クリーニング屋さん

シーツは毎回クリーニングに出している。

前に頼んでいたところはシーツを5枚なくされてしまい、いまだに2枚戻ってきていない。

そこで、町のクリーニング屋さんに片っ端から電話をして、やっとシーツのクリーニングを受け付けてくれるお店を見つけたのだった。

そこは工場も裏にあるので無くなる確率もなさそう。お店の受付はおばあちゃんで、ぶっきらぼうだけどとてもいい人と言うのが伝わってくる。

一度海を乗せて行ったことがあり、可愛い可愛いと言って海を触ってくれた。

前のクリーニング屋さんは、お店に行くだけで、店員と話をするだけで胸の中に重たい嫌な空気が溜まったものだけど、今度のクリーニング屋さんはなんと清々しいことか。

人との付き合いは、自分の奥深いところがよくわかっている。

その人が清々しい人なのか、邪悪な人なのか、僕たちは本能でわかっているのだ。

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