60歳で人生を省みた時に。

今日は、『同性婚訴訟』でお世話になっているふたりの弁護士さんの還暦のお祝いが新宿で行われ、Kとともにパーティーにかけつけた。
おふたりの歩まれてきた長い道のりを紹介するビデオを見ながら、僕まで涙がこみ上げてきてしまったのは、彼らが誇らしく美しい人生を歩んできたことがはっきりと見て取れたからだった。
おふたりはそれぞれに、社会的弱者の尊厳のために、人生を賭けて戦って来られたのだ。(『府中青年の家事件』など)
今のまま自分が60歳を迎え、自分の来し方を省みた時に、彼らのような素晴らしい道筋は見えないと思う。
今までの人生はもはや、どうすることもできないのだけど、せめてこれからの人生において、少しでも人の役にたてる生き方ができますように。
⭐️府中青年の家http://www.ne.jp/asahi/law/suwanomori/special/supplement3.html

一の酉。

白虎亭のたこ焼き

花園神社の酉の市に行った。
昨年も酉の市には行っているのだけど、こうしてまた健康で、酉の市を迎えられたことに感謝した。
15年くらい昔に、花園神社の通りに出ている出店でお酒を飲みながら焼き鳥やおでんを食べたのを思い出して、今日は出店で食べてみたくなりKとふたり、おでんをつまんだ。
たまにはこんな屋台飯のようなものも楽しいものだ。
靖国通りに向かう出口付近にあるたこ焼き屋さん『白虎亭』のたこ焼きは、屋台にしてはとても美味しかった。

平戸の食べもの。

カスドース

平戸和牛

平戸ちゃんぽん

平戸では、ちゃんぽんを食べて、平戸牛の焼肉を食べて、蔦屋という老舗の和菓子屋さんでカスドースを食べた。
カステラを、もっと甘く濃厚にした感じ。
蔦屋HPより『異国文化がいち早く渡来した平戸の地で、400年以上も愛され続ける平戸銘菓。それが、蔦屋名物「カスドース」です。カステラを卵黄にくぐらせ、糖蜜で揚げたこの南蛮菓子は、ポルトガルの家庭で伝統的に食されてきたもの。その製法は、江戸時代にポルトガル人の宣教師から伝えられたとされています。当時は贅沢品であった卵や砂糖をふんだんに使った蔦屋の「カスドース」は、殿様だけが食べられる“幻の菓子”と呼ばれ、明治以降には皇室献上銘菓にもなりました。』
⭐️ 蔦屋 本店
0950-23-8000
長崎県平戸市木引田町431

Top


https://tabelog.com/nagasaki/A4202/A420202/42008388/
平戸和牛という牛を知らなかったのだけど、肉質が柔らかく、とても美味しかった。市内の同名の肉屋のご兄弟がやっている焼肉店。
⭐️ 平戸和牛 焼肉市山
0950-22-2439
長崎県平戸市築地町530
https://tabelog.com/nagasaki/A4202/A420202/42000654/
ちゃんぽんは、長崎の周り一帯にあって、お店によって色々スープや麺が違っている。ちなみに長崎の人は、リンガーハットのことを長崎ちゃんぽんとは認めていないのだそうだ。麺が正式なちゃんぽんの麺とは違うらしい。
港にある『もりとう食堂』で食べた平戸ちゃんぽんは、手作りの麺が美味しかった。
⭐️ もりとう食堂
0950-22-2343
長崎県平戸市崎方町824
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長崎の味処 鮨・割烹さくらい

鯨とマグロ

太刀魚のフライ

穴子

長崎は、魚の漁獲量が日本一らしいのだけど、大人になって5回訪れたにも関わらず、長崎市で美味しい寿司屋さんに入ったことがない。
これは、他の都市ではないことで、僕がまだ十分に長崎の寿司屋さん情報を知らないだけに違いないのだけど、食べログなどで評価されている寿司屋さんでさえ、残念に思う店にしか当たらない。
そんな中で今回は、『鮨・割烹さくらい』にお邪魔した。
ここも、テレビがついているような町のお寿司屋さん。割烹と書いてあるけど、割烹料理ではなくて、和食くらいだろうか。
お刺身だけではなく、例えば太刀魚のフライがあったり、アナゴの蒸し物があったりする。
刺身を摘んで、そんな和食を食べながら、握りを食べるくらいには腹はいっぱいになってしまった。
大将がとても話しやすく、居心地のいいお店。地元のひとに愛される町のお寿司屋さん。
⭐️ 長崎の味処 鮨・割烹さくらい
095-846-9881
長崎県長崎市浜口町7-3
https://tabelog.com/nagasaki/A4201/A420101/42001375/

『ツル茶ん』で、トルコライス。

トルコライス

シーフードトルコ

孫文もこの地に来ていたらしい。

長崎と言えば、『ちゃんぽん』だけど、その次に有名な食べ物は、餃子か卓袱料理か、はたまたトルコライスだろうか。
今回、何度も来ている長崎での滞在時間は少なかったので、朝ごはんにトルコライスを食べるべく、『ツル茶ん』へ。
創業大正14年(1925年)、九州最古の喫茶店と言われるだけあって、建物も中の机や椅子も味わいがある。
トルコライスとシーフードトルコという、謎のホワイトソースの食べ物を注文。
そもそもトルコライスとは、トルコにある料理ではなく、ピラフとナポリタンとトンカツにカレーソースがかかった謎の食べ物。九州では長崎以外には隣接する佐賀県にほんの少しあるくらいで他県では見られないそう。
この店の『シーフードトルコ』という白い食べ物は、ピラフとナポリタンに、車海老のフライとホワイトソースがかかっていた。
95年という歴史を乗り越えて、今も趣のあるこの喫茶店が、これから先も長く残って欲しいと思えた。
⭐️ツル茶ん
095-824-2679
長崎県長崎市油屋町2-47
https://tabelog.com/nagasaki/A4201/A420101/42000064/

旅の戦利品。

一真窯の器

マルヒロで買った湯飲み

平戸の酒屋さんで買った徳利

波佐見焼の『一真窯』には、欲しい器が沢山あったのだけど、Kが置き場所がないと言って買うことを許してくれないので、急須を買い、サンマ皿だけ注文してきた。
波佐見焼の『マルヒロ』では、シンプルな真白な湯飲み茶碗を買った。長い形なので、熱い茶を入れても持ちやすい。
平戸の夜の町を歩いていたら、古い酒屋さんが空いていて、そこで飛魚の模様の入った徳利を買い求めた。一輪挿しに良さそう。
波佐見焼の器は、シンプルなので、日本の和洋中など入り乱れた食卓にも合わせやすいと思う。
⭐️一真窯https://www.issingama.com/
⭐️マルヒロhttps://www.hasamiyaki.jp/

Il SOGNO

前菜

シーフードのスパゲッティ

豚肉のロースト

東京へ帰る日に、のんびりと福岡でランチをした。
昔、Kがまだ大分に住んでいた頃、僕たちはよく福岡で会っていて、そのたびに帰り際にいつもイタリアンに入っていた。
Kが帰りの時間が近づいてくると、口数が少なってとても寂しそうな顔をしていたのを今でも覚えていて、そんな時代があったねとKと話しながら歩いていたら、やっぱりイタリアンが食べたくなった。
福岡には美味しいイタリアンがいくつもあるけど、今回ははじめて西中洲にある『イル・ソーニョ』というお店に行ってみた。
西中洲と言う場所柄か、平日の昼は空いていたけど、グラスワインも美味しいし、前菜のミネストローネを飲んだ時に、「この店はイタリア仕込みだ・・・」と思ったのだ。
生ハムやカプレーゼ、干し鱈の載った前菜も素晴らしいし、パスタも豚肉のローストも、飾り気はないけどとても美味しかった。
また来たいと思う素晴らしいイタリアン。
⭐️イル・ソーニョhttps://www.italian-ilsogno.com/

九州レインボープライド

大濠高校の男性チア

三好不動産(レインボーフラッグが貼ってある)

九州レインボープライドは今年で5回目。そのうちの3回は僕たちは参加している。
今回久しぶりに来てみて、その会場の盛り上がりとブースの多さ、来場者の多さに驚かされた。たった1日なのに、大阪以上の人が集まっているらしい。(関西プライドは2日に分かれている)
僕とKは、パレードの列に適当に混じってふたりで歩いた。
いつも感じることは、福岡の道ゆく人は、とても温かいということだ。なんでかわからないけど、あまり冷めた目で見られたり、嫌そうな顔はされたことはない。
ステージは、『清貴』の歌の時に、福岡の大濠高校の男子チアが出てきて圧巻だった。(あまりにもかわいいので、清貴の歌はあまり聞こえないほどだった)
いつも思うことは、「この国でパレードをやって、なにか意味があるのか?」ということ。
僕にもわからないけど、いつかこんなことをやらなくて良くなる日が、1日でも早く来たらいいなあと思いながら、Kとふたり、歩いたのだった。

波佐見焼を訪ねて。

マルヒロ

静かで美しい町(一真窯がある)

九州には焼物の産地がたくさんあって、伊万里焼、有田焼、唐津焼、小鹿田焼・・・などが有名だけど、最近は波佐見焼も東京の雑貨屋さん等で見られるようになってきた。
僕はずっと学生の頃から波佐見焼が好きで、有田焼や伊万里焼のように、豪華な絵柄や模様などのないシンプルな器の方が、今の日本の食卓には合うと思っていたのだ。
今回、長年楽しみにしていた波佐見焼の窯元を訪ねることにした。(窯という文字を見たり、聞いたりすると、他人とは思えない・・・)
まずは、マルヒロへ。『マルヒロ』は、現代的な波佐見焼のスタイルを日本中に知らしめたお店。この店のお陰で、東京でも波佐見焼の器が買えるようになったのだ。
そして、目指したのは『一真窯』の『とっとっとギャラリー』。
小鹿田焼の里のように、静かで美しい村の中に、いくつもの窯があり、『一真窯』は、『ギャラリーとっとっと』を併設している。ギャラリーにいる女性がとても親切で、ほしかったサンマ用の長いお皿を、後日作って送ってくれるということになった。
『一真窯』の器はとてもシンプルで、器そのものの造形が美しい。手作業で掘られる溝がグラフィカルで、それでいて手で持つととても持ちやすい。
波佐見焼の窯元はとても素敵で、今度来た時に時間があればいくつも回りたいと思った。
⭐️マルヒロhttps://www.hasamiyaki.jp/
⭐️ 一真窯(ギャラリーとっとっと)https://www.issingama.com/