ワンダー 君は太陽

福岡で、僕たちを追っかけて来た台風を待ち構えながら、飛ぶかどうかわからない飛行機を待つ間に時間があったので、前から気になっていた映画『ワンダー 君は太陽』を観た。
遺伝子の疾患で恐ろしい顔で生まれて、その後も整形手術を20数回以上重ねて来た少年オギーは、家で母親(ジュリアロバーツ)と自宅学習を続けながら過ごしていた。
そんなオギーは小学5年生になり、両親はオギーを小学校に入学させることを決める。この映画は、宇宙服のヘルメットで顔を隠して暮らしていた10歳の少年が、小学校という世界に踏み出す物語。
予告編が何度もやっていたので、実は観るのをためらっていたのだ。予告編を見る限り、「エレファントマンみたいな子どもが、小学校に行くお涙頂戴物語」に見えたから。
でも実際に映画を観てみたら全然違っていて、酷い病気で生まれて来たオギーを中心に、その周りにいる家族や友人たちのそれぞれのストーリーが積み重なっていき、人生や家族、友人のことを考えさせられる素晴らしい作品だったのだ。
映画のはじめから、僕はずっと泣いていた。
それはたぶん、こんな顔で生まれて来たオギーの人生を想像して、自分であったらとても耐えられないと思ったから。
でもオギーは僕とは違っていた。家族や友人の支えを力に、何度打たれてもたくましく立ち上がってゆく。
この夏、絶対に観ておきたいおすすめの作品であり、絶対に観たら泣いてしまうと思うけど、観終わった後には爽やかな気持ちになれると思う。
久しぶりにスクリーンで観たジュリア・ロバーツは、やっぱり素晴らしい女優だった。
⭐️ワンダー 君は太陽http://wonder-movie.jp

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