なかゆくい商店。

お隣の伊良部島に、時々なぜか列が出来ている小さなお店があって、いつかそのお店で作られているものを買いたいと思っていた。

宮古島はコロナ禍のせいか観光客も少なく、今なら帰るかもしれないと思い出かけたところ、お客さんは誰もいなくてすんなり買うことができた。

さたぱんぴん(サーターアンダギー)と、ドーナツと魚のフライを買って楽しみに帰ってきた。


さたぱんぴんは柔らかく、今まで食べていたさたぱんぴんと全く別物のような美味しさ。魚のフライも適度に塩味が効いていて美味しい。

宮古島にはなぜかこのお店のように「商店」と名のつくお店があるけど、小さくて実直な感じで好感が持てる気がした。

また空いてたら再訪したいと思える、素朴な美味しさのさたぱんぴん屋さん。

◯なかゆくい商店なかゆくい商店
090-9476-3215
沖縄県宮古島市伊良部字国仲57-3
https://tabelog.com/okinawa/A4705/A470503/47015994/

ワクチンの副反応。

Kが、3回目のワクチンの接種に行き、その翌日が具合が悪そうなので熱を計ってみたところ、38.8度だった。

I回目2回目たまに副反応があったから、3回目もあるだろうと思っていたら、今回はモデルナだったためか副反応も強く出たのかもしれない。

Kは朝も昼もあまり食欲はないようで、ほとんどの時間ベッドで眠り続けていた。

副反応が強いのは、若い人に多いというので、Kはまだまだ若いんだなと思ったのだけど、僕の3回目はどうなるだろうかと自分でも少し楽しみにしている。

國仲商店。

宮古島の隣の伊良部島に、「國仲商店」という調味料のセレクトショップが昨年できたと知っていたけどやっと行くことができた。

國仲商店は、伊良部の干潟に面した公園の中にあって、公園は芝生が広がりワンちゃんも入ることができる。

サンドイッチやコーヒーも売っているので、のんびりと外でランチをしながらくつろぐことができる。


店のそばに小さな子犬が紐で繋がれていて、やさしそうな犬だったので海と挨拶させたところ、とても相性が良く楽しそうに匂いを嗅いだりじゃれあったりしていた。

調味料類は沖縄のものは少なくて、本州のものが中心の品揃え、宮古島に住んでいる僕のような移住者にはいいけど、どんな人がここにこの少し凝った調味料を買いに来るんだろうか?と少し心配になる。

それでも、風が吹き抜け、綺麗な芝生の上で過ごす時間はとても豊かに思えるのだった。

○國仲商店https://www.instagram.com/kuninaka_shoten/

庭とバナナ。

1月末に引っ越してきてから、本当にずっとずっと天気が悪かったのだ。

朝起きると曇り空か雨がしとしと降っていて、時々晴れ間が覗く日もあるけどすぐにまた雨が降り出したりする不思議な天気。

今年2月の宮古島は例年の2倍の雨が既に降ったようで、誰もが太陽を待ち望んでいるのがわかる。

久しぶりに晴れるという天気予報に、まだ信じられない気持ちでいたのだが、朝起きると朝日が家の中まで差し込み、太陽が地球上の全てを照らしているように思えた。

そこで、ずっと買ったまま放置していたバナナの苗をKと2人で植え付けた。

バナナは、島バナナとアイスバナナと呼ばれる種類の2本。

玄関の前の門の横に、県道の植栽である福木が枯れてしまったのかないようなので、そこにも買ってきた1年層のお花を植え付ける。

Kは僕と付き合いだしてしょうがなく園芸の手伝いをするようになったのだけど、今ではすっかりハマっていて、植物のことをとても気にしているのがわかる。

門の前のお花も、Kが一生懸命植えてくれた。

バナナは大きくなるのに木ではなく草なのだそうだ。

なので、何かここに引っ越してきた記念に木を植えたいと考えているところ。

門の前の一年草

歴史は繰り返す。

ロシア軍のウクライナへの侵攻によって、恐ろしい戦争が始まった。

ニュースが気になって夜中に何度もスマホを覗く。

罪もない市民が巻き添えになっていないか。首都のキエフは無事だろうか。

人間は、何千年も戦争を繰り返してきていてそれが間違ったことだとわかっているはずなのに、2022年になっても未だに戦争をし続けている。

こうなる前に、何か止める手立てはなかったものか・・・。

今後この戦争がどのような決着を迎えるのか。祈るような気持ちでニュースをただ見守ることしか今の僕にはできないことが悔しい。

バラとコスモスとツツジ。

1月末に宮古島に引っ越してきたのだけど、庭にはバラが咲き始め春の暖かさだった。

庭をよく見渡すと倉庫の横にはツツジがあり、ツツジもやがて2月に満開を迎えた。

コスモス

遠くにツツジが咲いている

海の散歩に行く畑には玉ねぎ農家があって、玉ねぎの横にコスモスが満開で咲いていた。

5月に咲くバラやツツジと、9月に咲くコスモスが同時に咲いているなんて不思議な気候だ。

そういえば、ナスタチウムの花も畑で満開になっているのを見かけた。

宮古島は早くも初夏の気候になってきている。

コンランショップの洋服箪笥。

その昔、コンランショップが新宿にできた時に毎週末通っていた。

その頃は原宿に住んでいて、コンランは新宿と初台の微妙な中間にあったので家からタクシーで行っていた。お店のスタッフとはほとんど顔見知りで、園芸周りの素敵な鉢が入ったりするとお店から連絡があった。

いろいろな物を買ったけど、その中で最も大きかったのは洋服箪笥だった。アメリカンチェリーでできた重たい箪笥は幅も奥行きもとても大きく、当時住んでいた原宿のマンションの部屋の中で、大きな存在感を放っていたのを覚えている。

原宿から外苑前に引っ越す時に、一旦引っ越し業者さんが解体してから組み立ててくれたのだけど、その後、外苑前から北参道に引っ越した時にこの箪笥は解体したまま、組み立てることなく押し入れにしまわれたままだった。

今回の引っ越しでこの箪笥を丁寧に梱包して、宮古島まで業者さんに運んでもらったのだけど、果たしてこの箪笥が組み立てられるのかどうか不安な気持ちでいたのだ。

最初こそコンランのスタッフが家に来てくれて組み立ててくれたものの、2回も解体した家具は部品が全て揃っているのか?板なんかが反り返っていないか心配だった。

今日は意を決して午後からKとふたり、この箪笥の組み立てに取り組んだ。


説明書を見ながら1つ1つ組み立てていったのだけど、1つ1つのパーツがとても重く、用意には組み立てられない。途中で何度か折れそうになりながらも、あとは扉をつければ見えてくると思った瞬間、後ろの板を支える2本の棒を入れ忘れたことが発覚してまた途中まで戻る羽目になった。

それでも最後はなんとかこの大きな箪笥を組み立てることができて、何もなくなった床の間に運び入れることができた。

この洋服箪笥やベッドやソファなどの家具は、30年近く僕の人生とともにあったのだ。もう一度箪笥が僕たちの人生に戻ってきて、なんとも言えない充足感を感じることができた。

これからの残りの人生も、これらの家具たちと大切に過ごしていこう。

海のニューヘアスタイル。

海が右足を怪我して1ヶ月以上が過ぎたのだけど、傷を縫うために刈り取られた毛は未だに長くは生えそろわないため、初めて会う人には右足の毛が短いことが不思議なようで、同じ質問が繰り返され、どうしたものかと思っていた。

そこで、海さんには新しいヘアスタイルをしてもらうことにした。

海が出てきたときには大笑いしてしまった。

海は僕たちがなんで笑っているのかわからないようで、まんまるな目で僕たちのことをじっと見つめている。

かわいい。うちの羊さん。

大和食堂。

よく通る道の途中に、「大和食堂」という有名な宮古そばのお店があり、珍しく空いていそうだったのでやっといくことができた。

お店は小さな町の食堂屋さんで、テーブルと座敷がある。

「宮古そば」と「カツカレー」を頼んで待つと、麺が具材の上に乗っかった宮古そばと黄色いカレーが運ばれてきた。


宮古そばは具材が下にありその上に麺が乗っかっている。これは昔、年貢を収める時に、見えないように具を隠していたのだそうだ。

カレーはなぜか真っ黄色のカレーで、昔子どもの頃こんな色のカレーライスを食べたことがあるような、薄い感じがするけど懐かしい味がする。

また食べにきたいような、飽きない美味しさの食堂だった。

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孔雀。

海の散歩をしていたらKが叫んだ。

「ただし君見て!あれ!大きな鳥!」

言われた方を見ると、遠く木々が生えている林のようなところに、大きな鳥が3羽くらい見えて消えた。

「孔雀じゃない?」

「え?孔雀なんていないでしょ。雉か何かじゃないの?」

「孔雀に見えたよ・・・」

帰ってから大工さんに聞くと、この辺り一体は孔雀が増えてしまっていて、畑を荒らしているようでもはや害獣扱いされているのだそうだ。

「孔雀を捕まえて保健所に持っていくと5千円くらいもらえますよ」

孔雀は人間に近づいてこないけど、畑を散歩しているときに急に出てくると一瞬焦るくらい大きい。

まさか、孔雀がそこらじゅうにいるところに住むなんて思わなかったな・・・。