会社の『家族』の枠が変わってきた。

僕の勤める会社では、会社の福利厚生のひとつとして、毎年1回10月に、ディズニーランドかディズニーシーもしくはユニバーサルスタジオの入場料が無料になるチケットが貰えるファミリーデイというのがある。
でもそのチケットは、一親等までで、結婚している男女やその子ども、もしくは両親など、家族として会社に認められる関係性がきちんと定められていた。
たとえば、ゲイの僕なんかは、たとえパートナーがいたとしても、会社のファミリーデイの無料チケットなどは申請出来ず、ファミリーデイの日にディズニーランドに行くなんて考えもせずに24年間くらい生きて来たのだ。(それがあろうがなかろうが、そもそもディズニーランドに行きたいとは思ったことがないのだけど・・・)
それが今年、なんと、僕の妹的存在の、もはや我が社をやめてしまったGの長年の苦労が実り、今までは一親等であった家族の枠組みが拡大されて、『パートナーや事実婚も含める』という規則になったのだ。(これは、日本という保守的な国をぎゅっと凝縮したような僕の会社にしてみたら、驚くほど画期的な出来事なのです)
ファミリーデイの規則が変わり実施されるようになったと会社の掲示板に発表されて、申し込み締め切りが今週末と迫ってきたので、僕は僕の名前とKの名前や年齢を入力して会社に申請を出してみた。
実際には、パートナーなどと関係性を書く必要はなく、敢えて名前を出したくなければ、偽名でも申し込める抜け道があるため、クローゼットのカップルでも申請出来るようだ。
そもそも、クローゼットな人たちは、うちの会社の人が家族連れで大挙して押し掛ける同日に、わざわざディズニーランドやディズニーシーなんかに行きたくはないとは思う。
でも、そんなこと気にもしない若い同性カップルが、ディズニーランドやユニバーサルスタジオにどんどん行ったらいいなあと思うのだ。
今年、僕とKは、仲良くふたりで大阪のユニバーサルスタジオに行くつもりだ。
カテゴリーLGBT

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