合鹿椀(ごうろくわん)。

角偉三郎さんという今は亡き作家の代表作と言われている『合鹿椀』を長いこと愛用している。
『合鹿椀』は、輪島の漆器を語る時に欠かせない器と言われていて、このたっぷりとして立ちあがりがある大振りなお椀は、農民がガッツリご飯を食べる時に使ったとか、またお寺でハレの日にお供え物をしたとか、諸説あり用途が未だはっきりとしていないようだ。
この器が美しいと思い、2つ買い求めた時は、「あああ、また衝動買いをしてしまった…」とも思ったのだけど、お正月やちょっとしたお客さんが来る時、週末の昼ごはんなんかにことごとく登場して、その度に買ってよかったと思うのだ。
今は、角偉三郎さんの後を息子さん角有伊さんが『合鹿椀』を作っていらっしゃるけど、使っていくうちに艶が出てくるところは同じだけど、似ているようで形はきちんと違っているから面白い。
今度は、角有伊さんのほかの器を買い求めて、使ってみたいと思っているところ。

能登ニノ椀

能登の漆作家である赤木明登さんの器を、僕の家では数種類愛用している。
今回、溜まり色と朱色の能登ニノ椀を二つ買い求めた。
ご飯用のお椀、はぞり椀、お寺で使うようなお椀など、どの形も長年それが使われてきた用途が想像できるような、使い手のことがとても考えられたお椀だと思う。
先日、三谷龍二さんの器が欠けてしまったことをここに書いたのだけど、三谷さんの器も問い合わせたら、破片が残っていたら、修理が出来るかもしれないので送ってくださいという返信をいただいた。
赤木さんの器は丈夫で、今まで欠けたり壊れたりしたことはないけど、この新しい器を、また毎日の生活の中で大切に使っていけたらと思っている。
この器は朱色と溜まり色だけど、うちには、こんな風に朱色と黒というような二色のペアの器が多い。
ご飯を食べる時に、Kはどういうわけだか朱色が自分の器と決めているようで、何も言わなくても朱色の器はKの場所に置かれる。
時々僕が朱色の器で食べようと僕の席に料理を装って朱色の器を置くと、それに気づいたKが100%黒の器に変えてしまう。
自分のことを、朱色の器を使う妻だと思っているのだと思う。

三谷龍二さんの器。

あああ。

三谷龍二さんの手作りの木の器が好きで、もう15年から物によっては20年以上愛用している。
朝ごはんの準備をしている時にKが叫んだ。
「あーーーーー!」
驚いてキッチンに行くと、三谷さんの汁椀が落ちて割れてしまった後だった。
K「あああ・・・割れちゃった・・・」
僕「形あるものは壊れる時が来るんだよね・・・本当にこの器、好きだったんだけど・・・割れちゃったらもうどうにもならないよね・・・」
大好きでよく使って、洗ってはしまい、使っては洗いを繰り返していたから、手が滑ってしまうこともある。それだけ好きで使ったということで、諦めもつくよね・・・。
今までほんとうに、ありがとう。
そう思いながら、まだ捨てられずにいるのだ。

シリコーンジャムスプーン

シリコーンジャムスプーン

シリコーンミニスプーン

シリコーン調理スプーン

無印良品でほ、年に何回か無印良品週間という期間があって、その期間は割引が適用される。
今回は僕たちが高松に行っていた時と重なり、多少の割引に惹かれて高松の商店街にある無印良品に入ってみた。
色々な料理家が勧めている『シリコーン調理スプーン』は、かき混ぜる、掬う、鍋からこそげ取るなど色々一つで何役もこなす重宝な道具だと思う。
そして何よりもここで今日ご紹介したいものは、『シリコーンジャムスプーン』と『シリコーンミニスプーン』。
この長さと形態がとても使いやすく、小瓶に入った調味料などの最後の方に掬い取る時に気持ちいいほど活躍してくれる。
このスプーンが家に来てからは、瓶に残ったまま調味料を捨てる罪悪感から解放されたのだ。
また、味噌を掬い取る時や、小さな鍋で煮ているものを時々かき回す時など、あらゆる場面で活躍してくれる。
結局Kを引き連れて無印良品に入り、シリコーン調理スプーン』と、『シリコーンジャムスプーン』と、『シリコーンミニスプーン』を買ったのだけど、わざわざ高松まで来て無印良品の品物を買わなくてもいいとも思ったのだ。笑

ライフジャケットのすすめ。

海でシュノーケリングをする時には、ライフジャケットを着用している方が安全に楽しむことが出来る。
海の家などがあってライフジャケットを貸し出してくれるところならば安心だけど、ほとんど人のいないような海岸で泳ぐ時は、穏やかな海に見えても離岸流が場所によっては起きていることがあるので注意が必要だ。
今年になって高知の海に行く前にアマゾンで調べて、空気を入れるタイプのライフジャケットを購入した。
コンパクトに畳めるので持ち運びが容易で、背面の二箇所から空気を入れるのもそんなに手間ではない。
浮き輪状になっているため、尖った岩や枝などには注意が必要だけど、旅行に持ってゆくライフジャケットとしてはこの値段でこの軽さはありがたいと思う。
今年の夏は、もう終わったかに見えるけれども、実は僕たちの夏はまだ終わっていないのだ。
⭐️Hele i Waho(ヘレイワホ) スノーケリングベスト 旅行に便利な最小サイズ インフレータブル シュノーケリングベス https://www.amazon.co.jp/dp/B010HRPJXI/ref=cm_sw_r_oth_apip_1djjYjpIlbNWB

KAYAKのTシャツ。

石垣島の雑貨屋さん『KAYAK』で、Kとお揃いでT シャツを買った。
このTシャツは、店主のパートナーの方がデザインされているとのこと。
一昨年は5と4の数字をモチーフにしたTシャツを買ったのだけど、これがとても評判が良かったのだ。(5と4の数字は、八重山地方に伝わる文様から来ていて、いつの世までもふたりが結ばれていますように…という願いが込められている)
今年はこの牛のTシャツを、僕は白を、Kは地味な色が好きなのでグレーにしようとしていたところ、店主さんに言われて黄色に変更していた。
僕とKは、ふたりのお揃いのものがどんどん増えていくけど、ふたり揃って同じものを着ることはまず滅多にない。
なんとなくその服を着たいと思う日にちが違うのだろう。不思議ですね。
⭐️KAYAKhttp://okinawaclip.com/ja/detail/1954

KAYAKのグラス

いつも石垣島に行くと立ち寄るお店『KAYAK』で、ガラスのグラスを買った。
有機的な形で手に握りやすく、手作りのガラスは口にやさしく飲み物が美味しく感じられる。
このグラスに似た形は、唐津の焼き物に近いものが見られるけど、グラスってこんな風に自由な形でもいいんだ…と新鮮に思えた。
新しいグラスで、旅の思い出とともに家でレモンサワーを飲むのが楽しくなった。
⭐️KAYAKhttp://okinawaclip.com/ja/detail/1043

籠。

カゴが好きで、自称『カゴ男子』というくらい家にはいくつものカゴがある。
その中でもいくつかお気に入りのカゴがあって、その中のひとつが写真のカゴで北欧のもの。北欧のカゴは、白樺で作られたカゴもいくつか持っていて、どれも素朴で趣がある。
自分でもなんでこんなにオリーブ少女のようにカゴが好きなのか理由はわからないのだけど、自然素材で手仕事で編まれたその温かみのある形に惹かれるのだと思う。
きっとカゴは、何千年も前から食器と同じように人類が用途によって作り、使い続けてきたものだと思うのだ。
そんなカゴを飾っておいて時々眺めるのもいいのだけど、僕は家の中や外出時になるべく使うようにしている。
写真のカゴは、洗濯物のハンガーや洗濯バサミを入れてリビングに出しっ放しにしてあるのだけど、自然素材の持つ温かみのせいか、部屋にあっても全然気にならないのだ。
旅行に行くと、カゴやさんがあると迷わず入ってみる。もう家に置けないくらいカゴは持っているのだけど、その地方によって作られ使われてきたカゴを見ているだけで楽しいのだ。

家で、焼肉。

焼肉プレートをガスコンロに乗せる。

忙しくて時間のない時、疲れていて料理をするのが面倒な時、僕の家では時々、焼肉にする。
家で七輪などで焼肉を焼くのは、準備が面倒なのと、ベランダであっても煙が出るのでなかなかすることはない。
でも、先日ここに書いたイワタニの『たこ焼き器』と同じくイワタニの『焼肉プレート』でテーブルコンロで焼けば、ほとんど煙が出ることもなく食卓で楽しく焼肉が食べられる。
このイワタニの『焼肉プレート』の良い点は、たこ焼き器と同じなのだけど電気でない点。
ガスで焼かれる焼肉は、やはり電気で焼くよりも美味しい。たこ焼きもしかり。
怠惰な僕は、帰りがけにスーパーで肉と野菜を買い、家に帰ってガスコンロを出しておくだけ。
Kが帰ってきたら、おもむろに腰を上げ、肉を皿に盛り付け、野菜を切って皿に並べ、冷蔵庫から焼肉のタレを出す。(ほんとにそれくらいしかやることはない!)
『焼肉』となると、自分がやらねば…と張り切るKにやらせておけば、Kが帰って15分もしないうちに肉が焼かれている。
先日Kが家に帰ってきて言うのだ。
「ただしくん、今日は手抜きだね…」
と…生意気に。

USVAのリネン。

バスタオル

タオル

USVAのリネンのことは、以前にもここに書いた。
コットンのホテル仕様のようなバスタオルも贅沢感が味わえて好きだけど、春から夏に日常的に使うなら、乾きが早く、洗濯時にもかさばらないリネンのタオルが気持ちよく使いやすい。
このUSBAのリネンは、高い審査基準をパスしたヨーロッパリネン製品にのみ与えられるMasters of Linenという称号を持ち、生産工程において「洗い」をかけているウォッシュドリネンなので、使い始めから馴染みやすく抜群の吸収力を誇る。
肌に直接触れるベッドのシーツをはじめ、食器を拭く布もすべてリネンで揃えている。その吸水性と、さらっとした触感が気持ちよく、リネンを一度使ったらコットンを使おうとは思わないのだ。
昨年、リネンのバスタオルを外苑前の雑貨屋さん『doinelhttps://doinel.net/』で手に入れて使い始めたら、リネンのバスタオルが、ほぼ1年を通じてうちの定番バスタオルになった。
この夏、定番のシックなグレーに加えて、ブルーのラインの入ったものをLapuan Kankurit https://lapuankankurit.jp/で買ってみた。
吊るしたタオルはまるで、海の音が聞こえてきそうな色合いをしている。