Kのお母さんが東京に。

Kの大分に住むお兄さん一家が東京に遊びに出て来ることになったのは、東京で息子の空手の大会があるから。それに伴い、Kのお母さんも一緒に同行するということで、数ヶ月前からKは、久しぶりに会うお母さんとの食事や、日帰り箱根旅行を計画していた。
今回は、お母さんだけだというので、僕はご家族に会うこともなく家でお留守番していたのだけど、箱根旅行の途中、逐一僕にLINEが入ってくるので結構大変だった。
「ただしくん、箱根のケーブルカーの着く駅に、ランチの美味しいお店ないかな?」
僕は慌ててその駅の周りで何軒かのお店の候補を調べて送る。(ガイドブックも買って渡したのに、なんで調べてないんだろう・・・)
「ただしくん、予定よりも1時間早く帰ろうと思うけど、夜の和食のお店、予約を早めることできるかな?」
僕は電話をかけて、予約時間を早める。(電話かけるくらい簡単なのに・・・)
「ただしくん、小田急線から高島屋まで、どうやっていけばいいの???」
これには僕も笑ってしまったのだけど、いつも一緒に新宿なんか何十回も歩き回っているのに、ひとりで誰かを案内するとなると心細くなって急に慌てるのだろう。お母さんの手前、慌てたところを見せたくないのかもしれない。
「小田急にも南口改札があるから、そこから上がったら高島屋が見えるから甲州街道を渡ってしまうか、渡らずに降りたら甲州街道の下を行けばつくよ」
その後、2丁目でお母さんと分かれたKと合流したのだけど、久しぶりにお母さんとゆっくりと一緒にいられて、Kもすごくうれしかったようだ。
近い将来、Kのお父さんお母さんに会う時が来るのだろう。なんだか緊張するけど、ゲイカップルとして認めてもらっているご両親に、きちんと会うことが出来ますようにと今から思っている。
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