OUT IN JAPAN 1000人写真展 in 青山スパイラル

『レインボーリール東京』の開催に合わせて、
今日から表参道のスパイラルにおいて、
『OUT IN JAPAN 1000人写真展』が1週間開催される。
日本中のカミングアウトをしたLGBT
1008人のポートレートが、青山のスパイラルで展示されるのだ。
レインボーリール東京とは、
東京国際レズビアン&ゲイ映画祭のことで、
今年から新しく変更された名称のこと。
今年も、面白そうなLGBT映画がいろいろ上映されるので、
お見逃し無く!
★レインボーリール東京http://rainbowreeltokyo.com/2016/
★OUT IN JAPAN 1000人写真展http://goodagingyells.net/join/

幸福。

寝相の悪いKは、ベッドの上をあっちこっち動きながら、
時々僕の身体に足を乗っけたりしながらぐっすり眠っている。
暑がりなので、冷房の効いた部屋でも、
僕がかける上掛けを、いとも簡単に払いのけながら。
急に夜中に目が覚めて、
仕事の問題やら、将来のことをぼんやりと考えた。
暗闇の中で、得体の知れない不安に襲われる。
ふと横を見ると、
何も心配することなどないように、
子どものようにKがすやすやと眠っていた。
その寝顔を見ていたら、
この世に、僕のような人間をたいせつにしてくれている人がいること、
そのこと自体が奇跡のように思えたのだ。
父や母もきっと、
僕や兄の寝顔を見ながら、眠れぬ夜を幾度も乗り越えて来たのだろう。
それは、確かに自分が幸福であると感じる瞬間だった。

Lovely Day

暑中お見舞い申し上げます。
★S.O.U.L. S.Y.S.T.E.M. – It’s Gonna Be A Lovely Dayhttps://www.youtube.com/watch?v=wtQ6ca4mL7I

路上寝込み。

石垣島のゲイバーで出てきた話で、石垣島らしくて大笑いしてしまった話があった。
それは、『路上寝込み』が多いということ。
『路上寝込み』とは、酔っ払って路上で寝込んでしまうこと。(信じられないですよね…)
それが、歩道にひっそり寝ているのならば問題ないのだろうけど、車が通るような道であったり、立ちション便をした後にそのままおチンチンを出したまま寝ていたりするんだそうだ。
偶然高校の同級生が、道端で下半身を出したまま路上寝込みしていたから、見えないようにハンカチを置いて来たなんて話までざらにあるくらい。
夏場は特に多いみたいで、警察が路上寝込みの人数を発表するくらい多いんだそうだ。なんだか、東京では考えられないことだけど、そんな石垣島って、なんだかほっとしませんか?(笑)

米原ビーチの珊瑚たち。

一番右の歪な珊瑚がKの選んだもの

石垣島の米原ビーチには、ビーチに沢山の珊瑚礁が打ち上げられている。
Kとふたりで海で騒いだ帰りに、ふと思い立って、珊瑚を拾い始めた。珊瑚は、箸置きにいいかもしれないと思ったのだ。
珊瑚と言っても、ひとつひとつ形が違っていて、どれが箸置きにいいか、Kにも声をかけて一緒に集めることに。
僕は、白くて、適度に枝分かれしたものを厳選して選んでいたのだけど、ふとKが拾っている珊瑚を見ると、なんだか黄ばんでいたり、ただの棒のようであったり、短すぎたり…
「もっと綺麗な珊瑚を拾ってよ!」
そんなことを言って笑いながら、結局5つの珊瑚を持ち帰った。
家に帰って、机の上に珊瑚を並べると、美しい米原ビーチが蘇ってきた。
鍋で5分間くらい煮沸して消毒をしたら、綺麗な珊瑚の箸置きが出来上がった。

泰然

真牡蠣とイサキのなめろう

せせり

親子丼

新宿一丁目に、美味しい焼鳥居酒屋があるというので出かけると、場所は、花園小学校の並び、美味しい中華店シェフスの斜め向かいだった。
こじんまりとした店内は、奥にお座敷があり、L字型のカウンターがある。
南国風の大将と綺麗な奥さん、アルバイトの女の子と三人で回していて、接客も感じがいい。
その日仕入れた魚を幾つか頼み、焼鳥をお願いする。イサキのなめろう、大きな真牡蠣、ササミ、手羽、せせり。
魚は臭みがなく、鳥は新鮮でどれも美味しい。
しめに、有名な親子丼ときりたんぽを焼いたもの。親子丼は、僕には少し甘すぎたけど、この店の看板メニューらしい。
2日前にお願いすれば、鳥の水炊きなども食べることが出来る。
店員さんも感じが良くて、コスパもいい。今度は鍋を食べに来たいな。
★泰然
03-6380-5228
東京都新宿区新宿1-23-11 御苑メインビル 1F
http://tabelog.com/tokyo/A1304/A130402/13146085/

Another Sea (石垣島のゲイバー)。

石垣島には、ゲイバーがある。
★Another Sea http://a.shima.tv と、
★玉屋http://blog.livedoor.jp/tamaya_isg/ の二つ。
僕たちは、最初にAnother Seaに行ったのだけど、通称『あなしー』が居心地がいいので、泡盛のボトルを入れてそのまま飲み続けてしまい、もう一軒行く体力が残っていなかった。というわけで、今日は、あなしーのこと。
場所は、美崎町なのだけど、人口4万8千人という石垣島の特性上、住所は公開されていないので、ホテルククルというホテルから店に電話を入れると、親切丁寧にお店までの道順を教えてくれる。
店内に入ると犬が吠えるのだけど、犬は吠えるだけなので怖れる必要はない。中に入って行くと、店はコの字型のカウンターになっていて、マスターが中に入っているので、みんなでひとつの話で盛り上がる感じのお店。
石垣島のこのお店の特徴なのか、お客さん同士がとても気軽に話すことができる和やかな雰囲気に包まれている。
石垣島に二度目以降のお客さんは、お店に入るなり、
「おかえりなさい」と声がかけられるのだ。
お酒が運ばれてくると、みんなが一斉に一緒になって乾杯をしてくれる。
マスターは、40代はじめのハンサムな人で、昔は東京で別の仕事をしていたらしい。お客さんに対するホスピタリティに溢れ、世話好きで、どんな話題にも事欠かない。
『あなしー』が石垣島にあるお陰で、石垣島を何度もリピートして訪れるお客さんがたくさんいるようだ。
僕たちもすっかりあなしーの居心地のよさにはまってしまって、結局4日間も通い続けてしまったくらいだ。
あああ、また石垣島に行きたいな。

白保。

石垣島の貝

白保の家

白保のケーキ屋さん

石垣島空港のすぐ下に、白保という名の集落がある。
白保一帯は、古い沖縄ならではのオレンジ色の屋根を持つ1階建ての家屋と、新しい建物がうまく調和を保ちながら、低層の町並みを形作っている。
また、この白保の町沿いに広がる海岸では、世界最大最古のアオサンゴが生息していて、石垣島の周り一帯だけでも、360種類もの珊瑚が自生しているという。
これは、世界の珊瑚の種類が約600から800種類ということからすると、相当な種類の珊瑚礁と言えるだろう。
白保集落では日曜日に朝市がたつ。
ハイビスカスを入れた飲み物、豚肉の沖縄料理など、おばあや若い人たちがそれぞれ食べ物やら何かこしらえたものを朝市に出店するのだ。
85歳は過ぎているようなおばあが、貝殻を売っていたので買い求めた。
4つもきれいな貝殻が入っていて、なんと200円。
僕が嬉しそうに持って帰ろうとすると、僕の手を制して、貝殻が衝撃で割れないようにと、丁寧にプチプチを巻いて、袋に入れて手渡してくれた。
家に帰って、机の上に並べた貝殻は、石垣島の真っ青な海と強烈な光を思い出させてくれる。
何千年、何万年と、美しいままにそこに変わらずにある海と、光を。

いつの世までも、末永く。

みんさー織

みんさー工芸館

ホテル

石垣島や竹富島をはじめとする八重山には、『みんさー織』という伝統工芸がある。
みんさー織は、17~18世紀頃の琉球王朝時代に綿の栽培や交易記録があり、木綿発症の地といわれるインダスから伝来したと推定されている。
この、「いつつ」と「よっつ」からなるデザインの織物は、今からおよそ350年以上も昔に、女性が愛する男性に向けて、『いつの世までも末永く・・・』という思いを込めて送った帯が元になっているそうだ。
なんて、せつない思いが込められているのだろう。
この五つと四つからなるデザインは、幾何学的で美しいと思うし、二つを重ねると完璧な四角形になるというところもまるで計算されたように思える。
石垣島に行ったことのある人ならばわかると思うのだけど、この『いつ世』のみんさー織の美しいデザインは、ホテルの中や町中のいたるところで見ることが出来るのだ。
『いつの世までも末永く・・・』
その思いは、この島で暮らす愛し合うふたりのことだけではなく、石垣島という信じられないほど美しい島の自然と、それを取り囲む青く美しい海を、これから先の後世へもきちんと受け継いでゆく意志の現れのように思えてならない。
★みんさー工芸館http://www.minsah.co.jp

石垣牛MARU

イチボのタタキ

トモサンカク

石垣牛の三種盛り

石垣島に行くことが決まった後で、石垣島在住の知人を紹介されて、何を食べたらいいかと聞くと、即答で返ってきたのは、
「石垣牛です!」だった。
僕は、沖縄は豚肉文化だと思っていたので、とっさに「石垣牛???」と思ったのですが、実際に石垣島で石垣牛を食べると、もはやブランド牛と言われるだけあって、柔らかく、美味しかったのです。
なんでも石垣牛自体は、2000年の沖縄サミットの晩餐会でメインとして出されて以来ブームのようですが、昔から石垣島で飼育された牛を、神戸や松坂に運んで神戸牛や松坂牛として売っていたというから、美味しいのも当たり前なのかもしれません。
石垣島で一番有名な焼肉屋さんは、『やまもと』で、ここは数ヶ月先までいっぱいという超人気店。あいにく僕たちは予約が叶わず、他にオススメの焼肉店『MARU』に行くことが出来た。
コスパを考えると、東京の焼肉屋さん並みに感じてしまうものの、お肉はとても柔らかく美味しかったのです。
★石垣牛 MARU
0980-82-0030
沖縄県石垣市字登野城26-4
http://tabelog.com/okinawa/A4705/A470501/47006701/