今年もバラが咲きはじめました。

ゴールデンウイークのはじまり頃、決まったようにベランダのバラが咲きはじめる。
今年も一番乗りは、『マダム・アルフレッド・キャリエール』。昨年も、4月26日に咲いたのを、このブログに書き留めてあった。
ほとんど世話をせず放ったらかしでありながら、春になると示し合わせたかのように枝中に蕾をいっぱいつけて咲いてくれるバラたちを見ていると、今年も、この小さな暮らしをなんとかやってこられたことに感謝をせずにはいられない。
ここになんども書いている『マダム・アルフレッド・キャリエール』は、蕾のうちはほんのりとピンク色を含み、花が開いて来ると象牙色の温かみのある白色に変わってゆく。
虫がつきづらく強健で、比較的半日陰にも強い。棘の比較的やさしい枝を奔放に伸ばし、木全体で咲く姿は、社交的なフランスの貴族の婦人のように華やかだ。
ほのかに甘く清冽な香りは、この花をこの先も手放すことはできないと思わせる。
これからうちの小さなベランダは、バラの日々を迎える。

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