ポジティブな人の考え方。

テレビにも出演していたやり手の女社長とお会いする機会があった。

とてもポジティブで、何事かが目の前に起こっても、「私ってやっぱり持ってるわ」と、自分がついていると信じているような感じの人。

なかなか僕たちはそうは思えなくて、「私なんて・・・」などと人前では卑下したりするもの。

その人を見ていると、心のありようによって、年齢をきれいに重ねていっているなあ・・・と感心させられた。

成功していく人って、自己肯定感が強いんでしょうね。

クリスマスローズが咲きはじめた。

ベランダのクリスマスローズの蕾が開きはじめた。

クリスマスローズと言うのは通称で、クリスマスに咲くのは温室で早咲きにしているのだろう。

どういうわけだかヒヨドリもネズミも、このクリスマスローズだけは襲わずにいてくれる。

まだ寒さの続く冬の日に、毎年忘れずにうつむきながら咲いている姿にほっとさせられるのだ。

今年のヒヤシンス。

今年も我が家では、15個のヒヤシンスの水栽培をしている。

そのうちの2個は、友人が元旦に家に遊びに来た時に、もらわれていった。

毎日ぐんぐん伸びていくヒヤシンスを見ながら、ちょっと元気のない時には元気をもらい、春が少しずつ近づいてくるのを感じている。

眠れない夜に。

この1ヶ月、珍しく仕事が集中していて、正月も4日から仕事だったし週末も全て働いていた。

それが今日の会議でひと段落ついたようで、緊張していた糸がぷっつりと切れたような開放感を味わっている。

途中、仕事のことを考えて夜も眠れない日々があったのだけど、こんな風に仕事で私生活が支配されてしまうくらい背負い込むのも久しぶりだった。

忙しく、夜も眠れず余裕のない日々でも、Kは相変わらずのんびりとしていて、そんな姿を見るとなんとか頑張ることができた。

どんなに忙しくても、家族がいる家があることが何よりも心の支えなのだ。

観光客の日本での透析。

シンガポールの友人カップルが、親戚一同を連れて日本に旧正月に遊びに来るので、いくつかお願いをされていたのだ。

一つは、六本木のミシュラン星付きのお寿司屋さんを14人で貸し切りにしたいということ。そしてもう一つが、義理の弟さんの透析をどこかの病院でよやくしてくれないかということ。

透析というものがいったいどういうものなのか、実は今回友人のご家族の件があるまでよく知らずにいたのだが、透析を必要としている人は、腎臓の代わりに血液を濾過する必要があるらしく、旅行中でも欠かすごとができないらしい。

海外旅行ともなると、受け入れ先がきちんとあるのか、言葉のコミュニケーションは大丈夫か、それによっては旅行自体ができないこともあるようだ。

今回、この東京でさえ、英語を話せて透析もしてもらえる病院なりクリニックを探すことは、意外に難しかった。

結局、一番最初の朝8時に病院の前で待ち合わせをして、僕が病院側とのつなぎのコミュニケーションをやったのだった。

透析にかかる時間はおよそ4時間。終わった頃にまた親族に迎えにきてもらうことで無事に受付が終わった。

Mr. GAY JAPAN に呼ばれて。

Mr. GAY JAPANのHP

『Mr. GAY JAPAN 2020』のファイナリストが6人決まったそうで、そのファイナリストに『結婚の自由をすべての人に訴訟』のお話をレクチャーして欲しいとの要望をいただき、弁護士とKと3人で、レクチャーとクイズをしてきた。
そもそも『Mr. GAY JAPAN』なるイベントがあることは知っていたのだけど、多くのミスコン同様、そのジャンルで一番を決めること自体、僕は疑問に思っている。
人間の魅力は多様であるため、同じものさしでは測ることはできないと思うからだ。
でも、今回、参加しようと思ったのは、もしかしたら彼らのアクションを通じて、僕たちでは届かなかった人たちにセクシュアルマイノリティに関する正確な知識が広まるかもしれないと思ったからだ。
なぜ同性婚に関する裁判が必要なのか。なぜ僕たちが原告として立ち上がったのか。そんな話をしながら、彼らにも自由に思ったことを話してもらう時間は、思った以上に有意義で、忙しい中、クイズを作って参加して本当によかったと思えたのだ。
このお話がきっかけで、今度は、ミス・グランドインターナショナルでの講義をしてくれというお誘いと、TOKYO FMでお話をしてくれというお誘いをいただいた。
一つの行動が、次の行動に繋がってゆくようだ。

his

久しぶりに、日本のゲイ映画が公開されるというので、何も下調べもせずに新宿武蔵野館に観に行った。
『his』は、『愛がなんだ』の今泉力哉監督。この『愛がなんだ』は、映画好きな友人からはいい映画だと聞いてはいたのだけど、結局僕は見ていない。主演の宮沢氷魚さんは、BOOMの宮沢和史さんの息子さんだそうで、クオーターらしく透き通るような存在感。
都会を離れて、農村で自給自足をしている宮沢の元へ、かつての恋人だった藤原が子どもを連れて訪ねてくる・・・。
現代のゲイの暮らしをなるべくそのままに、生き生きと脚本に落とし込もうとした意図はわかるのだけど、色々な描写が少し無理があるかな・・・と思うところがある。
それと、素人の演技と役者の演技の差が激しくて、やたらと気になってしまう。日本で活躍している子役は、気のせいかいつも同じような演技になってしまうのはなんでなんでしょうかね?『弟の夫』の子役も同じように感じてしまった。
でも、それをすべて考慮したとしても、日本でこんなゲイ映画が一般公開されていることに感動したのだ。それに、言葉で説明しすぎないこの今泉監督の力量も、これからとても楽しみに思える。
何よりも一番僕が楽しかったことは、この主人公の宮沢氷魚さんがとてもタイプで、目が釘付けになってしまったこと。笑
改めて、自分は、色白で薄い顔がタイプなのだと思ったのだ。
⭐️hishttps://www.phantom-film.com/his-movie/

CATS

ホラーと言われるのもわかるジュディ・デンチ

夢に出そうなジェニファー・ハドソン

あまり違和感のないテイラー・スウィフト

僕が、大学一年の時にはじめてニューヨークに行った時に、はじめてブロードウェイで観たミュージカルが『CATS』だった。
そのせいか、今回の映画作品がアメリカで公開されて酷評ばかりが流れてきても、この映画を観ることを何よりも楽しみにしていて、公開と同時に観に行った。
映画通の評価は、『新手のポルノ』などと書かれており、なるほど映画としてよく出来ているものではないけど、僕は意外と楽しむことが出来た。
残念なのは、全体的にのっぺりとしているように感じられるところだろうか。何というか、不思議な環境ビデオを観ているような錯覚に陥る感じとでも言おうか。
僕が楽しめたのは、この猫いったい誰なんだろう?とか、どうやって作ったんだろうこのメイクとか、耳や尻尾動きとか…そんなところを見ていて楽しかった。どこが業界の人たちは嫌いなんだろう?とか考えながら見たのだ。
ジュディ・デンチにテイラー・スウィフト、ジェニファー・ハドソンにイアン・マッケランと、才能の無駄遣いとか言われてるけど、ヴィクトリア役のフランチェスカ・ヘイワードっていう女性のバレエが凄いよかったし、イアン・マッケランがやっぱり好きだったな。年を取ったら、イアン・マッケランみたいになりたい。
グリザベラは、ジェニファー・ハドソンの爆発系じゃない方が良かったかもしれない。あくまでも僕が勝手に最初に観たキャッツの『メモリー』に引きづられているのだろうけど。
あまりにも酷評されているけど、ミュージカル好きにはやはり見て欲しいと思う作品。
⭐️CATShttps://cats-movie.jp/sp/

LGBTヒストリーブック トークイベント

真ん中がジョンとスチュアート

北丸雄二さんが翻訳した『LGBTヒストリーブック』の出版を記念して、トークイベントが二丁目のaktaで行われた。
そこへJohn Lewis & Stuart Gaffneyというサンフランシスコのパレードで毎年マーシャルを務めているゲイカップルが登壇するということで、僕たち東京の原告に声がかかり、いくさんと一緒にほんの少し登壇してお話をした。
このふたりのお話が本当に素晴らしくて、できればもっと沢山の人に聞かせたいと思った。
アメリカでは、カリフォルニア州など州によって同性婚は認められて、市役所に同性愛のカップルが何千人と殺到したり、その後すぐにその条例が覆されたりを何度も繰り返しながら、やっと2015年に全米で同性婚が認められたのだった。
ジョンさんが言うには、はじめて結婚証明書を手にした時に、「これでやっと我々はもう、二流市民ではなく、他の人とやっと平等の権利を得たんだ!」という言葉には出来ない完全な充足感を味わったのだそうだ。
その時の満たされた気持ちがあったから、何度もふたりの結婚が破棄されたとしても、また立ち上がり諦めずに活動を続けることが出来たということだった。
彼らは何度も何度も僕の目を見ながら言っていた。
「never never never give up」

仕事仲間たちが、自分をどう思っているか。

『働き方改革』の一環だと思うが、今年から自分が一緒に仕事をしている周りの8人の人を指名して、自分の能力や仕事ぶり、人間性についてアンケートを記入してもらい、名前は伏せられたまま公開されるようになった。(その評価を見ることが出来るのは、本人及び上長のみ)
僕はこのところの仕事の忙しさもあり、それらの評価を見ることさえ忘れずに過ごしていたところ、上長と面談がありその評価の話になった。
上長「ちょっと驚いたんだけど、君みたいな評価の人はいなかったんだよ」
僕「あの評価、まだ見てないです。なんかあったんですか?」
上長「それが、君だけが唯一、すべての人からもう一度一緒に仕事がしたいと、満点をつけていたんだよ。他には誰もいなかったんだ」
僕「えええ?それはうれしいな。仕事の評価には関係なくても、一番うれしいです」
賞を貰うよりも、大きな扱いを取るよりも、仕事仲間にもう一度仕事をしたいと思ってもらえる方が、いまの僕にはうれしかったのだ。