お客様で小学3年生の男の子がいらっしゃって、6泊された。
滞在中は僕たちの暮らす母屋に何度も来て、海や太陽と一緒に遊ぶことを何よりも楽しみにしていた。
朝6時に散歩に出かけようとすると、外でHくんが待っていて一緒に出かける日も何度かあった。
Hくんはとてもやさしくて、動物が大好きで海や太陽に丁寧に向き合っているのがよくわかった。
Hくんの滞在中に、一度隣の部屋に同じ歳くらいの男の子が泊られたことがあった。
その時にそのこどもが海と遊んでいる姿を見て、Hくんは「海が僕よりもあの子に懐いていたら寂しいな・・・」と言っていたそうだ。
そのHくん、帰る日にはほんの少し泣いているような複雑な顔をしていたのだけど、無事に帰宅されてからも毎日のように海や太陽のことを尋ねてくる。
お母さんがLINEで送ってくるのだけど、僕も今日あった出来事や海の様子を送り返してあげる。
Hくんにとって海との夏休みの思い出が、いつまでも心に残るものになりますように。