実家に帰っているKからLINEが来た。

K「お母さんがKちゃんが帰ってることおじさんとかに隠そうとするから、ちょっとうんざりしちゃった」

僕「なんで隠そうとするの?」

K「沖縄に移住してることとか言ってないし、ゲイということを知ってほしくないんだと思う」

僕「淋しいね」

K「一回嘘つくとまた嘘を重ねるようになるよって言っちゃった」

僕「うん。結局お母さんであっても時間がかかるんだよね。うちの親もきっといまだにただしくんのことかわいそうとか恥ずかしいとか、他の人より劣っていると思っていると思う」

K「Kちゃんは職場で大変だったよと言ったら、そしたらそれは自分のことでしょ?って言ってた」

僕「うちの母もきっと親戚には恥ずかしいと思っていて言ってないけど、従兄弟とかは気づいて向こうから言ってきたりしてる」

僕「お母さんも少しずつ変わっていくよ。Kちゃんが今必要以上に怒ったり傷ついたりしなくていいからね。お母さんはお母さんのペースがあるから」

僕「でも、一番近い親がそう思っているのはつらいよね…今まで色々なところで自分を隠したり、傷ついてきたのにね」

K「うん、だって自分の存在を否定されてるようなもんだもん」

僕たちは、たとえ親にカミングアウトをして受け入れられたように思っても、親が本当の意味で僕たちの存在をあるがままに受け入れることが出来るのは、ずっと時間がかかるのだと思う。うちはもう難しいと思っている。

こんな風に日本のあらゆるところで、同じような悲しいことが無数に起きているのだと思う。

その大きな原因は、法律で平等が認められていないからだ。

この国のセクシュアルマイノリティに対する差別意識は、国の差別意識を国民が反映し続けていることの表れに他ならないのだ。

愛と安らぎと笑い。

太陽は、昨年の10月倉庫の裏の塀のところで鳴いていた。

小さな茶トラ猫がいたのでどこか他のところに行って欲しくて追い立てたのだけど、逃げることなくむしろ母屋の縁側の外に来て鳴き続けた。

太陽はたぶん家で飼われていたのだと思う。僕達にすり寄り甘えてくるのだ。しょうがなく家の中に入れて海が昔使っていたケージを組み立て中に入れた。

最初は食事はアグレッシブだし捨て猫のような野生味があったけど、一緒に暮らすうちに太陽はどんどん変わっていった。

今では僕たちの枕に丸まったり身体をピタッとつけて寝ているし、ソファにいても床にいてもすぐにそばに来て身体をつけて甘えてくる。

頭や顔を撫でてあげるとゴロゴロと音を立てて喜ぶ。猫は気持ちがいい時やリラックスしている時にゴロゴロ音を立てる。

トイレにいくとついてきて、中に入ってしばらくすると今度は「どこに行っちゃったの?」といった感じに鳴き出す。

トイレから出てくると安心したように身体を擦り付けてくる。

動物が生きていく上で一番大切なものは、食糧や水だ。

そして、同じように誰かに教えられたものではなく、彼らが自然と求めるものは、愛情なのだと思う。

親や兄妹、家族から愛情をたっぷりと与えられ見守られながらすくすく成長していく。

そして、誰に教えられたわけでもなく、僕たちに愛情を返してくれる。

太陽は時々寝ている僕の髪を舐めたり、顔を舐めることがある。顔を舐められた時は紙やすりで顔を擦られるような違和感に驚いてしまうのだけど、太陽からすれば愛情の表現なのだ。

この、3キロしかない(家に拾った当時は1.6キロ)愛すべき動物を、人間は簡単に捨ててしまう。

毎日毎日僕たちに愛と安らぎと笑いを与えてくれる宝物に気づかなかったなんて、かわいそうな人間だ。

Kのお父さんの手術。

今朝7時頃Kから、「今、病院についた」というLINEが入った。

Kの実家から大分市の病院まではかなり時間がかかったと思う。今日のお父さんの手術は予定だと8時半からで14時まで、およそ5時間半かかるということだった。

14時を過ぎて連絡がなく、そのうち連絡があるだろうと思いこちらからはLINEを送らなかった。

16時半になり、もう終わっているだろうと思いLINEを送るも、まだ終わっていないとのこと。

なんだか不安になり夕方何を食べようかと考えていたところ、18時頃に「さっき終わった」と連絡が入った。お父さんは無事だったようだ。

僕はほっと胸を撫で下ろし、お母さんもさぞかし心配だっただろうと考えた。

僕の夕飯は、昼ごはんにお肉を食べ過ぎたのであっさりとひじきのパスタにした。ひじきはKのお母さんが送ってくれたひじき。それに、山椒の実をアクセントで加えて納豆を別に添えた。

Kは家に帰る途中にお母さんとスシローに入ったようだった。スシローのお寿司は「普通」とだけLINEが送られてきた。

お兄さんもお姉さんも、仕事があるから手術には立ち会えなかった中で、Kがお母さんのそばにずっと寄り添っていられたことはとてもよかったと思う。

僕は海や太陽と時々話しながら、手術がうまくいったことを海と太陽と喜んだ。

僕たちはたとえ結婚していなくても、お互いのご両親のことをとても大切に思っている。その気持ちに男女とか男同士女同士など何も差異はないと思っている。

家族なのだ。

Kの急な帰郷。

昨夜ご飯を食べた後日付が越える頃に急にKが言うのだ。

K「お父さん、月曜日に手術になったみたい」

僕「え?なにそれ?どこの?」

K「前に入院した腎臓の」

僕「なんで急に決まったの?」

K「お母さんがさっき知らせてきた」

僕「今から飛行機探すから明日の便で帰らないと…」

K「明日の便なんて高いからいいよ。大丈夫」

僕はJALとANAを見てすぐにANAのチケットを手配した。

Kは飛行機代のことや、開業して間もない我々の宿のことを心配して行きたがらなかったのだけど、僕が半ば無理矢理行かせることに決めた。

腎臓の手術をするのに、お父さんもお母さんも不安でいっぱいに違いない。Kがそばについていてあげることができれば、少しでもその不安に寄り添い近くで支えてあげられるからだ。

先ほど海と一緒に空港までKを送りに行った。

手を振るKを見ながら、手術が無事に終わるように願ったのだった。

やさしい言葉。

宿のオープンを友人や知人に知らせるために片っ端からLINEを打ったということを先日ここに書いた。

たくさんの温かい言葉をいただいたのだけど、その中でも胸が熱くなった言葉があった。

それは、僕が宿をオープンしたけど不安もあると書いたことに対する返信だった。

S「どんどんPRしてかなきゃですね!!フットワーク軽い若い子たちに!笑笑」

僕「そうですね。ずっとサラリーマンだったので、個人事業主になって右も左も分からず…不安ばかりです。ありがとうございます」

S「僕もめちゃくちゃ不安でした。。でもやるぞ!!って決めてひたすら働けばなんとかなります!って、偉そうなこと言ってごめんなさい🙇」

S「応援してます!宣伝とかお手伝いできることあればなんでも言ってください!🙆‍♂️」

こんな温かい言葉をかけてくれたのは、新宿にあるとあるお店の大将なのだけど、ここ数年熱海から宮古島に引っ越したこともありお店には長く行っていなかったにも関わらず、とても親身になって返信してくださったのだ。

自分がしっかりがんばれば、自ずと道は開くに違いないと思うことが出来たのだった。

宿のメンター。

宿をオープンするにあたって、3人の人にアドバイスをもらった。

一人は、宮古島のアルフラットという宿のオーナー。この方には不動産を買う前から改築工事、保健所などへの届出も含めて何から何まで教えていただきお世話になった。

もう一人は、那覇の国際通り近くにあるパームロイヤル那覇ホテルの社長。先日宮古島にいらっしゃったので一緒に食事をしながら分からないことを色々教えていただいた。

そしてもう一人は、沖縄本島今帰仁にあるSOMOSという宿で、今年の1月に宿泊した宿のオーナー。

宮古島に戻ってからもSOMOSが2部屋限定で我々の宿と同じということもあり、何度かオーナーにメールでわからないことを聞いた。サイトコントローラーのことやホームページはどこで製作したのかなど。

先日またSOMOSのオーナーに、オープンしたてのお客様からのコメントも何もないような我々の宿に、予約をしてもらうために何か施策はないでしょうか?という聞かれても困ってしまうような質問をしてしまった。

数日後にオーナーからとてもやさしいメールをいただいた。

「兎に角、、何はともあれ、宿を運営している自分たちが楽しくてしょうがない、気持ちよくて最高〜って感じるような空間や時間を過ごすことで、きてくれるゲストにもそれが自然と伝わると思います。(逆も然り、、)
晴れの日も雨の日も風の日も、日々いろいろありますが、起こる出来事は全て学ぶになると捉えて、楽しんでいけたらなぁっと思っています。」

叡智のあるアドバイスをいただき、心の底からありがたいと思ったのだった。

オープンのご挨拶。

宿をオープンするのに、友人や知人にどうやってお知らせしたらいいのかをずっと迷っていた。

カフェやバーなら気軽に遊びに来てねと言えそうだけど、宿をやりますというのは、案内をもらった方もちょっとどう返答したらいいのかなと思うかもしれないと思ったのだ。

沖縄の離島の宿に来るには、飛行機代金も結構かかる。それに加えて宿に2、3泊するとなるとある程度大きな額になるからだ。

僕の中では、宮古島に友人たちが遊びに来て、他の宿に泊まってくれて全然構わなくて、そのついでに顔を見せてくれたらとてもうれしいくらいの気持ちでも、宿のオープンのご案内を送ると、「うちの宿に泊まりに来てください」と直接的に言うことになるためヘビーに思えて、言われた方も返信しづらいに違いないと思ったのだ。

そんなことを思ううちに、SNSだけの告知にして繋がっている人は読んでいるかもしれないし、日頃から親しい友人たちとはLINEのやり取りの中で自然とわかるのではないかと考えていた。

でも元々僕はfacebookも数年ですぐにやめてしまったし、最近になってこの宿のインスタをはじめたばかり。

繋がっている人だってそれほど多くはないし、友人知人でもインスタをやっていないもしくは繋がっていない人がほとんどなことに気づいた。

そこで、少しまとまった時間が出来たので、片っ端からLINEで知っている友人知人に一人ずつ宮古島に移住したことと宿をオープンしたことを知らせることにした。

全体では100人くらいに知らせることを目標に、初日に半分くらい。また別の日に半分くらい。

すると、次から次へと返信が来て、昔から仲のいい友人には水くさいと思われていたことがわかったし、数年ぶりに連絡をした友人に新しい恋人が出来ていたり、急に恋人ができて結婚して懐妊しているという話を聞いたり、驚きの連続だった。

僕の中で宿のオープンを友人知人に知らせるかいちいち知らせないかモヤモヤし続けていたことは、もしかしたら杞憂だったのかもしれないことがわかった。

実際に遊びに来てくれる人はいないかもしれないし、何かのついでに来てくれるかもしれない。

来てくれたら心の底から感謝すればいい。ただそれだけでよいではないか。

そう思えたら、心がぐっと軽くなった。

全国旅行支援対象施設になりました!

昨年から全国旅行支援という旅行代金に割引が適用されるというキャンペーンがあったようだけど、僕たちが宿を2月末にオープンしてからはこのキャンペーンはすぐに終了するものと思っていた。

それがどういうわけかキャンペーンの延長が決まり7月20日の宿泊まで適用されるということになった。

それを知って僕たちは慌てて沖縄県の「おきなわ彩発言NEXT」という事業所にキャンペーンに参加する届出を出した。

このキャンペーン、自分たちの宿ですべての申請を行うのはかなり面倒な手続きが必要で、そちらはまだ済んでいないのだけど、「じゃらん」の予約サイトからは今日発表があり、僕たちの宿も適用されるように告知され始めた。

最大2割の割引と書いてあるけど、1人あたり1泊につき最大3,000円の宿泊代分が割引されることになる。地域で使用出来るクーポンも2,000円もらえるとのことだ。〈ゴールデンウィーク期間は対象外〉

これを機にどしどし予約が入って欲しいものだ。

⭐️じゃらんの予約はこちらです→https://www.jalan.net/yad378395/