ガレット

新しい朝ごはんのメニューを試作するべく、ガレットを作ってみることにした。

ガレットはフランスのブルターニュ地方の料理が有名で、僕たちも東京にいるときはよく表参道のガレット屋さんに食べに行ったものだった。

冷凍の蕎麦粉のガレットを手に入れてあったので、あとは具材を上に載せて焼くのか、具材は別に痛めたり焼いたりして置いて、ある程度ガレットを焼いてから最後に具材を載っけるのか。作り方はさまざまでオペレーションも含めて何が最善かを探っているところ。

今回は試しに具材を先に作っておいて載せてみることにしたらなかなか美味しく出来上がった。

完成はもうすぐだな。

のぼり

10月か11月から、ランチのテイクアウトをはじめるべく、いろいろと探している。

その中で、家の前を通る車にアピールするべく、のぼりを立てようかと探しているところ。

でも、のぼりってちょっと下世話な感じもするので、僕たちのお店に合っているのかどうなのか・・・とKとも話し合っている。

できれば、ひっそりと、「知る人ぞ知るおいしいお店」みたいになって欲しいから、いきなりのぼりというのもどうなのかと・・・

そんなこと迷っているよりも、まずはやってみて違ったら仕舞えばいいのかもしれないなと思い直し、一旦のぼりを注文しようかと思っている。

「ただしくんはいつも見かけから入るんだから・・・まずはメニューをきちんと決めてからにして!」とKに怒られたのだった。

「タコライスとパクチーカレーと豚丼のつもりだけど・・・」

「でも、どこのお肉や野菜を仕入れるのかもきちんと出してからのぼりはその後!」

うちではどっちが年上なのかわからないのでした。

陽の光。

心身ともに疲れていたので、Kと二人でのんびりと海を連れて散歩に出かけた。

この頃は日に何度も通雨が降流ので、その合間をぬって出かけた。

すると、海を片手に、陸の方に大きな虹が二重になってかかっていた。

不思議なもので、どんなにふさぎ込んでいても、こんなふうに虹を見るとラッキーだと思えるものだ。

美しい雨上がりの虹を何度も見ながら、海とKと一緒に散歩をしているだけで心は少しずつ軽くなっていったのだった。

WEB世界の不安

夏の間はお客さんに恵まれていたのだけど、シーズンオフになっていく10月以降の予約が入り辛く、どうしたものかと頭を悩ませている。

SNS上ではインスタでビジネスインスタを立ち上げるべきだとか、いやいや、Googleに広告を打つべきだとか、Facebookで広告を打つべきだとか、さまざまな情報に溢れていて正直何をしたらいいのかわからない。

レストランなどのお店は、通りがかりのお客さんが入ってくれるかもしれないけど、宿の場合はそんなこともなく、旅行代理店か自社HPkara予約をしてもらう以外に宿泊の予約は入ってこない。

元々WEBでの集客などやったこともない僕たちは一体何から手をつければ良いのかわからず、ここしばらく不安に包まれていた。

そんな僕の不安を感じ取ったのか、Kはやさしく、僕に、「しばらくSNSから離れた方がいいよ・・・今のただしくん、辛そうに見える」

僕はハッとしてSNSから離れることにした。

一番身近な人が一番僕の状態をわかってくれているのだ。

ということで、しばし情報から遠ざかることにしたのだった。

うちの看板犬「海さん」

楽天トラベルに「宿の看板犬」なるものの投票があるようで、海さんも応募することにした。

日本全国の宿が対象のようで、なかなかエントリーすることさえ難関なのだそう。

うちのやさしい海さんがどうか無事にエントリーできますように。

しゃかとう

「釈迦頭」と書いて「しゃかとう」と読む果物をご存知だろうか?

僕たちは初めて市場で見かけたので買ってみた。

宮古島にはまだまだ食べたことのない野菜や果物がたっくさんあって、いつもそんな未知の食材に出会うたびにワクワクするものだ。

この「釈迦頭」、果物の見かけは緑色で、ぶつぶつとお釈迦さまの頭に似ている突起物があるからこんな名前になったのだそう。

種子が黒く大きく、食べられる実の部分なんてほんの好きし敷かないのだけど、これがとっても甘くておいしいのでびっくりした。

今が旬の釈迦頭を食べながら、また来年も食べたいと思ったのだった。

クリーニング屋さん

シーツは毎回クリーニングに出している。

前に頼んでいたところはシーツを5枚なくされてしまい、いまだに2枚戻ってきていない。

そこで、町のクリーニング屋さんに片っ端から電話をして、やっとシーツのクリーニングを受け付けてくれるお店を見つけたのだった。

そこは工場も裏にあるので無くなる確率もなさそう。お店の受付はおばあちゃんで、ぶっきらぼうだけどとてもいい人と言うのが伝わってくる。

一度海を乗せて行ったことがあり、可愛い可愛いと言って海を触ってくれた。

前のクリーニング屋さんは、お店に行くだけで、店員と話をするだけで胸の中に重たい嫌な空気が溜まったものだけど、今度のクリーニング屋さんはなんと清々しいことか。

人との付き合いは、自分の奥深いところがよくわかっている。

その人が清々しい人なのか、邪悪な人なのか、僕たちは本能でわかっているのだ。

Hくんと海。

お客様で小学3年生の男の子がいらっしゃって、6泊された。

滞在中は僕たちの暮らす母屋に何度も来て、海や太陽と一緒に遊ぶことを何よりも楽しみにしていた。

朝6時に散歩に出かけようとすると、外でHくんが待っていて一緒に出かける日も何度かあった。

Hくんはとてもやさしくて、動物が大好きで海や太陽に丁寧に向き合っているのがよくわかった。

Hくんの滞在中に、一度隣の部屋に同じ歳くらいの男の子が泊られたことがあった。

その時にそのこどもが海と遊んでいる姿を見て、Hくんは「海が僕よりもあの子に懐いていたら寂しいな・・・」と言っていたそうだ。

そのHくん、帰る日にはほんの少し泣いているような複雑な顔をしていたのだけど、無事に帰宅されてからも毎日のように海や太陽のことを尋ねてくる。

お母さんがLINEで送ってくるのだけど、僕も今日あった出来事や海の様子を送り返してあげる。

Hくんにとって海との夏休みの思い出が、いつまでも心に残るものになりますように。

マンゴーの季節の終焉

6月末から宮古島中で食べられたアーウィンという品種のマンゴーが7月半ばすぎて8月くらいからはキーツという種類のマンゴーに変わってくる。

キーツマンゴーは僕たちは初めて食べたのだけど、実が大きくて日持ちもして、しかもとっても甘いことを知った。

そのキーツマンゴーの季節もこの8月終わりでだいたい終わりに近づいているようで、お店でマンゴーが並ばなくなって来た。

僕たちは過ぎ去ってゆく夏を取り戻すが如く、残り物のマンゴーを4つも買ってしまった。

ひとつづつ冷蔵庫にくるんで大切に食べるつもり。

宝石のように甘いマンゴー、宮古島にご来島の際はぜひ召し上がってください。

車検

車検が切れていて、3ヶ月くらい経って気づいたのは熱海に住んでいる頃だ。

車検が切れているにもかかわらず気づかずに車を運転していたのだ。今考えると恐ろしい。

今回はそんなことがないように、事前に車検を予約していた。

宮古島では外車を車検に出しても、出来ないと言って断られることが多く、島の中でも限られたショップでしか受け付けていない。

前回エンジンオイルを交換してもらった時にお世話になった「ロータス東和オート」に持っていくと、軽自動車の代車を貸してくれた。

宮古島で車を運転するなら、軽自動車で十分だな・・・とも思うのだけど、今更ながらVWのPOLOのどっしりとした安定感を思い知った。

早く車検終わって戻ってこないものか・・・。