ロケットマン

エルトン・ジョンの自伝映画『ロケットマン』。ずっと楽しみにしていたので公開初日に観に行った。
タロン・エガートン演じるエルトン・ジョンは、最初少し「わざとらしいかな・・・」とも思ったけど、観ているうちに気にならなくなり、ミュージカル仕立てにしているところも彼の歌のうまさと相まって素晴らしい仕上がりとなっていた。
僕は学生の頃から、エルトン・ジョンのファンであったが、僕の知る限り、エルトン・ジョンがきちんとカミングアウトをしたのは、かなり後になってからだ。
エルトン・ジョンといえば、『バーニー・トーピン』と言われるほど、類い稀な作詞の才能を持つバーニー・トーピンとの、長きに渡る確かな友情が丁寧に描かれている。
恋愛に翻弄されながら、どんなに成功を収め続けても満たされることのなかったエルトンの心の内を、見ている観客は想像することができる。
この映画は、カミングアウトすることが長いことできなかった彼の生い立ち、愛情に薄く自分勝手な父親や、ろくでもない母親を見ながら、ただ、愛されることだけを求めていたひとりのゲイの物語。
フレディ・マーキュリーの自伝映画『ボヘミアン・ラプソディ』と同じ監督だけど、本作は素晴らしい出来栄えだと思う。ぜひ、劇場で!
⭐️ロケットマンhttps://rocketman.jp

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