鯛の骨蒸し。

仕事の途中で寄った銀座三越に、とても綺麗な鯛のアラが600円で売っていたので迷わず買ってきた。
鯛のアラは、あら炊きも美味しいけど、僕は骨蒸し(コツムシ)が好きだ。
昔、大阪のゲイバーが集まっている堂山に、『つりしのぶ』というゲイの年の差カップルがやっている小料理屋さんがあったのだけど、その店に行くと必ず鯛の骨蒸しを頼んだものだ。
大将は65歳くらいだったろうか?とても気前よく、鯛の載ったお皿の上から豪快にお酒をふりかけていたっけ。残念ながら『つりしのぶ』は、もう10年以上前に飲みに行った時に覗いたらなくなってしまっていた。
『鯛の骨蒸し』は、安くて、簡単で、驚くほど美味しいので、綺麗なアラが手に入った時には作ってみて欲しい。きっと日本酒が進んでしょうがないことだろう。
⭐︎鯛の骨蒸し(大きければカブト蒸しでもよい)
<材料>
鯛のアラ(お店で鱗はとってもらい、頭は縦に割ってもらうこと)
日本酒50mlから100ml
春菊や水菜
しめじやしいたけ
昆布(手のひらくらい1枚)
ぽん酢
もみじおろし(大根おろしと一味唐辛子でもよい)
小ねぎ
スダチやカボス(なくてもよい)
<作り方>
1,鯛は、裏も表も塩を振って1時間おく。
2,1時間経ったら、ヤカンいっぱいのお湯を沸かせてバットに置いた鯛に沸騰したお湯をかける。表をかけたら裏返して裏もかける。(熱湯の沸いた鍋の中で10秒でもよいが洗うのが面倒)お湯をかけて汚れていたら鯛をさっと洗う。
3,蒸し器にお湯を沸かす(蒸し器がなければ大きな鍋に下の方に2センチ程度のお湯を沸かし、その上に足場を作りお皿を置けるようにする)
4,お皿に昆布を敷き、鯛のアラを置き、鯛にお酒を振りかけ、沸いた蒸し器に入れて、ペーパータオルを蓋の下に入れて水滴が漏れないようにして蓋をきっちり閉めて、15分間そのまま強火で蒸し上げる。
5、鯛が蒸しあがったら鯛のお皿を出して食卓へ。別のお皿に野菜類(春菊やしめじ)を載せて、お酒をふりかけて蒸し器へ入れて3鯛が蒸しあがったら鯛のお皿を出して、3分くらいで野菜も取り上げて完成。
ぽん酢にもみじおろしを入れて、スダチやカボスを絞りながら熱々をいただく。
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