Aterier 和毛

宮古島には、「Aterier和毛」「アトリエにこげ)という雑貨屋さんというかアトリエというかがある。

僕はこのお店が大好きで、このお店があるから宮古島で暮らすことを決めたと言っても過言ではないかもしれない。

和毛にはオーナーのアキヨさんがいて、いつも変わらない暖かな笑顔で迎えてくれる。

宮古島の暮らしで何か困った時は、僕は誰よりも先にこのアキヨさんに相談する。

美味しい晩ごはんのお店はないか?リフォーム業者さんがいないか?電気屋さんがいないか?

先日猫が捨てられていた時も、どうしたらいいのかわからずにすぐにアキヨさんに相談した。アキヨさんはとても親切に猫のオヤツやダニ・ノミ退治の薬を持って家に来てくれた。

お店の雑貨も好きだけど、何も買わなくてもアキヨさんと話をするだけでホッとするようなところがある。

僕も誰かにとって、アキヨさんのような存在になれたらいいなあと思うのだ。

◯Aterier 和毛https://instagram.com/atelier.nicoge?igshid=YmMyMTA2M2Y=

コンランショップの洋服箪笥。

その昔、コンランショップが新宿にできた時に毎週末通っていた。

その頃は原宿に住んでいて、コンランは新宿と初台の微妙な中間にあったので家からタクシーで行っていた。お店のスタッフとはほとんど顔見知りで、園芸周りの素敵な鉢が入ったりするとお店から連絡があった。

いろいろな物を買ったけど、その中で最も大きかったのは洋服箪笥だった。アメリカンチェリーでできた重たい箪笥は幅も奥行きもとても大きく、当時住んでいた原宿のマンションの部屋の中で、大きな存在感を放っていたのを覚えている。

原宿から外苑前に引っ越す時に、一旦引っ越し業者さんが解体してから組み立ててくれたのだけど、その後、外苑前から北参道に引っ越した時にこの箪笥は解体したまま、組み立てることなく押し入れにしまわれたままだった。

今回の引っ越しでこの箪笥を丁寧に梱包して、宮古島まで業者さんに運んでもらったのだけど、果たしてこの箪笥が組み立てられるのかどうか不安な気持ちでいたのだ。

最初こそコンランのスタッフが家に来てくれて組み立ててくれたものの、2回も解体した家具は部品が全て揃っているのか?板なんかが反り返っていないか心配だった。

今日は意を決して午後からKとふたり、この箪笥の組み立てに取り組んだ。


説明書を見ながら1つ1つ組み立てていったのだけど、1つ1つのパーツがとても重く、用意には組み立てられない。途中で何度か折れそうになりながらも、あとは扉をつければ見えてくると思った瞬間、後ろの板を支える2本の棒を入れ忘れたことが発覚してまた途中まで戻る羽目になった。

それでも最後はなんとかこの大きな箪笥を組み立てることができて、何もなくなった床の間に運び入れることができた。

この洋服箪笥やベッドやソファなどの家具は、30年近く僕の人生とともにあったのだ。もう一度箪笥が僕たちの人生に戻ってきて、なんとも言えない充足感を感じることができた。

これからの残りの人生も、これらの家具たちと大切に過ごしていこう。

ソファーカバーを新しく。2

25年くらい使っているソファーのカバーを新調しようと思い、ネットで作ってくれそうなところを探して辿り着いたお店「TINT & TONE」。

前回、ソファーカバーの採寸にわざわざ世田谷区から職人さんが家まで来てくれたことはここに書いた。

ソファーカバーは外国ではほとんど張り替えることもないようなのだけど、日本だと湿気もあるし、汚れが気になる人はカバーを替えたいと思うのではないだろうか?

このソファーカバー、布を何にするのかが一番重要で、それによって値段が全然変わってくるようだ。

ベルギー産リネン100%の布地を使おうかと思っていたのだけど、リネン100%は縮みみが結構出るので、洗った場合は少しフィットしなくなるとのこと。なので、外国のようにそのまま洗わずに使えばいいのではないかと。

散々迷った挙句、結局はリネンとコットンの混合のものにした。それによって、値段も7万くらい安くなった。

今日、職人さん(オーナー)が来てくれたのは、前回の採寸したもので仮縫いをしたので、その仮縫いした布を実際のソファーに被せて垂水がないか、張りの具合はちょうどいいか、もう少し縮めたほうが良いかなどを判断するため。

午前中で大体終わったようで、これからどうなるのかと思ったら、今度は1月に出来上がりを持ってくるとのこと。

「実際の出来上がりの記事で被せてみないとわかりませんので」

それにしても、世田谷から熱海まで3回もこなくてはいけないなんて、それをやっていただけるなんてなんて素晴らしい職人仕事だろうか。

今から出来上がりが楽しみでしょうがない。

⭐️TINT & TONEhttps://www.tint-tone.com/index.html

お出かけにはポットを。

家にはピクニックに持っていくために買ったポットが2つある。

でも、昔はお花見に持って行ったりしたのだけど、近頃はピクニックなんて全然行けていなくて、ずっと使わずにかごの中にしまってあるだけだった。

先日、関西に海を連れて行った時に、わざわざペットボトルを買うよりもポットで持って行ったらどうだろうと思い、熱々の番茶をポットに入れて車に乗った。

途中、ポットの蓋を開けては、「あったかいね・・・」とお茶を飲む。

ペットボトルならばすぐにぬるくなって覚めてしまうのにポットのお茶は温かいまま。お茶も自分で淹れてきた方がすーっと喉を通ってゆく美味しさがある。

海のドッグランでのファミリー会が終わっても、ポットはお茶はまだ温かいままだった。

「なんでもっと早くポットで入れなかったんだろう?」もっと早くやればよかったな。

自分でお湯を沸かしてポットに入れるのはちょっと手間だけど、ゴミにもならないこんな一手間を、僕たちはもっと暮らしに生かしていきたいと思ったのだった。

松本へ。

もうすぐ宮古島に引っ越してしまう僕たちは、引っ越す前に心残りのないようにできるだけのことはしておきたいと思いつくままに一つずつ挙げてはリストを作っている。

そんなリストの中に、とても些細なものかも知れないけど、欠けてしまった器を揃えておくというのがある。

ネットでいつでも購入できる器もあるけれども、家の多くの器はネット販売などしていない店で買ったものばかり。そんな中でも日常的に使う小皿を長野県の松本にある「陶片木」というお店にもう一度買いに行きたいと思い急遽松本行きを決めた。

SAにあったもみじ

熱海から松本までは意外に近く、車で3時間半くらい。海を乗せて途中ドッグランに寄りながら4時間で松本に着いた。

松本の犬連れOKのお店でランチを済ませ、「陶片木」へ。

欠けてしまった蕎麦ちょこと、割れてしまった小皿を探す。それに加えて、もうしばらく松本には来られないかと思うと他の器も欲しくなるものだ。

オリジナルの器

この「陶片木」、インスタを始めたようで、そこで問い合わせるか電話で問い合わせれば品物を送っていただけるというサービスを最近始めたらしい。

松本に行かなくても、写真を送ることで、欠けた器もまた送っていただくことができることを知り、ほっとして店を後にした。

ソファカバーを新しく。1

僕の家には3人がけのソファが一つと1人がけのソファが2つあって、どれも年季が入っている。

中でも3人がけのソファは僕が原宿に引っ越した29歳くらいで買ったと思うので、24年くらい経っているのだろうか。

外国人はソファのカバーなど張り替えることは滅多にしないようだけど、日本で暮らしていると湿気もあるし暮らす間にできた汚れも気になりカバーを新調することに決めた。

ソファーカバーの新調は、主に生地の値段によってかなり最終的な値段が変わってくる。ベルギー産リネンを使うとなると25万円くらいはするようで、それだけあれば新しいソファが新調できるのではないかと思える値段だ。

でもこのソファには長い年月の間に起きた様々な思い出も残っていて、カバーも擦り切れた今となっては僕の人生そのものを表しているようにさえ思える。

今日はそんなソファの仮縫いをするためにわざわざ東京から熱海までお越しいただいて、6時間くらいかけてソファの型取りをしてくださった。

「TINT & TONE」はもともと家具屋産にいた方が始めたお店で、それゆえにソファの立体的な形を時間をかけて丁寧に形取っていく。

この型を今日は持ち帰り、今度は一旦この布で縫ってから、もういちど熱海まで来ていただいてソファにきちんとたるみなく入るか試して調整した後に、最終的に選んだ生地で縫っていくそうだ。

なので出来上がりは1月になるとのこと。でもこんな風に職人産が丁寧に仕事をしてくれている姿を見ると、ここでお願いして本当に良かったと思える。

出来上がりが楽しみでしょうがない。

⭐️TINT &TONEhttps://www.tint-tone.com/index.html

イタリアの青いタイル。

いつか宮古島に家を買ったら、イタリアの青いタイルを使いたいと思いネットでサンプルを取り寄せてみた。

宮古島の海の青を、「宮古ブルー」と呼ぶのだけど、この鮮やかな青色は日本のタイルで探すのは難しいと思ったから。

包装を取り除くと、中から思った通りの美しい青のタイルが出てきた。

それはイタリアの美しい海の青さを思い出すような鮮やかな青。

「サルデーニャブルー」と名付けられていたそのタイルは、僕が2回訪れたサルデーニャ島の美しい海の青さからきているのだと思う。

こんな色を日常せいかつで使っているイタリア人て、やっぱり美しさの感覚が研ぎ澄まされているのだと思う。

片口

毎回宮古島に行ったら必ず顔を出すお店『アトリエ和毛』に行き、オーナーカップルに海を見せた。

「スタンダードプードルってはじめて見ました」

とてもうれしそうに海を触ってくれた。

以前買って使っていたグラスが割れた時も、オーナーに連絡したら新しいものを送ってくれた。

沖縄の作家さんのグラスだったけど、こんな風に割れてもまた新しいグラスが買えるのもうれしい。

たいていこのお店で沖縄の雑貨を買って帰るのだけど、今回はこの片口を選んだ。

日本酒を冷やして入れたら美味しそう。

⭐️アトリエ和毛https://instagram.com/atelier.nicoge?utm_medium=copy_link

エバーピーラー(右利き用)

先日買って使ってみて、その使いやすさと切れ味に驚いた。

それが飯田屋の「エバーピーラーhttps://kappa-iida.com/free/everpeeler」。

ジャガイモの皮をピーラーで剥くのって、実は結構面倒臭いと思いませんか?

普通のピーラーは刃の下にまっすぐボディがついているけど、このピーラーは右利きと左利きに分かれていて、刃とボディがくの字型にズレている。

その構造のためか、削る時にとても滑らかで、ジャガイモを掴んでいる指などを切ることも防いでくれている。

いい道具に会うと、俄然料理もヤル気が出るものだ。

カセットコンロは、アモルフォ プレミアム。

カセットコンロの中のボンベがセットしづらくなり、同じ物を買い換えることにした。

24年くらい使ったであろうカセットコンロ

新しいカセットコンロ

イワタニに修理に出そうかと思ったのだけど、数年前くらいに脚が取れてしまい、修理に出した時に若干渋々直してくれた感じがあったのだ。

なぜ渋々なのか自分なりに考えてみると、このカセットコンロ、思えば24年以上使っていたことになる。イワタニにしてみたら、新しい物を買って欲しかったのだろう。壊れないから24年以上も使ってこられたきちんとした商品づくりに感心する。

衣類をはじめ、考えてみたら僕は新しく何かを買い換えるというよりも、かなり長く同じ物を使用するようだ。セーターに穴が開いても、気に入ったセーターであれば修理して長く着続ける方を好む。

このカセットコンロ値段が全然可愛くないのだけど、長く使っていけるならば十分元は取れると思っている。