サムハラ神社。

明日は関空で空を迎える予定なので今日は大阪に泊まることにした。

本当は前の恋人のお墓参りに行こうと考えていたのだけど、僕の体調がすぐれないのと、時間もあまりないので和歌山の紀伊半島の下まで行くことは諦めて大阪で一泊することにした。

大阪では2軒ほどゲイバーに顔を出すつもりだったのだけど、それも疲れてしまい諦めた。

このところの疲れをどうにか吹き飛ばしたいと思い、大阪にある「サムハラ神社」に出かけた。

町中にある小さな神社なのだけど、パワースポットとのこと。

今はどんな力にも縋りつきたいほど疲れていたので立ち寄ってみることに。

本当に小さな神社で、道からすぐに本殿に突き当たる。

ゆっくりとお参りしたら、気持ちのいい風が吹いてきた。

SOMOS

沖縄本島に来て楽しみにしていたことは、今帰仁にある「SOMOS」という宿に泊まることだった。

SOMOSは、以前宮古島でパームリーディングをしてもらった時に紹介された宿で、2室限定の素敵な宿。

キューバ人の奥さんと日本人の旦那さんがやっている宿で子どもいる。

今帰仁の小高い丘の上にあり、窓からは海が見える。

宿は入口からして原生林のように植物が生い茂り、部屋の調度品はアンティークなものばかり。

浴槽もあるしベッドもクイーンサイズで広々しているしとてもリラックスできる宿だった。

今回ここに泊まったのは、いよいよ僕たちの宿のオープンが迫ってきているから。

宿の奥さんとご主人に素朴な疑問をいくつか投げつけて、丁寧に教えていただいた。

SOMOSのような宿にはできないけど、僕たちらしい宿を作るヒントをたくさんもらうことができた。

◯SOMOShttps://somos-okinawa.com/

ガエターノ と並んで福岡でよく訪れたレストランはこの「橙」。大濠公園にある水炊き屋さんだ。

冬に福岡に行くと温かい料理が食べたくなるので、水炊き屋さんには一通り行ったと思う。そんな中でこの「橙」に繰り返し行くようになったのだ。


最初はお肉が少ないかなとも思うのだけど、大きな唐揚げを頼んだり、野菜を食べているうちにお腹はいっぱいになってくる。

福岡の人は水炊きは家で食べるものと言うけど、確かに、家族だ鍋を囲むのはこの時期ならではの贅沢だと思う。

お腹いっぱいになって身体中温まってゲイバー「SAFARI」に飲みに向かった。

ピッツェリア・ダ・ガエターノ JRJP博多駅店

薬院にあるピッツェリア・ダ・ガエターノ は、僕とKが何度も通ったピザ屋さん。そのガエターノに駅前店が出来ていて、この店だとランチの予約が出来たので、福岡在住の友人Gと久しぶりに会うために予約した。

友人は、古くは僕のお母さんみたいな友人と付き合っていた人で、昔は一緒にその当時僕が付き合っていた人と4人で伊豆に旅行に行ったこともある。

Gは元々福岡の人なのだけど、ずっと東京で暮らしていて、今は福岡と東京の二拠点暮らし、そのうち本拠地を福岡にするということだった。

生ハムやチーズを摘みながら話が弾む。和食のかしこまった店もいいけど、カジュアルなピッツェリアはよりくつろげるのだ。

このふわふわのチーズが美味しかった


友人が東京から離れてどこに行こうと、こうして会おうと思えば会える。僕たちが東京を離れるのは友人たちと離れる寂しさもあるけど、会おうと思えば飛行機でいつでも飛べるのだ。

僕たちの宮古島移住話を聞きながら大笑いしてとても楽しい時間だった。

⭐️ ピッツェリア・ダ・ガエターノ JRJP博多ビル店
050-5456-4149
福岡県福岡市博多区博多駅中央街8-1 JRJP博多ビル B1F
https://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400101/40053075/

  • 鮨そえ島

    宮古島に移住したら、Kと2人なかなかこちらには戻って来られないし、好きな場所にも行けないと思い、長野や伊勢神宮をはじめいくつかの思い出の土地を訪ね歩いている。

    年始に京都旅行を企てていたのだけど、引っ越し準備が終わらないかもしれないと思い、先日泣く泣くキャンセルをした。

    今週末は、まだ大分にKが住んでいた時に年に4回くらいは通っていたふたりの愛する町である福岡に来た。

    福岡に来る時は、飛行機を降り立つと第二の故郷に帰って来たような不思議な安心感がある。

    父が生まれた土地というのもあるし、ゲイバー 「七男鳥」のマスターや店員さん、常連さんたちがみんなやさしく話しかけてくれるからだろう。

    今晩のご飯は、「鮨そえ島」。

    ゲイバーの連なる美野島商店街に近い場所にある寿司屋は、女将さんの温かく親しみやすいサービスが素晴らしく、シャイな大将も腰の低い穏やかな人だった。


    お寿司もどれも美味しく、シャリが少ないのが僕にはちょうどよく感じられた。

    生青魚が食べられなかったのが残念だったけど、また来たいと思えるコスパに優れたミシュラン一つ星店。

    ⭐️ 鮨 そえ島
    092-473-8122
    福岡県福岡市博多区美野島2-6-34 アスティオン美野島 1F
    https://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400101/40045530/

    伊勢へ。

    海のファミリー会の後は、伊勢志摩を目指し、今年の春にも宿泊した「旬香」という宿に泊まった。
    「旬香」は海のそばにあり、ドッグランがあり、食堂にもワンちゃんと一緒に行ける。そして何より、ワンちゃんと一緒に入れるお風呂もある宿。

    こんな宿に泊まるたびに、そのホスピタリティーに感動し、自分たちの宿もワンちゃんに対してこんなことできるだろうか?と思ってしまう。

    紅葉真っ盛りの伊勢神宮でお参りをする。


    前回伊勢神宮に来てからそこまで時間は経っていないものの、しばらく来られないと思いお札とお守りをいただく。

    その後、伊勢神宮の近くにある「猿田彦神社」に初めて行ってみた。

    「猿田彦神社」は、芸能の神様だそうで、多くの芸能人や著名人も訪れると聞いていた。それと、事業など新しいことを始める時にお参りすると良いと聞いていたので、僕とKの新しい船出が無事にいくように願って訪れてみた。

    新しい人生に、新しい風が吹きますように。

    蓼科の秋。

    松本で器を買った後、好きな雑貨屋さんをいくつか周り、その後蓼科のホテルへ向かった。

    蓼科は2回くらいしか来たことがなく、20年近く前にイングリッシュガーデンにバラを見に行ったくらい。

    八ヶ岳の周りの樹々の紅葉が美しく、遠く山に囲まれた蓼科は広々としていて、別荘やお洒落なパン屋さん、レストラン、カフェが点在している。

    野沢菜も並んでいる


    「ゆとりろ蓼科ホテルhttps://yutorelo-tateshina.com」というのは、ワンちゃんも一緒に泊まることのできるホテルで、ドッグランをいくつも完備してある。

    館内、ほとんどの場所でワンちゃんも一緒に歩くことができて、食堂にも同伴できる。

    この日もこんな辺鄙な場所にお客さんなんかあまりいないのでは?と思っていたのだけど、ほぼ満室のようにたくさんのゲストとワンちゃんが楽しそうに過ごしていた。

    僕たちのような犬連れにとっては、こんな風に犬も家族としてどこでも一緒に過ごせるホテルがあることは本当にありがたいと思う。

    蓼科で一足早い紅葉を思う存分味わうことができた。

    松本へ。

    もうすぐ宮古島に引っ越してしまう僕たちは、引っ越す前に心残りのないようにできるだけのことはしておきたいと思いつくままに一つずつ挙げてはリストを作っている。

    そんなリストの中に、とても些細なものかも知れないけど、欠けてしまった器を揃えておくというのがある。

    ネットでいつでも購入できる器もあるけれども、家の多くの器はネット販売などしていない店で買ったものばかり。そんな中でも日常的に使う小皿を長野県の松本にある「陶片木」というお店にもう一度買いに行きたいと思い急遽松本行きを決めた。

    SAにあったもみじ

    熱海から松本までは意外に近く、車で3時間半くらい。海を乗せて途中ドッグランに寄りながら4時間で松本に着いた。

    松本の犬連れOKのお店でランチを済ませ、「陶片木」へ。

    欠けてしまった蕎麦ちょこと、割れてしまった小皿を探す。それに加えて、もうしばらく松本には来られないかと思うと他の器も欲しくなるものだ。

    オリジナルの器

    この「陶片木」、インスタを始めたようで、そこで問い合わせるか電話で問い合わせれば品物を送っていただけるというサービスを最近始めたらしい。

    松本に行かなくても、写真を送ることで、欠けた器もまた送っていただくことができることを知り、ほっとして店を後にした。

    んまや〜

    宮古島には、宮古そばやソーキそばの名店がいくつかあって、人気店が各所に点在している。

    城辺友利という町からは少し離れた田舎にある「んまや〜」は、古い古民家と言った感じの一軒家で、「んまや〜」とは、親の実家という意味だそうだ。

    奥にテーブル席手前に座敷のある店内は、まるで親戚の家のようにラフな作り。


    軟骨そばと野菜そばを頼んだのだけど、そばの出汁が他の店のかつお節中心の出汁とは違って野菜やお肉の出汁だった。

    最後まで食べても食べ飽きないやさしい旨味は、確かにおばあちゃんの家で食べるご飯のように滋味深い味わい。

    ⭐️んまや〜
    0980-77-7477
    沖縄県宮古島市城辺字友利130-3
    https://tabelog.com/okinawa/A4705/A470503/47007456/

    竜宮城展望台。

    宮古島で一番見晴らしがいいと言われている竜宮城展望台に初めて登ってみた。

    海が真っ青で、対岸には与那覇舞浜の美しい白い砂浜が広がっている。

    サンゴ礁が隆起してできた宮古島には山も川もないためあまり高低差がなく全体的に平坦なのだけど、来間島の上にあるこの展望台からは遠くまで見渡すことができる。

    展望台の上でしばらく景色を眺めていると、後から上がって来た男性二人組の一人がおきな声をあげた。

    「あああ!久しぶり!観光できてるの?」
    「いや、僕はこっちに住んでるんです。本当、何年ぶりですかね?」

    Gくんは九州の出身で、その昔新宿2丁目のBridgeで会ったのだと思う。その頃ミクシィが盛んでそんな中で繋がっていた。僕よりも15歳くらい若い子だけど、考えてみたらそんな子ももう30代後半なのだ。

    「僕たち、毛すぐ宮古島に引っ越してくるんだよ」
    「え?そうなんですか?また仲良くしてください!」

    そんな会話をして分かれたのだけど、こんなに狭い島だから、またすぐに会えるだろうな。

    それにしても、すごい偶然だった。