クリスチャンヌ・ペロションのコーヒーカップ。

久しぶりに、クリスチャンヌ・ペロションという陶芸家のコーヒーカップを購入した。


クリスチャンヌの器は、日本に入ってきたのは、フランスのミニマリストであるカトリーヌ・メミの家具が日本に入ってきた頃で、かれこれ23年前くらいになるかもしれない。

当時、家のそばにあった外苑西通りのショップで彼女の器を一目見て気に入ってしまい、当時でも高価だった器をいくつも買い揃えた。

どこか、日本の和に通じる形は、見ていて美しく使っても使いやすく、僕の毎日を豊かにしてくれた。

コーヒーは実は自分では積極的に飲まないのだけど、今日は久しぶりにコーヒーをゆっくりと入れてみた。

美しいコーヒーカップは、穏やかな時間を運んできてくれる。

網じゃくし

ずっと気になってはいたけど買わずに過ごしていて、先日何かを買うついでに買ってみたら、「ああ、もっと早く買っておけばよかった!」と思ったものがこの「ラバーゼの網じゃくし」。

スナップエンドウや切ったブロッコリーなどの野菜を茹でてすくい上げる時に、今までは穴の空いたおたまですくい上げていた。でも、穴が空いているとはいえ、どうしてもお湯も一緒に少しすくい上げてしまうのと、何回かにわけてすくいとらないと取り上げられず、その間に茹で時間は経ってしまうことがストレスだった。

この網じゃくし、大きさもかなり大きく、使ってみると気持ちいいように野菜が一気にすくい上げられた。

使うことをよく考えて作られた道具は、暮らしを変える力がある。

モビール。

熱海の雑貨屋さん「kichi」から電話があり、前にお願いしてあったモビールが入荷したということで取りに行ったのは随分前。

家の引越しの片付けが終わらずほったらかしにしていたのだけど、Kが見つけ出してリビングに仮に取り付けてくれた。

エアコンの風に揺れるモビールを見ていると、宇宙船のように見える。

ゆっくりと動きのあるモビールは、思いがけず静かな部屋にゆるやかな時間を運んで来た。

ラプアンカンクリのポケットショール。

長年愛用しているリネンを買っている「ラプアンカンクリ」で、ポケットショールを買った。

大きなヘリンボーン柄と、シックな色合いに虜になってしまったのだ。

送られて来た色違いの2つのショールを開けると、
「これ、どうやって着るの?」とKが呟く。

「肩からかけたり、膝にかけたり、でっかいマフラーみたいにしたり、どうやってもいいじゃん。大きすぎず小さすぎず、便利だよ」

「へー」

早速寒くなって来たので、晩ご飯を食べながら、膝にかけてみた。ショールは暖かく、それでいて軽いので手軽だ。

膝にナプキンのようにかけて、向かい合って座っているKに残りの部分をかけると、嬉しそうに僕のショールの下に足を入れて来た。

二人で一緒に入るショールの下は、とっても暖かかった。

⭐️https://lapuankankurit.jp/discover/always-by-myside-pocketshawl/

陶片木

松本に来るたびに訪れる器屋さん「陶片木」は、もうかれこれ30年くらいの付き合いだろうか。

胡麻すり鉢やざる、小さな豆皿まで、この店で購入した器や生活用品は数知れない。

先日、白い小さな豆皿を僕の手違いで割ってしまい、縁が割れたまま使っていたのだけど、松本行きを決めて同じ器があれば買おうと意気込んで来たのだ。

やはり、豆皿は同じ場所に変わらずにあって、無事に購入することができた。

ついでに違う形の豆皿と、手で作られた調理用のスプーンを手に入れた。

この店の生活雑貨は、料理を本当にする人にはわかる考えられた用の美を持っていて、買って家で使ってみてはじめてその価値がわかるようなものたちが並んでいる。

この調理用スプーンも、きっとその便利さに驚かされる日が来るだろう。

⭐️陶片木http://nakamachi-street.com/shop/touhenboku/

寄木細工のコースター。

熱海にあるお気に入りの雑貨屋さん「KICHI」で、先日素敵なコースターを買い求めた。

小田原市にある工房の寄木細工で作られており、美しい木目の違いと色が微妙に違っているのだ。

てっきり僕は、この色の違いは、染色によるものだと思っていたのだけど、木本来の持つ色味を生かして、そのまま寄木細工にしているのだそう。

「へーこれ、全部違う木の色だったんですね!!!びっくり」

人が作るこうした工芸品が僕は好きだ。

このコースター一つ作るだけで、一体どれくらいの時間がかかるのだろう?と思う。

Kと二人、好きな色味のコースターを選んで買って帰ったのだけど、お客さん用に、今度はモプ少し買い足しておこうと思ったくらい、使っていてとても美しいと思った。

⭐️OTA MOKKOhttps://ota-mokko.com

基地 TESHIGOTO

昨日ランチを食べた「キチプラス」には、「基地」と言う素敵な雑貨屋さんが姉妹店であるとここに書いた。

このお店、熱海から銀座町に抜ける通りにあるのだけど、今まで何度通っても開いていることがなくて、今回やっとお店に入ることができた。

小さなお店にはこだわりの雑貨が並んでいて、熱海に関する本があったり、県内のアーティストや作家さんのオブジェや洋服、作品なども置いてある。

「おお!このバッグ綺麗だね!」と思わず手に取り久しぶりにバッグを買ってしまった。

店員さんも熱海愛に溢れ、話もとても面白い。

時々東京の雑貨屋さんが恋しくなっても、ここにくれば大丈夫。笑

⭐️基地http://www.cafe-kichi.com/kashi-kichi/

ペアのグラス。

宮古島で昨年買ったペアのグラスの1つが、僕が高い棚から取ろうとした時にうっかり落としてしまい割れてしまった。

それからもう一つ買い足そうと、宮古島でグラスを手に入れたお店『和毛』のホームページを調べたけれど、オンラインはやっていなくて残念に思っていた。

先日、宮古島に行った際に『和毛』に寄り、割れたグラスを探すも、一つ一つ手作りのため現在は取り扱いがないことがわかった。

「作家さんに問い合わせてご連絡しますね!」と言うことで、後日問い合わせたところ、丁度2つ残っているとのことで、送っていただいた。

届いたグラスは手作りのため、前回買った左のものよりも、若干厚みがあるみたい。

僕は、やってきた2つのグラスを出して使おうと思っていたのだけど、倹約家のKはまた僕が割るかもしれないと思ったのか、1つのグラスを包んだまましまってしまった。

それでも、これでまたふたりでペアで飲めることを喜んだのだ。

⭐️アトリエ和毛https://instagram.com/atelier.nicoge?igshid=1p16ykaroxtc7

エコバッグ。

世の中、デパートやコンビニでさえも、ビニール袋が有料になるように変わってきた。

この流れを僕はとてもいいことだと思っていて、急にエコバッグの活躍が日常生活でも増えてきたように思う。

近所の買い物だと、このマルシェバッグを持っていくのだけど、少し散歩する時などは、ニューヨークで買ったエコバッグをポケットに入れて持っていく。

エコバッグの必須条件は、とにかく小さく折りたためて軽量で、水にも強いということだろうけど、僕はどうしてもこのナイロンやビニール、プラスチックの素材が好きではないのだ。手で広げる時も、手で持つ時も、肩にかける時も、この感触が本能的に苦手なのだ。

そこでふと思いついて、最近はコットン製のトートバッグを使うようになった。

ポートランドの古い書店で買い求めた

トートバッグは、旅行の時によく買い求めてきたので、気づいたら何種類も在庫があり、このところ旅行で僕がトートバッグを手に持って買おうとすると、

「ただしくん、トートバッグ使いきれないくらいあるでしょ」

と、毎回Kに止められるアイテムの一つ。

でも、これからは家で眠っていたトートバッグを、適当に気分によって使うことができる。

ちょっとした違いなのだけど、コットンのバッグを広げて、野菜や豆腐、果物を入れる。手で持ちながら、「ああ、やっぱり天然素材が好きなんだよな・・・」と思うのだ。

これも、リモートワークで頻繁に買い物をするようになって、改めて自分の本当に好きなものが見えてきた証。

クリスマスプレゼント。

昨日のクリスマスで、実は僕は、小さな薄いガラスの日本酒用のお猪口を、シンガポールの友人カップルJ &Lたちに用意していた。
彼らのホテルの部屋に入ってプレゼントを渡すと、松屋銀座のクリスマス用の袋は、かわいいリスのイラストで、ハイアットセントリックにはちょっと子供じみて見えた。
食事に行く前に彼らが僕にくれたのは、伊勢丹のでっかい包装紙。中を開けると、有田焼の器が大小2セット入っていた。
「うわあああ!すごい綺麗!」
ちょっと高級すぎて僕の家にはあまり似合わない感じだけど、その綺麗な器は彼らからのクリスマスプレゼントだった。
僕の選んだちょっこりとした日本酒用の器を彼らはとても気に入ってくれたけど、ちょっとクラス感が合わな過ぎるなあ・・・と思ったのだ。
Kはその高級な器を、目をパチパチさせながら眺めていた。