柑橘は、ジップロックに。

写真は、3週間前の徳島出張で買って帰ったすだちを、冷蔵庫に入れっぱなしにしておいて3週間後に取り出したところ。
冷蔵庫は、庫内では食材の水分を吸い取るようになっているから、外に出しておく以上に水分が持って行かれてしまうのものだ。僕はこのように、柑橘系の果物をジップロックのような密閉できるビニール袋に入れて冷蔵庫で保存するようにしている。密閉した袋の中では果物は驚くほど長持ちするのをご存知だろうか?
色もすぐには黄色っぽくならないし、緑色のまま長持ちする。
僕は、アメーラというトマトを安い時に箱で買って来ては、このようにジップロックに入れて冷蔵庫に入れておき、毎日少しずつ食べるようにしている。

バギーズ・ショーツ by PATAGONIA

僕のカモフラージュ柄

Kのカモフラージュ柄

海に行く時に、ここ何年かはスイムパンツを履かなくなった。
だいたいレンタカーを朝8時に借りて出発することが多いのだけど、ホテルからレンタカー屋に行く時にパタゴニアの『バギーズ・ショーツ』に履き替えて、荷物を持って行く。
パタゴニアの『バギーズ・ショーツ』は、水陸両用のデザインなので、普通に町で履いていても違和感がないし、海やプールにそのまま入れるのも便利なところ。
海でさんざん遊んだ後は、シャワーを浴びてもう一枚のバギーズに着替える。そうすればわざわざ下着を持って行く必要もなく、荷物も軽くてすむのだ。
Kは、このバギーズがいたく気に入ったようで、週末やジムに行く時もしょっちゅう履いている。
今年も気がついた時にはあっという間にかっこいいデザインのものは既にサイズがなかったのだけど、来年こそは早めに手に入れたいと思っている。

ワンダー 君は太陽

福岡で、僕たちを追っかけて来た台風を待ち構えながら、飛ぶかどうかわからない飛行機を待つ間に時間があったので、前から気になっていた映画『ワンダー 君は太陽』を観た。
遺伝子の疾患で恐ろしい顔で生まれて、その後も整形手術を20数回以上重ねて来た少年オギーは、家で母親(ジュリアロバーツ)と自宅学習を続けながら過ごしていた。
そんなオギーは小学5年生になり、両親はオギーを小学校に入学させることを決める。この映画は、宇宙服のヘルメットで顔を隠して暮らしていた10歳の少年が、小学校という世界に踏み出す物語。
予告編が何度もやっていたので、実は観るのをためらっていたのだ。予告編を見る限り、「エレファントマンみたいな子どもが、小学校に行くお涙頂戴物語」に見えたから。
でも実際に映画を観てみたら全然違っていて、酷い病気で生まれて来たオギーを中心に、その周りにいる家族や友人たちのそれぞれのストーリーが積み重なっていき、人生や家族、友人のことを考えさせられる素晴らしい作品だったのだ。
映画のはじめから、僕はずっと泣いていた。
それはたぶん、こんな顔で生まれて来たオギーの人生を想像して、自分であったらとても耐えられないと思ったから。
でもオギーは僕とは違っていた。家族や友人の支えを力に、何度打たれてもたくましく立ち上がってゆく。
この夏、絶対に観ておきたいおすすめの作品であり、絶対に観たら泣いてしまうと思うけど、観終わった後には爽やかな気持ちになれると思う。
久しぶりにスクリーンで観たジュリア・ロバーツは、やっぱり素晴らしい女優だった。
⭐️ワンダー 君は太陽http://wonder-movie.jp

鮨 かんび

枝豆と松茸の茶碗蒸し

あこう鯛

唐津の赤ウニとイカ

「美味しいお寿司を食べたかったら、福岡か金沢に行くといい」
新鮮な魚が、納得のコスパで食べられるのだから、わざわざ東京でお寿司のために大枚はたくことなどないと思う。
福岡の有名なお寿司屋さんは、結構行ったつもりでいるのですが、今回伺った『鮨 かんび』は、腰が低く気配りの大将とキビキビと働く女性スタッフが気持ちいい素敵なお寿司屋さんだった。
カウンターに座ると、少しずつつまみが出されるのだけど、このつまみがきちんと季節感があり、和食の奥深い味わいがあり愉しめる。
枝豆と松茸の茶碗蒸しは、あさりのお出汁だったり、天草の乱もずくには、天草の赤ウニが添えてあったり、心憎い。
太刀魚、あこう鯛、鯵…
どの握りもボリュームがあり食べ応えがある。
ウニは、天草の赤ウニ、唐津の赤ウニ、宮城のウニと、3種類の食べ比べ。
カステラのような卵焼きを食べる頃には、お腹も心も満たされて、福岡への愛が更に深まっていくのがわかるのだ。
⭐️鮨 かんび
092-271-1308
福岡県福岡市博多区綱場町1-11 飯尾ビル 1F
https://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400106/40038828/

白石浜海水浴場

海ガメが産卵にやってくる

鄙びた海の家

福岡で、どこか綺麗な海はないかと探していたら、どうやら海は糸島方面ばかりではなく、北九州の方が綺麗だという情報を得た。
宗像大社にほど近い『白石浜海水浴場』は、知る人ぞ知る海水浴場。
この辺り一帯は、車道が海のそばまで来ていないためか、海の透明度が高く、毎年沢山の海ガメが卵を産卵しにやってくるのだそうだ。
そのため普段は立ち入ることは出来ず、夏の海水浴の期間だけ海に入ることができるという。
車は素朴な駐車場があり、掘っ建て小屋のような海小屋がありシャワーも借りられる。海の砂浜は白く、人影はそれほど多くない。
波も穏やかで、家族で海水浴を楽しむ人が多く訪れていた。
今回、台風12号が前代未聞のルートで日本に向かって来ている中、先に福岡入りした僕たちは、土曜日の朝から夏休みを凝縮したような素晴らしい海水浴を楽しむことが出来たのだ。
蝉の声がして、遠くに青い海が広がって見える光景を見るたびに、子どもの頃のように毎回心が躍るのを感じながら、夏の太陽を十分に浴びたのだった。
⭐️白石浜海水浴場https://www.jalan.net/kankou/spt_40363cb3490058845/

酒陶 築地

あこう鯛をめかぶでいただく。

左下がイカとウニを蓼で包んだもの

太刀魚の中に松茸が挟んである

僕たちが好きな福岡の隠れ家的和食店の一つが、『酒陶 築地』。
はじめて行った時に、バーのような雰囲気でありながら、趣向を凝らした料理に驚かされた。
その後店も移転して更に隠れ家的になり、5回くらい通っただろうか?今回久し振ぶりにKが行きたいと言い出して行ってみた。
お店は、細い路地を入ったところにあって、看板らしきものさえ見当たらない。
大将は、昔はアパレルに勤めていたという一風変わった経歴の持ち主。奥さんは素人っぽさが残る感じのいい人。
お料理は創作料理で、一言で言うと、醤油などに安直に頼らない料理。
ほとんど魚介類なのだけど、お刺身も、めかぶで食べたり、食材同士の不思議な掛け合わせわ楽しむ感じなのだ。
イカとウニがあえてあって、その周りを蓼が覆っていて辛味が感じられたり、料理が出てくるたびに、「これは何だろう?」とワクワクしてくる。
お酒の品揃えも素晴らしく、料理に合わせて変わった日本酒を合わせてくれたりする。
こんなお店が東京にあったら、本当に隠れ家にするだろうな…と思える、福岡の内緒にしておきたいお店のひとつ。
⭐️酒陶 築地
092-531-6386
福岡県福岡市中央区白金2-15-46
https://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400104/40042026/

胸<肩。 胸<背中。胸<脚。

ジムに通って、8年くらいになるだろうか?
その前にも何度かジムに通い始めては、すぐに行かなくなるというのを何度か繰り返していたのだけど、そんな僕が珍しく続いたのは、トータル・ワークアウトというジムのトレーナーの方々と、息が合ったからだと思う。
この頃はトレーナーをつけるよりも、一人でやることがほとんどで、少しジムに行く頻度も少なくなったかもしれない。
やり始めの頃は自分の身体が変わっていくのがうれしく、週に3日は通っていたのだけど、今はだいたい2日で行ける時は3日行くようにしている。
僕のジムの種目は、肩の日、背中の日、胸の日、という3つのパート別に分かれている。そしてそれぞれの日に、下半身を一種目取り入れるかたち。
例えば、肩の日は、肩をみっちりやって、最後にスクワットをやる。
背中の日は、背中を数種目やった後で、デッドリフトをやる。
ゲイの世界ではなぜか、胸幻想があるのか、胸ばかりを鍛える人が多いと思うのだけど、僕はどちらかというと、胸よりも肩。胸よりも背中。胸よりも脚。が鍛えられている人の方がカッコいいと思っている。
胸ばかり鍛えて大きくて、肩や背中や脚が弱い人を見ていると、なんだか女性っぽささえ感じてしまう。あれはどうしてだろうか?
50歳に向けて、もっと身体をしっかりと鍛えておきたいと思うようになったのは、ジムに通うことが、生活の一部になったから。
すべては、トータル・ワークアウトのトレーナーの方々のおかげだ。

Kの決断。

「ただしくん・・・」
「ん?」
「ねえ・・・ただしくん・・・」
ベッドで本を読んでいたら、隣でKが呼ぶのだ。
そういえばこんなこと、もう何ヶ月も前から時々あったのだけど、僕もそのまま気にせずに寝てしまったりしていた。そこで今日は、こちらから聞いてみた。
僕「どうしたの?あかちゃん・・・」
K「あのね・・・Kちゃん実は・・・2年経ったら仕事変わろうと思ってるの・・・
変わってもいい?」
僕「もちろんいいよ。今から新しい病院探しはじめて、いいところがあったら面接にも行けばいいじゃん」
K「うん。今の病院だと、狭く浅くって感じで、検査も全部外に出しちゃうの・・・だからあんまりやりがいもなくて・・・」
僕「前の大分の病院は大きかったし、忙しそうだったもんね・・・Kのキャリアにとってもプラスになる病院を探せばいいよ」
K「うん。ありがとう・・・」
Kが大分の病院を辞めて東京に引っ越して来たのは、もう3年近く前になるのだ。それから1年間くらい何もせずにのんびり暮らしていたのだけど、春に仕事を決めて東京で働き出したのだった。
働きはじめてまだ3年も経っていない病院を辞めることで、Kもどうしようかずっと迷っていたらしい。女性が多い病院にはきっと重宝がられていると思うし、3年くらいはいてくれると思っているだろう。
思えばKは、大分にいれば心配なく給料を貰い、一生涯続けていける大きな病院で働いていたのだ。ひょんなことで僕に出会い、数年の後には仕事を辞めて東京に出てくる決断をしたのだった。
Kは、大分から東京に出て来たことを後悔していないだろうか?
時々そんなことを聞いてみたくなることがある。
僕と一緒の東京の毎日は、Kをしあわせにしているだろうか?
毎日毎日起こる出来事は、そんなに大きなことはないように見えても、僕たちの人生はほんの少しずつ、確かに変わっていっている。
出会った頃のKは27歳で、僕は43歳だったのに、今はもう、33歳と49歳なのだ。
キラキラと幸福に満ちている毎日に、いつも感謝している。

ジュラシック・ワールド 炎の王国

『ジュラシック・ワールド炎の王国』は、2015年に大ヒットした映画『ジュラシック・ワールド』の続編であり、ジュラシック・パークから続く第5作目の作品。
大好きなクリス・プラットが出ているということで、楽しみに観に行った♡
はじまりから一気にストーリーの中に引き込まれるのは、脚本がよく練られているからだろう。先を読ませない構成に、ぐいぐい惹き付けられる。古代から何万年も生きながらえて来た恐竜の存続をかけて戦う人間の敵は、結局のところ、人間だったのだ。
スティーヴン・スピルバーグの関わる仕事の中でも最も好きなシリーズであり、この映画を数千円で観られることに感動してしまう。映画を観ながら、この恐竜たちはどうやってどれくらいの時間をかけて作られているのだろう・・・などと、次から次に疑問がわいてくる。
恋人と行っても、友人とでも思いっきり楽しめる、絶対に損はしない素晴らしいエンタテインメント。ぜひ、IMAXで。
⭐️ジュラシックワールド 炎の王国http://www.jurassicworld.jp

DiLSe ディルセ

久しぶりに、ちょっと人にあんまり教えたく無いようなお店を発見した。
場所は、千駄ヶ谷。駅を降りて、道を反対側に渡って、右側にちょっと歩いたビルの地下。
「こんなに素敵なスパイス料理のお店があったなんて!」
日頃何度も通っていたのに、このビルの地下には入ったことはなかったのだ。ビルの入り口にビストロのパッサージュと書いてある。どうやら他にもビストロが集まっているみたい。
店内は狭く、16人くらい座ったら満席なりそう。写真撮影は禁止されていて、穏やかなお兄さんがひとりで切り盛りしている。
撮影禁止ということから、怖い人かと思ったけど、話してみるととっても話しやすくいい人だった。
ソーヴィニヨン・ブラン(インド産ワイン)は、ちょっと甘いけどこれがスパイス料理に合っていた。
チャナ豆のカッチュンバル420円は、小さなひよこ豆のような豆のサラダで、酸味と仄かな甘味、そしてスパイスの香りが効いていてこの時期に食欲を刺激してくれる。
チーズクルチャは、インド風ピザで、つまみに最適で何枚でも食べたい感じ。
ガーリックチキンのタンドールは、ニンニクの香りが効いていて、赤味はなく、チキンも柔らかい。
ポークビンダルーは、カレーというよりもスパイスの効いた中東の食べもののように感じる。
ポークカレーは、日本人が食べやすいようなカレーだけど、ナンにとてもよく合う。
これだけ食べて飲んで、ふたりで7000円というコスパも素晴らしく、すぐにでも再訪してまだ食べていない料理を食べたいと思いながら店を後にした。
⭐️ディルセ
03-3478-1099
東京都渋谷区千駄ヶ谷4-19-12 アーク神宮外苑ビルB1
https://tabelog.com/tokyo/A1309/A130901/13131028/