AZZURRA の立ち上げ当初から、いつかテイクアウトのお店をやろうと計画していたのだけど、オープンからほぼ一年後にようやく夢が現実になった。
テイクアウトのお店どころか飲食業などもちろん今までやったことなどなく、二人にとってはわからないことだらけ。店内の作りから容器のこと、看板やのぼり、何もかもわからない・・・。
一番難しいのはメニューで、色々試作を繰り返しながらメイン料理を4品決めた。
◎肉だんごとペンネ
◎パクチー・キーマカレー
◎ケイジャン・チキンライス
◎本日の弁当(スタミナ丼)
今日はお店のプレオープンの日で朝からてんてこ舞い。十分に周囲に告知していないのでほとんどお客さんは来ないからゆっくり準備しながらやろうと思っていたのだ。
その予想に反して、朝からガス屋さんがわざわざ買いに来てくださったり、近所のおじさんが心配で様子を見に来てくれたり、友人カップルが買いに来てくれたり、通りがかりのバイクのおじさんが買って行ってくださったり、初日にしてはドタバタ状態。
友人カップルにお出ししたケイジャンチキンを端っこを味見したところ、スパイスがいつもより強く辛く感じられ、ここで一気に撃沈してしまった。
カイエンヌペッパーを新しくしたら、予想以上に辛味が強く出てしまったみたい。
ひどく落ち込んでいたところ、ふとピクルスの容器を見るとピクルスに入れていたはずの島唐辛子の1つがなくなっているのに気づいた。
「誰かに島唐辛子入れちゃったよ!あれ食べたら辛くて飛び上がっちゃう!」
必死に探すも見つからずKとふたりでしょんぼりとしていた。
恐る恐るガス屋さんと友人カップルに連絡を入れて、「唐辛子が入ってませんでしたか?」と聞いたところ、しばらくして「ありませんでした」と返事がありほっと胸を撫で下ろす。
「バイクのおじさんが唐辛子を食べて、今頃火を噴いてるかもね…」
そんな話をしながら片付けをして、二人ともあまりに疲れたのとメニューを四つもやるために神経的にギリギリになってしまったことを悔やんだ。
「明日からは2品でやろう」
そう決めて、今日はゆっくり休むことにしたのだ。
それにしても、初日からバタバタで大変だったけど、なんとか無事に飲食店も立ち上げることが出来たようだ。
プレオープンおめでとうございます。
お二人でテイクアウトのお店を開かれるなんてすごく素敵ですね。
本当に失礼ですが、唐辛子のエピソードが微笑ましかったです。きっと何年も先まで素敵な思い出として残っていますね。
それにしてもお写真からですが、とても美味しそうです。
ただしさんとうちの相方は同年代なんですね。嬉しいです。仕事がらドイツ人の若者達とひたすら接してなければならないので、私の気分はもう老人…苦笑
こうさん。
コメントありがとうございます。
テイクアウトの店といっても、宿の下でやるのでお店と言えるほどのものではないのですが。
島唐辛子は小さいのですがとても辛く、ピクルスに入れた時に種を取り、割って入れたので切って小さくなった赤いパプリカと見分けがほとんどつかなくなっていました。
自分たちでは入れている場所を覚えていたのですが、慌ただしさの中で気づくと見失っていて、てっきり誰かのお弁当に入れてしまったと。見つかった時はKが叫びながら僕のところにやってきました。
若者とひたすら接するお仕事、とても楽しそうですね!
僕は宮古島に来て一番接しているのは、近隣農家のおじいやおばあかもしれません…楽しいのですが…