Canta! Timor うたえ!ティモール

宮古島で初めて映画を見た。

宮古島の市民会館のような場所で上映会が行われた日本人の監督による映画「Canta! Timor」。
この映画は監督が学生の時に東ティモールを訪れて、そこで出会った人々にもう一度会いたいと思い東ティモールを再訪して撮影されたドキュメンタリー映画。

この映画を見て、今まで自分が東ティモールという国のことを全然知らなかったことに気付き恥ずかしい気持ちがしたのと、自分が日本人でありながらインドネシアによる東ティモール人に対する虐殺や暴力に間接的に加担していたことを知り胸が痛くなった。

東ティモールはオーストラリアの北にあり、ティモールと東ティモールに分けられている。これはオランダによって植民地支配されていたティモールとポルトガルによって支配されていた東ティモールで分かれている。

植民地支配から解放されてティモールはインドネシアに吸収され、東ティモールまで支配しようと手を広げてきたのは、東ティモールの近海に石油やガスをはじめとした天然の資源が眠っているのも一つの原因のようだ。

日本はその天然エネルギーに目をつけてインドネシアに支援を続けながら、実質上戦争のエネルギーをインドネシアに送っていたことになる。

東ティモールの人は、結局3人に一人が虐殺され、女性はレイプされ25年間の間痛め付けられ搾取され続けた。それでも東ティモールの人々は敵を憎むという考えに陥らずに、自然の教えに耳を傾け続け、採取的には独立を勝ち取った。

戦争を繰り返している今の時代に世界中の人に見てもらいたいドキュメンタリー映画。

⭐️Canta! Timorhttps://canta-timor.com/

新生姜

東京から新生姜をたくさん買ってきてあったので、新生姜を甘酢に漬けた。

新生姜の汚れを取って、スライサーでスライスする。

お酢400mlに、塩大さじ1弱、砂糖大さじ7を入れて火にかけて溶かす。

お湯を沸かせて生姜を5秒くらい茹でてざるにあげる。

水が取れたら、甘酢に漬ける。

半日もすればもうしょうがないは美味しく漬かっている。

この湿気の多い時期に、生姜のようなものが食べたくなる。

今度は茗荷を漬けようかな・・・。

歌ちゃん。

歌ちゃんとは、僕がまだ若い頃にタックスノットで会っていた。

歌ちゃんは歌川たいじさんと言って、「ALL ABOUT」で同性愛に関する記事を書いていたこともある人だ。

ツレちゃんというパートナーがいて、そのツレちゃんの天然ぶりがとても面白くて、ブログやYouTubeでたくさん笑ったものだった。

本も何冊も執筆されているし、映画化もされていて今や有名人と言っても過言ではないだろう。

そんな歌ちゃんを僕は心の底から尊敬していて、今でも時々Twitterなどで呟きを見ることがある。

でも、先日見たTwitterでは、森奈津子という作家さんと激しいやり取りをしていた。

森奈津子というのは、LGBT理解増進法の国会審議の時に参考人として呼ばれた人で、国会でものすごいヘイトを撒き散らした。

その後のSNS上でもそのヘイトが衰えることはなく、歌ちゃんはその森奈津子とやり合っていた。

歌ちゃんは理路整然とそのヘイトがおかしいことを返すのだけど、森奈津子は感情的になり喚き散らすばかり。

それでもある日、歌ちゃんがそんなさまざまなやりとりに疲れてしまったようで、弱音を吐いているつぶやきを見つけてしまった。

僕はやるせない気持ちになって、いつも歌ちゃんの味方であることを歌ちゃんにつぶやいた。

僕が味方になったところで、歌ちゃんの辛さは何も救われないだろうけど、こうしてLGBTQを守るために日々闘ってくれている人たちを何とか応援したいと思う。

歌ちゃんは、LGBTQのすべての人たちへのヘイトにひび立ち向かってくれているのだ。僕にももっと何かできることはないかといつも思っている。

南楽

この時期すでに宮古島の飲食店は予約がいっぱいで、今日のレストランはなかなかとれなかった。

以前、千原ジュニアさんが行っていたお店「南楽」に電話してみたら予約が取れたので、今日は南楽で。


正直にいうと、食事はいただけない・・・。

でも、地元の人も通うと言われているカジュアルな居酒屋さんだった。

海風(いんかじ)

宮古島の焼肉屋さん、「海風」に税理士さんと食事に行った。

海がいるのでほとんど外食はしていなかったのだけど、友人が泊まりにきてくれた日は一緒に食事に行くことが多い。

宮古島には焼肉屋さんがいくつもあるけど、僕たちはこの「海風」を気に入っている。


久しぶりに焼肉をたくさん食べて、「ハイブスカス」というゲイバーにも顔を出した。

マスターは先日家に遊びにきてくれたのだけど、いつも「何か宮古島で知りたいことや困ったことがあったら何でも言ってね」とやさしくしてくれる。

久しぶりの外食とゲイバーを思う存分楽しんだのだった。

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税理士さん

東京からゲイの税理士のWさんが宮古島にやってきてくれた。

打ち合わせを30分くらいして、晩ご飯にいく。

僕たちはWさんのパートナーや2人の関係、これからパートナーさんが始める新しい仕事のことなんかを聞く。

税理士も、別にストレートの人でも構わないと思う。

でも、僕たちはカミングアウトしてこの島で暮らし、何も隠すこともなくゲイの税理士さんにざっくばらんにお話しができる。

昔は仕事をしていく上で抱えていたであろうストレスが、今はほとんどなくなっていることに今更ながら気付かされた。

家族。

裁判の後、羽田から宮古島に飛び、美しい海と島が見えてきたのは19時近かった。

バゲージを取って空港の外に出ると、いつものように海が大喜びで飛び込んできた。

僕が帰ってきただけで尻尾がちぎれるくらい喜んでくれる海。

Kは笑って海を静止しようと試みるも、海のはしゃぎっぷりに笑っている。

家に帰り、猫の太陽をケージから出して撫でてあげる。

僕たちの家族は、この国では家族であると認められていない。

でも、誰が何と言おうと、僕たちは家族なのだ。

喜びを共にし、悲しみや苦しみを担い分かち合う。

家族がいることはそれだけで信じられないほど幸福なのだ。

東京高等裁判所での控訴審。

今日は、東京高等裁判所において控訴審が行われた。

当初僕たちは宿にお客さんの予約が入っていたので、今回の裁判は欠席するつもりでいた。

でも直前になってキャンセルになったので、僕だけ裁判に出席するためにやってきた。

原告の小川サント小野春さんの意見陳述が行われ、若い当事者の弁護士の代理人意見陳述が行われた。

その後、中川弁護士の意見陳述があったのだけど、深くにもまた泣いてしまった。

中川さんは大きな羽を広げて、僕たちを命懸けで守ってくれている親鳥のようだ。

裁判長はちゃんと話を聞いてくれそうな人だったのでとても安心した。

来年の3月には判決を言い渡したい用で、次回の期日は10月31日と決まった。

おそらくその日が控訴審のクライマックス。

万全の構えで裁判に臨みたい。

中川さんのスピーチは、CALL4のこちら→ https://www.call4.jp/file/pdf/202306/fb2cc8f3e80a4e9ad208e36426fc9ad6.pdf

母の家に。

マリフォー国会の翌日は千葉に住む母に会いに行った。

母は今年82歳になる。母と再婚した父は86歳。

父はこのところ食欲がないようで、ずいぶん痩せて45キロになってしまったと言う。

母は元気で変わりはないが、父が食べなくなってきたことをとても心配している。

ずいぶん昔になるけど、母は左耳が突発性難聴になってしまい、今は右耳しかよく聞こえない。

それなのに、今度は右耳の聴力が落ちてきたようで、日常の話が聞き取り憎くなってきたようだ。

父は母が聞こえていないようなので文句を言う。

母のために着けやすい補聴器を探そうか?と聞いてみるものの、「おばあちゃんに昔買ったのだけど、全然つけなくて無駄になったのよ」と言ってあまり乗り気じゃないみたい。

そんな30年前とは今は違うんじゃない?と言ってみるのだけど、どうしたものか・・・。

東京で裁判があるたびに、なるべく母に会いにいくようにしている。

帰りに僕が見えなくなるまで手を振る母を見ながら、いつまでも健康で元気でいてほしいと思いながら僕も手を振ったのだった。

マリフォー国会

今日は朝から衆議院第一会館に行き、「マリフォー国会」という院内集会が行われた。

与野党総菜40名を超える国会議員の方々が参加してくださり、スピーチも聞くことができた。

僕たちも一生懸命1分間にまとめたスピーチをした。

僕からは、LGBT理解増進法案の審議の際に、議員からもヘイトスピーチが溢れたことに触れた。

この国の若者の生命を守って欲しいと思う。

以下は僕のスピーチ。

東京原告の正です。16歳下のパートナーのかつは今日は参加できません。

この国のLGBTQは、割合からすると、およそ数100万人から1000万人以上いると言われています。

でも、多くのLGBTQは、大人になって好きな人が出来て、結婚したいと思っても、結婚することが出来ません。1,500以上あるという社会保障もないまま生きていかなければなりません。

生まれながらに誰もが持つ人権がないまま、たくさんの人がこの国で暮らしています。

差別やいじめを恐れながら、社会に認められない存在として生きるセクシュアルマイノリティは、自己肯定感を保つこと自体がとても困難だと思います。

2022年日本のLGBTQ 10代若者の調査では、約半数が自殺に思いめぐらせたことがあると回答し、14%が過去1年間に自殺未遂をしたと回答しています。その数はLGBTQ以外の6倍とも言われます。

国会議員のみなさん。

どうか、この国の若者の生命を守ってください。

先日の参議院で行われたLGBT理解増進法に関する質疑の中では、自民党の議員や招致された方々から、間違った知識によるヘイトスピーチが国会でばら撒かれました。
彼らのためにもLGBT『差別禁止法』が必要です。

自らコントロール出来ない性的指向や性自認による差別やいじめは許されません。それは、時間をかけて世界が勝ち取って来た答えです。

この先日本は、ロシアや中国のように、LGBTQの人たちを締め付ける国になるのでしょうか?

それとも、G7をはじめ世界35か国のように、自由と平等の国になるのでしょうか?

答えはすでに出ていると思います。

一日も早い結婚の平等と、LGBTQ『 差別禁止法』をお願いします。