ぶどうの蕾。

この時期、ベランダの植物たちは、日に日に目まぐるしく成長を遂げる。
僕は毎朝ベランダに出て、それぞれの植物の小さな変化を見逃さないようにと思って目を凝らしている。
うちには、二本別々の種類のぶどうの木が植えてある。
ぶどうの葉っぱの形が美しいので、ここへ引っ越して来た時に買い求めたのだ。何千年も前から、人々が絵画の中でぶどうの葉っぱや実を描いて来たことからすると、昔の人もぶどうの葉っぱの美しさに魅せられていたのかもしれない。
昨年は見られなかったことなのだけど、ぶどうの木に蕾がついているのを発見した。
ぶどうの蕾は所々にあって、大きさもまちまち。今は硬い小さなつぶつぶが、やがてほころび、うまくいけば受粉されて、実を結ぶのだろう。
うちの場合は、ヒヨドリやメジロなどの様々な鳥が遊びに来るから、きっと実にならないうちに食べられてしまうんだろうな。

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