今年もバラが咲きはじめました。

ゴールデンウイークのはじまり頃、決まったようにベランダのバラが咲きはじめる。
今年も一番乗りは、『マダム・アルフレッド・キャリエール』。昨年も、4月26日に咲いたのを、このブログに書き留めてあった。
ほとんど世話をせず放ったらかしでありながら、春になると示し合わせたかのように枝中に蕾をいっぱいつけて咲いてくれるバラたちを見ていると、今年も、この小さな暮らしをなんとかやってこられたことに感謝をせずにはいられない。
ここになんども書いている『マダム・アルフレッド・キャリエール』は、蕾のうちはほんのりとピンク色を含み、花が開いて来ると象牙色の温かみのある白色に変わってゆく。
虫がつきづらく強健で、比較的半日陰にも強い。棘の比較的やさしい枝を奔放に伸ばし、木全体で咲く姿は、社交的なフランスの貴族の婦人のように華やかだ。
ほのかに甘く清冽な香りは、この花をこの先も手放すことはできないと思わせる。
これからうちの小さなベランダは、バラの日々を迎える。

スノーボール。

僕の好きな花木に、『スノーボール』がある。
切り込みの入った美しい葉っぱに、緑色から白にゆっくりと変わってゆく丸い玉のような花を咲かせる。
もともと緑色の花が好きなのだけど、オオデマリという似たような植物もある。オオデマリはオオデマリで綺麗なのだけど、オオデマリはもっと頑丈な感じで、それと比べるとスノーボールの可憐な佇まいは、乙女心に訴えて来るのだ。
裸木の中からゆっくりと緑色の新芽が見え始め、少しずつ花らしきものが現れ、ゆっくりと緑色の玉になってゆく姿も美しい。
今の時期、お花屋さんでも大きなスノーボールが売られているのを見ると、その緑色の玉のような花を見ながら、「なんて綺麗なんだろう…」とため息をついてしまう。
あんな風に大枝で咲くくらい大きくなったらうれしいだろうな…なんて、うちの小さなスノーボールを見ながら夢見ているのだ。

湘南T-SITE

TSUTAYA

テラスのあるレストランが多い

藤沢と辻堂の間にある、『湘南T-SITE』に行った。
『湘南T-SITE』とは、本屋さんと30の様々なショップやレストランが一緒になっている文化複合施設。
その施設の周りには、日本で一番進んでいると言われている電線もない低層の住宅地が広がっている。
TSUTAYAを中心に自由に縦横に伸びた施設の中は、海のそばの湘南という場所ならではのライフスタイルを提案する雑貨ショップやレストランがある。
湘南T-SITEの大きくテーマは三つ。
・スローフード、スローライフの提案
・趣味とデジタルライフの楽しみ方の提案
・親と子のコミュニケーションの提案
一番感心したのは、保育園と老人施設が同じ建物の中にあること。
保育園に通う子どもたちは、毎日何度もおじいちゃんおばあちゃんと自然に触れ合っているそうだ。
そして、家や道路など、所々に太陽光パネルが並んでいること。
急な停電が起こったとしても、一時的に電力を供給することが出来るそうだ。
これからの高齢化社会を見すえて、町づくりをしているこんな場所があるなんて、ちょっと驚きだった。
⭐︎湘南T-SITEhttp://real.tsite.jp/shonan/

ぶどうの蕾。

この時期、ベランダの植物たちは、日に日に目まぐるしく成長を遂げる。
僕は毎朝ベランダに出て、それぞれの植物の小さな変化を見逃さないようにと思って目を凝らしている。
うちには、二本別々の種類のぶどうの木が植えてある。
ぶどうの葉っぱの形が美しいので、ここへ引っ越して来た時に買い求めたのだ。何千年も前から、人々が絵画の中でぶどうの葉っぱや実を描いて来たことからすると、昔の人もぶどうの葉っぱの美しさに魅せられていたのかもしれない。
昨年は見られなかったことなのだけど、ぶどうの木に蕾がついているのを発見した。
ぶどうの蕾は所々にあって、大きさもまちまち。今は硬い小さなつぶつぶが、やがてほころび、うまくいけば受粉されて、実を結ぶのだろう。
うちの場合は、ヒヨドリやメジロなどの様々な鳥が遊びに来るから、きっと実にならないうちに食べられてしまうんだろうな。

はじめての、胃カメラ。

先日、生まれて初めて胃カメラを飲んだ。
今までの健康診断では、バリウムを選択していたのだけど、バリウムを飲むのも好きではなかったのと、胃カメラの方がより精度の高い検査結果を得られるということで、胃カメラを選択してみた。
はじめに、バリウムの時と同じく、胃の動きを止めるために筋肉注射をする(これが痛い)。それから、喉に麻酔スプレーをかけられて、胃カメラを口に入れた時に、舌に当たって「オエッ」となるのを軽減する。
その後、台に横になり、腕にもう一度注射をしてさらに麻酔を効かせてゆく。この時点で既に頭が酔っ払った時のように朦朧としてくる。
胃カメラが侵入してくる時には、最初の段階で喉の手前の舌に当たる時に、やはり「オエッ」となりやすい。そうなると、喉元が閉まってしまい、胃カメラが入りづらくなる。
看護師さんが背中をさすってくれて、鼻で息をしてリラックスをしてくださいと言うのだけど、なかなか思うようにリラックス出来なくて、思わずウミガメの産卵のように涙がつたってしまう。
それさえ通ってしまったら、あとは胃カメラが胃の中のどこまで行ったのか、自分では全くわからなくなってしまった。
無事に終了して、起き上がるも、麻酔がまだ効いていて、頭がもんわりとしているので、しばらくベッドで横になって頭が元に戻るまで寝ていた。
「胃カメラなんてやったら、もしかしたら今までわからなかった悪いものが見つかってしまうかもしれない…」
そんな風に怖れていたのだけど、実際にやってみて、僕が手に入れたものは、「健康」という強い安心感だった。

禁酒。

先週の金曜日から一週間禁酒することになった。
社会人になってお酒を飲まなかったことなんて、ほとんどなかった僕が、一週間もお酒を飲まずにいられるのだろうか?僕自身が一番自信がなかった。
家中の見えるお酒を隠すことから始まり、外食をするとビールや焼酎が飲みたくなるので、いつものように家でのご飯に。
水を飲みながらだけではなんだか寂しいので、この際ノンアルコールビールがどれだけ進んでいるのか、各社のノンアルコールビールを買い込んで、ついでにノンアルコールワインまで…。
Kは、自分だけお酒を飲むとかわいそうだからと、僕と一緒になって禁酒をしてくれることに。
ノンアルコールビールを開けながら、ビールのつもりで乾杯をする。ゴクゴクと喉を通り抜けていく音を聞きながら、ビールだと思ってみる。
お酒を飲まない日の夜は長い。頭が冴えているから、読書もはかどるし食事の後たくさん時間があるように感じる。
お酒が入っていなくて眠れないのではないかと思っていたが、Kに聞くといつものようにすんなり眠っているそうだ。
そんなこんなで、絶対無理だと思われた一週間の禁酒を、どうにかやり遂げられそうです。

美女と野獣

ウィキペディアで調べてみたのだけど、『美女と野獣』の原作は1740年のフランス。これまでに映画は5本制作されていて、僕はその中の3本を観たことになる。
2014年にクリストフ・ガンズによって制作、レア・セドゥ主演の『美女と野獣』が記憶に新しいけど、この『美女と野獣』と今回のエマ・ワトソン主演の『美女と野獣』は、中身がかなり違っていて、今回の作品は、1991年に映画化したディズニーのアニメーション映画『美女と野獣』を基にしている。全編がミュージカル仕立てになっており、いわゆる、「突然歌い出す系の作品」。
僕が気になったのは、実写になることで野獣がかなりのリアリティを持って見えて来ること。いくら心根がやさしいからといって、野獣と人間が恋に落ちるように自然に思えるだろうか・・・ということ。
最初は入っていけるかな?と思いながら観ていたのだけど、大女優エマ・トンプソン、ユアン・マクレガー、我らがイアン・マッケランなど、イギリスを代表する俳優陣が声だけの出演で脇をがっちり固めていて楽しむことができた。
それにしても、ディズニー映画が始まる時に、シンデレラ城が出てくる瞬間、なんであんなに心がときめいてしまうのだろう?
★美女と野獣http://www.disney.co.jp/movie/beautyandbeast.html

3P。

福岡で飲んでいると、なぜか、
「ああ!このふたりなら3Pやりたい!」
「俺もやりたい!」
などと言われることがある。それも、一度やニ度ではない。
福岡の人が特別3P好きなのかもしれないけど(そんなことはありませんよね?)、面と向かってそんなことを言われると恥ずかしくて笑ってしまう。
前にもここに、3Pのことは書いたことがあるけど、僕は今までの人生で、3Pや4Pなどの複数プレイをやったことがない。
でも時々、3Pっていったいどんな感じのセックスなんだろう…?と想像を逞しくすることはある。4Pや複数だって、実際には楽しそうな気もするのだ…。
セックスに関していつも思うことは、それが他の人から異常だと言われようと、もしそれを本当にやりたいと思ったならば、その時に絶対にやっておいた方がいいということ。(人を傷つけたり法に触れない限り)
「後になってあの時やっておけばよかったなあ…」と後悔するよりも、思い切ってやってしまった方が、人生において一つ経験が増えることになるから。
人生は、手に入れたものよりも、経験したことに価値があると思うのだ。

健康という幸福。

『健康」であるということだけで、それがなによりも幸福なことだとわかるのは、大病をした時か、さもなければ40歳を過ぎてからだろう。
僕も、20代・30代と睡眠時間を削って仕事をしたし、人の一生分のお酒を2回くらい飲んだのではないだろうか。
でも、毎年一回の健康診断が来るたびに、
「今度こそ、どこか悪いところが見つかるのではないだろうか…」
と不安に思ってしまうのは、これまでの人生、自分の身体のことなど考えず好き勝手に生きてきたから。
先日、勇気を出して健康診断へ(笑)。
そしてその結果は驚くことに、『軽い貧血』を除いて、すべての数値が基準値内だったのだ。
前日にお酒を飲んでしまったにも関わらず、肝臓も平常だし、驚くことに尿酸値はぐっと下がっていた。
今までは、何かしらほんの少し基準を越えていたものだったが、今回の健康診断で何も問題がなかったのは、恐らく、食事のせいではないかと思っている。
以前は、すべての食事の7割くらいは外食に頼っていたように思う。
それが、kが来てから、ほとんどの食事が家での食事になってしまったのだ。
朝ごはんを欠かすことはほとんどないし、夜もたんぱく質と野菜を中心にすべて自分で食材を考え作って来た。
外食が減ったことで、油を摂取する量が減り、野菜や果物を摂る量がぐっと増えたのだと思う。
もちろんすべて外食で健康を実現することは可能だと思うけど、毎回の食事に店から食材から、かなり気を遣いお金を使わないと実現は容易ではないように思う。
健康診断の結果をkに知らせると、
「ほらね。全部Kちゃんのおかげです。」
と、得意げだった。

生成り、

随分前に福岡の糸島に行った時に買って帰って来た醤油『生成り、』が、とても美味しかったので、今回も福岡を訪ねた際に探して買って帰った。
糸島市にあるミツル醤油醸造元は、昭和40年代に一度自社醸造をやめてしまった。その後40年の歳月を経て2011年、当時28歳だった城慶典さんが醸造技術を学び、仕込み道具を一から揃え、醤油醸造を復活させることに成功したそうだ。
家で刺身を食べる時なんかに、この『生成り、』を使うと、醤油のほんのりとした甘みが魚に寄り添うように感じられてとても美味しい。
福岡を訪ねていて驚かされたことなのだけど、福岡のスーパーなどで醤油売り場の品数がとても多いこと。東京では濃い口と薄口、白醤油なんかが数種類ずつしかないのに、醤油の醸造元が多くあるためなのか、醤油自体の種類が豊富なのだ。
醤油は、その土地で食べられて来た季節ごとの食材を色濃く反映しているに違いない。食材が豊富で多様なスタイルの料理がある国際都市福岡では、地元に根ざした醤油という食文化もじっくりと醸造されていたのだ。
★ミツル醤油醸造元http://www.mitsuru-shoyu.com