切麦や甚六

さんまの天ぷら

かき揚げかけうどん

かしわ天ぶっかけうどん

新宿1丁目に、夜遅くまでやっているうどん屋さんがあるというので行ってみた。
場所は、新宿御苑駅(1丁目側出口)のすぐそば。昔はフレンチのビストロだったところ。外から見ると、和食屋さんのように洒落た店内には、テーブル席とカウンターがあってジャズが流れている。
奥でうどんを打っている男性は、恰幅がよく美味しいものを作ってくれそうな雰囲気を出している。
日本酒は、その時に冷蔵庫に入っている日本酒を見に行き、自分で決めるスタイル。値段は一升瓶の側面に書いてある。
さんまの天ぷら、ふぐの唐揚げ、鰹のたたきを頼み日本酒を口に運ぶ。至福の時間だ。
僕は、温かいかけうどんの大盛りに野菜のかき揚げを。
Kは、ぶっかけうどんの大盛りを。
うどんは讃岐うどんなのだろうか、少し太く若干平たく、打ち立てでコシがある。出汁はいりこと数種類の魚に昆布らしく、鰹の香りだけが立っている感じではなくて雑味が美味しい。
2丁目で飲んで帰り際に、ラーメンではなくうどんが食べたくなったら、『切麦や甚六』に迷わず来たらいい。
⭐️切麦や甚六
03-6273-2646
東京都新宿区新宿1-17-1 LAND・DEN 1F
https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130402/13182646/
残念なことは、ひとりの外国人のような店員さんのサービスがきちんとしていないこと。オーダーを取ったあとにこれは売り切れですと言うのが何度かあったり、お酒をつぐ量がまちまちだったりする。

GEORGE TAKEI ✖️OUT IN JAPAN vol.1

ジョージ・タケイさんをご存知だろうか?
スタートレックなどでハリウッドで活躍されている俳優で、80歳の日系アメリカ人であり、ゲイであることを68歳の時にカミングアウトした人だ。
今回、ジョージ・タケイさんがミュージカル映画『アリージャンス 忠誠 』で来日するにあたり、『OUT IN JAPAN』の撮影に出たいという連絡が直接ジョージさんの事務所から入った。
今週末の日曜日、渋谷の丸井MODIにて、レスリー・キー、そしてLILICOとともにトークイベントが行われ、そのあとにOUT IN JAPANの撮影会が行われる。⭐︎https://www.oricon.co.jp/pressrelease/234535/
BUZZFEEDの記事がとても素晴らしくて、今から胸が熱くなっている。
⭐︎「人と違うことが怖かった」68歳でゲイだと告白した俳優が政治家に伝えたいことhttps://www.buzzfeed.com/jp/saoriibuki/george-takei-lgbtetc?utm_term=.baeEx0Yx1P#.fyn9B3kBrP
関連リンク
http://goodagingyells.net/contact_outinjapan/

NO MEET NO LIFE

ポテトサラダ上に乗っているのは半熟卵

ユッケ

黒毛和牛盛り合わせ

NO WOMAN NO CRY ではなく、NO MEET NO LIFE。
(あえて、NOMUSICではない)
歌舞伎町に、肉バルなるものが出来て話題になっていたので行ってみた。
お店は『ロボットバー』の向かい。
4フロアくらい使って、『ノーミートノーライフ、2、3、4』などと系列店になっているので、下記で予約できなければ、3に電話すると席があったりする。
昔からある長春館のような伝統的な焼肉店もいいけど、たまにはこんな冒険をしているような焼肉店もいいかもしれない。
ワインの種類が豊富で、お肉の調理や出し方にとてもこだわりがあり、斬新なアイデアに溢れている。
この店は生肉を提供できるお店のようで、久しぶりに食べたユッケはとても美味しかった。
しゃぶロースなるものは、お店の人がロースを目の前で炙ってくれて、すき焼き的な割り下で卵を溶いて食べる感じでとても美味しかった。
黒毛和牛の盛り合わせは、200g2980円なのだけど、5種類の肉が食べられて僕のような美味しいものを少しずつ種類多く食べたい人にはとてもありがたい。
お店の雰囲気も若々しく、今度は友人たちと、飲み放題でお得なコースでわいわい食べたいと思った。
⭐︎ノーミート ノーライフ
050-5872-7481
東京都新宿区歌舞伎町1-11-1 中野ビル 2F
https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13162573/

RISTORANTE HONDA

牡蠣とシャインマスカット

炙りイワシとウイキョウのビーゴリ

シストロン産仔羊のローストエピスの香り

北青山にある『リストランテ ホンダ』には、家が近かったこともありお店が出来た時から行っていた。
ミシュランで星を獲得してからは、一時期予約が取りづらくなってしまい、暫く足が遠のいていたのだけど、僕の入社以来ずっとお世話になりっぱなしだったお母さんのようなコピーライターの先輩と食事をすることになり、久しぶりに訪れた。
ブラジル大使館の斜め前にある店は、こじんまりとしていて20席くらいだろうか?店内はリストランテの名前にふさわしく、静かな空気が流れ、ワインに詳しいメートル・ドテルがいる。コースは3つで、今日は真ん中のコースをいただいた。
料理は、ヴィジュアルに凝っていてインパクトがあったり、なんだろう?と思わせる工夫が凝らしてある。季節の食材や葉っぱをお皿に取り入れていて、かなり和風な要素が見受けられる。
料理はイタリアンというよりも、フレンチテイストの入ったイタリアン・ジャパニーズ。どの皿もミシュランを意識しているのかとても凝っているのだ。
外国人を連れて行くような仕事の接待などには喜ばれるかもしれない。
⭐︎リストランテ・ホンダ
050-5869-0637
東京都港区北青山2-12-35 小島ビル 1F
https://tabelog.com/tokyo/A1306/A130603/13016590/

鯛の骨蒸し。

仕事の途中で寄った銀座三越に、とても綺麗な鯛のアラが600円で売っていたので迷わず買ってきた。
鯛のアラは、あら炊きも美味しいけど、僕は骨蒸し(コツムシ)が好きだ。
昔、大阪のゲイバーが集まっている堂山に、『つりしのぶ』というゲイの年の差カップルがやっている小料理屋さんがあったのだけど、その店に行くと必ず鯛の骨蒸しを頼んだものだ。
大将は65歳くらいだったろうか?とても気前よく、鯛の載ったお皿の上から豪快にお酒をふりかけていたっけ。残念ながら『つりしのぶ』は、もう10年以上前に飲みに行った時に覗いたらなくなってしまっていた。
『鯛の骨蒸し』は、安くて、簡単で、驚くほど美味しいので、綺麗なアラが手に入った時には作ってみて欲しい。きっと日本酒が進んでしょうがないことだろう。
⭐︎鯛の骨蒸し(大きければカブト蒸しでもよい)
<材料>
鯛のアラ(お店で鱗はとってもらい、頭は縦に割ってもらうこと)
日本酒50mlから100ml
春菊や水菜
しめじやしいたけ
昆布(手のひらくらい1枚)
ぽん酢
もみじおろし(大根おろしと一味唐辛子でもよい)
小ねぎ
スダチやカボス(なくてもよい)
<作り方>
1,鯛は、裏も表も塩を振って1時間おく。
2,1時間経ったら、ヤカンいっぱいのお湯を沸かせてバットに置いた鯛に沸騰したお湯をかける。表をかけたら裏返して裏もかける。(熱湯の沸いた鍋の中で10秒でもよいが洗うのが面倒)お湯をかけて汚れていたら鯛をさっと洗う。
3,蒸し器にお湯を沸かす(蒸し器がなければ大きな鍋に下の方に2センチ程度のお湯を沸かし、その上に足場を作りお皿を置けるようにする)
4,お皿に昆布を敷き、鯛のアラを置き、鯛にお酒を振りかけ、沸いた蒸し器に入れて、ペーパータオルを蓋の下に入れて水滴が漏れないようにして蓋をきっちり閉めて、15分間そのまま強火で蒸し上げる。
5、鯛が蒸しあがったら鯛のお皿を出して食卓へ。別のお皿に野菜類(春菊やしめじ)を載せて、お酒をふりかけて蒸し器へ入れて3鯛が蒸しあがったら鯛のお皿を出して、3分くらいで野菜も取り上げて完成。
ぽん酢にもみじおろしを入れて、スダチやカボスを絞りながら熱々をいただく。

牛すじ。

下茹でした牛すじに、水と青ネギと生姜を

10分茹でて放置して冷ました牛すじ

実は、牛すじをはじめて知ったのは、大人になってから。
10代の終わりに、新宿2丁目のZIPの隣にあった小さなお好み焼き屋さん『季里』のネギスジ焼きを食べたのがはじめてだと思う。その後、はじめてつきあったNと一緒に、大阪で食べたおでんの中にも牛すじは入っていた。
僕は東京出身だったからか、食卓に牛すじなるものが乗ることはなく、母ももしかしたら未だに牛スジを食べたことなどないかもしれない。
ぷるんぷるんしている牛スジは、ほとんど脂肪なのかもしれない・・・と思っていたのだけど、調べてみると牛すじ肉は、高タンパクで低脂肪、コラーゲンやエラスチンなどの肉基質タンパクの宝庫であることを知った。
それ以来、デパ地下の肉屋さんに寄っては、「牛スジありませんか?」と聞くことが多くなった。牛すじは肉の中でも比較的安価なものなので、質の悪い冷凍のものではなく、きちんとしたきれいな牛すじ肉をデパ地下で買うようにしている。
生の牛すじは取れる分量も限られていることと、僕のように牛すじを狙っているおばちゃんが東京でも密かに沢山存在しているに違いない。東京のデパ地下であっても午前中にほとんど売り切れてしまうのだ。
食品は伊勢丹の地下よりも新宿の高島屋に最近はよく行くのだけど、久しぶりに美味しそうな牛すじが手に入ったので、下処理をしておでんを作り、残った分は冷凍庫に保存した。おでん以外にも、牛すじカレーなどにすると美味しい。『どて煮』は、甘いので好きではないが、大根と一緒に煮込むととても美味しいし、茹で汁と出汁でスープにしても溜まらなく美味しい。
牛すじで重要なことは、その下処理にある。おでんや煮込みででとろんとろんになるまで煮込むには、きちんと茹で溢したあとに1時間から2時間かけなければならないのだ。それゆえなのか、おでんのタネが売っている売り場では牛すじは1串で450円くらいしていたりする。
牛すじ自体は安価で手に入るので、僕はまとめて買って一気に圧力鍋でした処理をするようにしている。圧力鍋を使えば、沸騰してから10分煮込めば下処理は終わる。おまけに美味しい茹で汁も味わえるのだ。
⭐️牛すじの下処理
<材料> 牛すじ(量はどれくらいでもよい) ネギの青いところ2本くらい 生姜1かけ 日本酒 水 <作り方> 1.牛すじをざっと水で洗い流し、血の付いた部分を洗い流す。(デパ地下で買ったものはきれいなのでそのままでもよい) 2.鍋に水をたっぷり入れてお湯が沸いてから、はじめて牛すじを入れる。 3.そのまま強火で、少しして沸騰してきたら5分くらい灰汁を煮出す。(取らなくてよい) 4.5分したら牛スジをザルに上げて、灰汁や汚れがついていたら水で洗い流す。 5.食べやすい大きさに切る。おでん用には2センチくらいに。カレーや煮込み用には大きめに切る。 6.圧力鍋に入れて、きちんとかぶるくらいの水と日本酒を入れる。水:日本酒=4:1くらいに。お水が800ml:日本酒200mlくらい。(※圧力鍋がない場合は、6以降鍋に入れて、同じようにして1時間から1時間半茹でる) 7.ネギの青い部分を2本くらいと、生姜1かけ大きめを皮付きのままスライスして載せる。 8.蓋を閉めて強火で、最強にメモリが上がったら弱火にして10分したら火をとめて、自然放置。 9.鍋が冷めたら牛すじを用途別に取り分ける。茹で汁を漉して捨てずに取り分ける。とろんとろん牛スジの完成! ※おでんに入れる場合は、牛すじからも出汁が出るので、串に刺して大根などと一緒に最初から入れること。 ※茹で汁は、一旦冷まし、上に白い脂肪が蓋のようにつくので、それを捨ててから使うとスッキリとした煮込みのスープになる。

イル・バッティクオーレ

前菜の盛り合わせ

ラザニア

ファルファッレのクリームソース

先日ここに書いた美味しいお蕎麦屋さん(正確には割烹料理屋さん)『御苑前 せお』のはす向かいに、イタリアン『イル・バッティクオーレ』が出来たのは、2009年の4月のこと。このお店の経営者が友人でオープンの時に連れて行ってもらったのだった。
その後、すっかり忘れていたのだけど、新宿御苑を散策したあとに久しぶりに休日のランチに行ってみた。
2100円で前菜の盛り合わせ・パスタ・デザート・コーヒーという値段はなかなかコスパにも優れているし、ロマーノ(ローマ人男性)のシェフが作るローマ料理は、しっかりとしていて東京ナイズされていないよさが感じられた。
開店以来、ディナーには行っていないので、今度機会があればディナーに行ってみようかと思っている。
  
新宿御苑に面したマンションは昔から人気があって、僕の友人も何人か住んでいるけど、僕自身、新宿1丁目に住むことをちょっと夢想したくなるようなレストランの数々だ。
でも現実的に新宿1丁目に住めるかと言うと、僕はやめておいた方が良さそうだな・・・。新宿2丁目があまりにも近すぎるので、毎晩また飲みに出るような暮らしになってしまうような気もするのだ。
新宿御苑が、本当に自分の庭のように近くになるということは十分魅力的なのだけど・・・。
⭐️Il Batticuorehttp://www.ilbatticuore.jp

ずっと評判だと聞いていた『猿の惑星:聖戦記(グレートウォー)』をやっと観に行くことが出来た。
『猿の惑星(1968年公開)』は、みなさん観ていると思うけれども、衝撃のラストも含め歴史に残る傑作だと思う。そして『猿の惑星』自体は今作も入れると9本作られているようだ。
9本のうち、PLANET OF THE APES 猿の惑星はティム・バートンのリメイクなのでこれ一本で成立しているのだけど、今回の『猿の惑星:聖戦記(グレートウォー)』は、創世記、新世紀、そして聖戦記の三部作の最後を飾る作品であり、実際には一番最初の『猿の惑星』に繋がるように作られており、たとえ最初の『猿の惑星』を観ていなかったとしても、十分に楽しむことが出来る素晴らしい作品に仕上がっていた。
猿の惑星を観ていると、最初は人間側に立っているつもりなのに、いつの間にか猿の側に立っている自分に気づく。
人間の欲望が、地球を破滅に向かわせていくストーリーは、年齢を重ねるごとに現実味を帯びてくるように感じられるし、猿を通して描かれるまっすぐな良心や善意は、いくつになった大人でさえも、心を奪われ深く考えさせられるように巧妙に作られている。
「こんな映画が、1800円で観られるなんて、なんて有り難いんだろう・・・」
そう思わずにいられない素晴らしい作品。
<猿の惑星全作品>
 猿の惑星(1968)
 続・猿の惑星(1970)
 新・猿の惑星(1971)
 猿の惑星・征服(1972)
 最後の猿の惑星(1973)
 PLANET OF THE APES 猿の惑星(2001年ティム・バートンのリメイク)
 猿の惑星:創世記(ジェネシス)
 猿の惑星:新世紀(ライジング)
⭐️猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)http://www.foxmovies.jp/saruwaku-g/

ノクターナル アニマルズ

『ノクターナル アニマルズ』という映画は、元、GUCCIのデザイナーであり、偉大なクリエーティブディレクターでもあるTOM FORDの2番目の映画作品。前作の『シングルマン』が大好きだった僕は、とても楽しみに観に行った。
映像は極めてスタイリッシュだし、衣装もメイクも完璧な美しさを誇っている。登場人物たちもエイミー・アダムスにジェイク・ギレンホールという今現在の優秀な俳優を凝縮した感じ・・・。
映画自体は、極めて個人的な映画だった。構成が見事なのでここで敢えてストーリーには触れないが、扱っているテーマは、『復讐』。
トム・フォードは間違いなく、恐ろしい恋愛の体験をしているのだと思う。
それは、肉体への暴力を遥かに凌ぐような深く酷い傷を心に負うような残酷な別れ。トラウマになるような恋愛の終わり、絶望の淵を知っているのだろう。
暴力的なシーンが苦手な人にはあまりおすすめ出来ないのだけど(僕は苦手だけど、今回トム・フォードの新作ということで我慢しながら見ることができた)、人間の心の傷の深淵を覗いてみたい人にはおすすめできる。(恋人とふたり、楽しいデートに見に行く映画ではないかな)笑
⭐︎ノクターナル アニマルズhttp://www.nocturnalanimals.jp/

御苑前 せお

おつまみ

鴨汁蕎麦

天ぷら蕎麦

新宿御苑前に、美味しいお蕎麦が食べられる店があるというのを読んで、「御苑前にそんな店あったかな?」と思いながら、ドアを開けた店『御苑前せお』は、蕎麦屋さんではなく、割烹料理屋さんだった。
場所は、新宿御苑前駅のすぐそば、有名な豚肉の『ハンバーグ ウィル』のはす向かい。店内は狭く、一枚板のカウンターは7席。向かいに2席のテーブル席があり、入り口に4人くらい入れそうな茶室のような小部屋がある。
お酒と1200円のおつまみを頼んで、最後に鴨汁蕎麦と天ぷら蕎麦をお願いした。
つまみは、小松菜とじゃこと油揚げを炒めた煮浸し、ムカゴの白和え、タラコ煮、ホタテの煮物。どれも味わいがありお酒に合う。
お蕎麦はこの日は群馬県の蕎麦で、細めに切られた美しい十割蕎麦だった。
蕎麦つゆは、鴨汁蕎麦の方は若干甘めで、醤油の味もしっかりしている。天ぷらもからりとあがっていて、Kも満足そうに食べていた。
お蕎麦は文句なく美味しいが、このお店はきっと、夜の割烹料理のコースで本領を発揮されるのだと思う。今度伺うのが楽しみなお店。
⭐︎御苑前 せお
03-3353-2558
東京都新宿区新宿1-3-5 新進ビル 1F
https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130402/13024761/