朝、目が覚めた時に。

ベッドの中で朝、目が覚めた時には、しばらく起き上がることなく隣のKとじゃれあっている。
じゃれあっていると言っても、エッチな方ではなく、子どもがじゃれあっているような感じだろうか。
髪の毛を触ったり、うなじを撫でてみたり、まくれあがった背中を触ったりしながら、しばらく時間を過ごす。
僕がたいてい朝方眠りにつくのでKが先に起きて、僕が後に起きるのだけど、目覚めるとKが僕が起きたのを察知してから、キスをしてくる。
キスはちょうど、お母さんが子どもにするような、おでこやほっぺたなんかなのだけど、その時に思うのだ。
今の現実がどうであれ、この世界において、自分が誰かに愛されているのだと。

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