母の家に。

マリフォー国会の翌日は千葉に住む母に会いに行った。

母は今年82歳になる。母と再婚した父は86歳。

父はこのところ食欲がないようで、ずいぶん痩せて45キロになってしまったと言う。

母は元気で変わりはないが、父が食べなくなってきたことをとても心配している。

ずいぶん昔になるけど、母は左耳が突発性難聴になってしまい、今は右耳しかよく聞こえない。

それなのに、今度は右耳の聴力が落ちてきたようで、日常の話が聞き取り憎くなってきたようだ。

父は母が聞こえていないようなので文句を言う。

母のために着けやすい補聴器を探そうか?と聞いてみるものの、「おばあちゃんに昔買ったのだけど、全然つけなくて無駄になったのよ」と言ってあまり乗り気じゃないみたい。

そんな30年前とは今は違うんじゃない?と言ってみるのだけど、どうしたものか・・・。

東京で裁判があるたびに、なるべく母に会いにいくようにしている。

帰りに僕が見えなくなるまで手を振る母を見ながら、いつまでも健康で元気でいてほしいと思いながら僕も手を振ったのだった。

宮古島では、Lサイズの卵が400円を越えてきた。

300円を越えたあたりから卵の値段を気にするようになり、日曜日にはスーパーで200円の安売りがあるのでそこで2パック買うようにしていたのだけど、400円になったなんて・・・。

卵が好きな僕たちには卵の値段はとても気になるもので、早く鳥インフルの影響が落ち着かないものかと思う。

ただでさえ自給率の低い日本では、毎日の食糧を低価で手に入れていること自体、奇跡的なことなのかもしれないと思う。

戦争になってロシアのように世界から制裁を受けたら、この国は2週間くらいしか持たないに違いない。

宮古島の農業や酪農、漁業を支えるために、僕たちはなるべく宮古島内の食材を買うことを気にかけている。

領収書の整理。

税理士さんがやってくるというので、慌てて領収書を整理している。

大体1年半もある領収書を整理するのはとても大変で、中には買ったけど領収書をもらっていなかったり、プリントしていないものもたくさんある。

サラリーマンの時は領収書なんて気にもしなかったけど、個人事業をはじめた僕たちはいかに税金を抑えるかが商売の利益につながっていくことを意識しはじめた。

それにしても、宿の開業にあたって、本当にたくさんの買い物をしていた。

きちんと整理してもったいないことのないように、税理士さんと話し合うつもり。

梅雨明け?

宮古島はどうやら梅雨明けしたような気がする。

ラジオでは「まだ言っちゃいけませんね・・・」などと気象庁の発表に気を使って控えているけど、梅雨前線は上に上がって沖縄本島や奄美大島は雨が降っていても、宮古島はほとんど晴れ渡っている。

夏の宮古島は美しい光で満ちている。

庭の植物も、サトウキビ畑も、海も、空も、輝きに満ちて天国のように感じることがある。

何というか、すごく暑い天国と言った感じ。

冷凍庫の棚卸し

時々冷凍庫の棚卸しをする。


冷凍庫に入れただけで安心してしまい、かなり時間が立ってしまったような食材が残っていることがあるものだ。

今の家には大きな冷凍冷蔵庫が2つあるので、まめにチェックしないと食材を思いがけず無駄にしてしまう。

お客さん用のパンやチーズ、肉類もあるので、一つ一つ外に出して正確な数を把握する。iPhoneのメモ書きに記入しておけば買い物中でも見ることができるのでとても便利。

海との散歩。

朝と夕方、海を連れて散歩に出かける。

朝はだいたい僕がひとりでドイツ村に行き、夕方は二人の時間が許す限り二人で一緒に散歩に出かける。

「こらから宿が忙しくなったらなかなか二人で散歩に行くことなんて出来なくなるね…」などと話していたけど、今のところそんな忙しさは7月までやって来なそうだ。

毎日のほんの45分くらいの散歩の時間を、僕はとても幸せな時間だと感じている。

時々小雨が降っていたり、眠かったり、二日酔いだったりする日もあるけど、いざ散歩に出かけると少しずつ楽しくなってくる。

それは、海が心の底から楽しそうにしているから。その素直な表情やうれしそうな走りを見ているだけで喜びが伝わってくる。

Kと一緒に海を連れてドイツ村に行き、藪を抜けた道の向こうに真っ青な海が見えると、毎日のことなのになんて美しい海なのだろうと思う。

そして、今そばにある家族や幸せを心からありがたく思うのだ。

こんなことはじめて。

今日、ランチの後にベッドの横でKとふたりのんびりと過ごしていた。

Kはうとうと昼寝をしていて、僕はスマホでネットバンキングをしたついでに何気なく口座を眺めていた。

積立NISAはイマイチ貯まらないなあ・・・などと思いながら、ふともう一つの口座を見てみたのだ。

僕はみずほ銀行に2つの口座を持っている。

一つは退社した会社の給料が入るメイン口座。もう一つは以前友人がお店を立ち上げる時にhelpした口座で、その後はその口座にお金は返金され全て別の要件で使っていた・・・

そして声をあげてびっくりしたのだ。その口座にお金が入っていたから。

誰かが間違って振り込んだのか、天からお金が突然降ってきたのか。

心配になり入出金の明細を見ると、ずいぶん前に株を売った時の残りの残金のようだった。

それにしても、もう何年ものぞいていなかったゼロとしか思っていない口座にお金が残っていたのには腰を抜かすほど驚いたのだ。

昼寝から目覚めたKに、「お金が銀行になぜだか入っていたよ」と告げると、「やったー!」と両手をあげて喜んでいた。

僕はいつまで経っても神様の粋な計らいだとしか思えなくて、いまだに納得がいかないままだ。

思いもしないお金が転がり込んできたような出来事は僕の人生で初めての経験だ。

早速神棚にお礼を言ったのは言うまでもない。

海のある生活。

1日に2回、海を連れて散歩に行く。

だいたい45分くらいかけて歩くのだけど、1日に1回は近くにあるドイツ村に行くことが多い。

ドイツ村には芝生があるのと、石畳なので雨が降った後でも海の足が汚れずに済むから。

でも一番大きな理由は、ドイツ村の中の遊歩道に海の周りを巡る道があるから。

海を連れてこの遊歩道を歩いていると、毎日違う海の色や波の形、光の具合に驚かされる。

引き潮の時の海の景色、満潮を迎える海のエネルギー。

時々ウミガメを探しながら、飽きることなく何度でも海を見つめる。

東京に生まれた僕は海への憧れが強く、ずっと海のそばに住みたいと思いながら生きてきた。

でも気づいたら、今は海がそばにある生活をしている。

梅雨の合間に散歩。

宮古島の梅雨は、ずーっと雨が降り続く感じではなくて、どちらかというと時々スコールのように雨が降るということは先日書いた。

海を一日に2回散歩に連れて行くのだけど、雨季の季節では雨のタイミングを見計らうのがとても難しい。

幸い今年は今の所好天が続いているのだけど、散歩をしていたら突然雨が降り始めたというのもよくあるのだ。

天気予報は宮古島に限ってはほとんど当てにならない。

今日は何時くらいに海さんの散歩に行けるだろうか?

空を見ながら自分の勘を頼りに小一時間の散歩時間を決めるのだ。

梅雨入り

どうやら宮古島も梅雨入りしたようだ。

沖縄本当の梅雨入りが宣言されたのだけど、GW以降宮古島はとても気持ちのいい天気が続いていて爽やかな気候だった。

梅雨入りしたらしいのだけど東京の梅雨とは違っていて、宮古島では雨がずっと降り続くという感じではなく、夜中に雨が降ったりしつつも今のところ昼間は晴れていたりする。

湿度が上がってきて梅雨というよりも雨季といった感じだろうか。

この梅雨の季節もしっかりと楽しんで、これからくる猛暑に備えるのだ。