旬包丁処 あじさい

伊豆の踊子号で、下田へ。
東京は、小雨がパラついていたけど、下田に入ると青空がところどころのぞいていた。
下田で、色々な魚料理のお店には行ったことがあったので、実はもう諦めていたのだ。「漁場には、魚はあるけど、いい料理人はいないし、美味しい料理屋さんはない」と。
それが、とうとう下田で、美味しい和食のお店を見つけた!それが、『旬包丁処 味菜』。
旧市街の片隅にあるあじさいは、ハンサムな大将一人で料理を仕切り、少し年の離れた女性がサービスをしている。大将の顔を見た時に、このお店はきっと美味しいだろうと確信した。
お酒をお願いすると、程なく最初の皿が出てきた。お豆腐に、タコが乗ったもの。それを見ただけで、これは大丈夫だと思う。
続く八寸は、素晴らしいものだった。鴨ロース、煮アワビ、じゅんさい、もずく、手長海老…
塩気と甘みと酸味、様々な食材に工夫が凝らしてあって、「ああ、やっといい店に出会えた!」とほっとさせられた。
鯛の身をすり流した冷たい茶碗蒸しに舌鼓を打ち、続いて、サザエ、タコ、真鯵、マグロなど、地魚のお造り。これは本当に圧巻だった。
鯛の醪漬けに、鯛の天ぷら、鯛の煮物、鮑の肝、そして締めの鯛の身を乗せたご飯とシジミ汁。
明日また食べに来てもいいと思ったほど素晴らしいお魚たちで、コースの値段は恐らく6千円くらい。日本酒をたらふく飲んで、二人で16000円で驚いたのだった。
★旬包丁処 味菜
0558-23-2217
静岡県下田市1-18-29
http://tabelog.com/shizuoka/A2205/A220503/22003195/

印鑑。

実は、家庭の事情があり、この年になって、戸籍上の名前が変わった。
23年以上勤めている会社では、いまさら名前を変更するのも無理があるので、今までの名前を使うことにしたのだけど、戸籍の変更届けは会社にはしなければならず、それに伴い、会社からは「銀行に給与が振り込む時にエラーが出て振り込めません…」というメールが来た。
それは、僕が銀行に届けを出していなかったからなのだけど、会社としては、名前の変更とともに、銀行の口座名も新しい名前として自動的に振り込むようなのだ。
はじめは、戸籍上の名前だけ変更すればそれほど問題ないかも…なんて気軽に考えていたものの、
パスポート、免許証、銀行、クレジットカード、区役所…と、変更の届出をしなくてはならないところが次から次へとどんどん出てきて、もはや何から手をつければいいのかわからない状態に。
そして、手続きをしようとすると、新しい名前の印鑑が必要でもあり、慌てて印鑑を作らねば…という事態に。
前の印鑑は、有名な占い師のような人に作ってもらった。実印、銀行印、認印の3点セット。印鑑には良し悪しがあって、それによってその人の人生も変わってくるなんてことも聞いていたからだ。
ても、この僕の半生を振り返ってみると、大金持ちになることもなかったし、大した仕事も出来なかったし、つくづく凡庸な人生だったように思うのだ…。
そこで、今度は、僕の周りで桁違いのお金持ちの友人に聞いて印鑑を作ってみようと思ったのだ。急に印鑑を作らねばならなくなったので、慌ててLINEで聞くと・・・
「僕のは伊勢丹で作ったの。
ベタでしょ。笑」
「伊勢丹か…全然思いつかなかった…」
そう思い、伊勢丹の5階を訪ね、取り急ぎ銀行印を作ることに。
先ずは、印鑑の素材を選び、太さを選び、書体を選び、書体の入り方を縦なのか横なのかを選ぶのだった。
素材とかよくわからないので、またその友人にLINEを打つ。
「やっぱり象牙かな?」
「象牙よ」
象牙にして、13.5センチの太さにして、名前は姓を縦に入れるようにして、書体はパッと読めない書体に…
完成は1週間くらいかかるようなのだけど、その印鑑を持って、これから様々な場所に行き、変更届けを出さなければならない。
それはそうとして、僕がもしいつの日か大金持ちになったとしたら、伊勢丹の象牙の印鑑のおかげなのだと思ってくださいね。

パエリヤ。

イタリアが一番好きだけど、実はスペインも好きだ。
バルセロナには何度も行ったし、グラナダ、ゼビリヤ、コルドバなどのアンダルシアは、光と影が織りなす奥深い魅力を持っていると思う。
スペインでは、昔はお城だったようなところを、改良して、宿泊施設として経営しているパラドールというものがある。各地にある豪華なパラドールを泊まり歩くと、ホテルなんかでは体験できない面白さが味わえる。
時々無性にパエリアが食べたくなる。パエリア自体は、バレンシアを始め様々な地域によって特色のあるものだけど、実はとても簡単に出来る庶民的な料理の代表だと思うのだ。
〈パエリヤ(4人分)〉
※ポイントは、お米:スープは、1:2ということ。
米は決して洗わずに、2倍のスープを吸わせていく料理と考えること。
★材料
お米2カップ
チキンスープ4カップ
鶏もも肉1枚(食べやすい大きさに切る)
インゲン12本(3等分くらいに切る)
パプリカ半分(食べやすく切る)
アサリ1パック(冷凍でよい)
にんにく2かけ(みじん切り)
プチトマト12個(半分に切る)
★調味料
塩小さじ1
トマトペースト大さじ2
オリーブオイル大さじ6くらい
パプリカ(粉末)小さじ1
サフランひとつまみ
ローレル1枚
塩胡椒
★作り方
1.サフランひとつまみをアルミホイルに包み、オーブンへ(30秒くらい)。取り出して粉々にする。
2.チキンスープを温めて、そこへ1のサフランを加えて20分くらい置き、塩小さじ1を溶かしておく。
3.鶏もも肉は塩胡椒して20分くらい置く。温めたフライパンにオリーブオイル大さじ1を入れて皮から焼き、美味しそうな色がついたら取り出しておく。(裏は焼かなくてよい)
4.フライパンなどの浅い鍋に、オリーブオイル大さじ3を入れて、弱火でみじん切りのにんにくを炒め、香りが出たら、トマトペースト大さじ2を加え、パプリカ小さじ1を加えて炒め(焦付きやすいので注意)、すぐにお米を洗わずに加え油を馴染ませる。
5.お米に油が行き渡ったら、熱いチキンスープを加えて、5分間くらい時々搔きまわしながら煮る。
6.鶏もも肉、インゲン、パプリカ、アサリ、プチトマトを彩りよく飾ったら、ローレルを乗せて中火のまま蓋をして15分間煮る。
7.火を止めて、10分間蒸らす。
8.最後に蓋を取ってほんの少し火をつけて水気を飛ばす。
9.机に持って行き、レモン汁を振りかけて、取り分けていただく。
※チキンには、チキンスープを。エビには、エビの頭で取ったスープを使うこと。

競合プレゼン。

急に、新規の競合作業を頼まれた。
僕に仕事を頼んだ上司は、
「プレゼンは一週間後なんだ、よろしく!」
と言った後、言いづらそうに、
「僕は、明日からニューヨークに遊びに行くんで、全部やっといてくれるかな?」
と、申し訳なさそうに言った。
一緒に仕事をすることになったのは、3年目のコピーライターのKO。実は、前からかわいいと思っていたのだ。
はじめての打ち合わせの時にKOは、僕に向かって言った。
「あのー、同期のY知ってるんですね!
Yから聞きました。
僕とYは、研修の時に同じ班で、Yの全然包み隠さないおかまキャラに、こいつスゴイなと思ったんです」
そこまで聞いて、「あ、バレてるんだ…」と思い、KOに対してドキドキする代わりに、かえって仕事がやりやすくなったような気がした(笑)。
KO自身のセクシュアリティには触れて来なかったけど、ゲイに対して偏見はなく、むしろちょっと面白いと思っている今時の男の子な感じだった。
打ち合わせをしながら思ったことなのだけど、かわいいなあと好感を持っている子との打ち合わせは、思いの外楽しく、このままいくらでも打ち合わせをしていられるような気分になっていたのだ。
1週間後のプレゼンまでに、アイデアをなんとか振り絞り、ストーリーを組み立てて、KOと一緒にプレゼンをすると、クライアントはところどころでゲラゲラ笑った。
ちょっと抜けている僕と、しっかり者の今時のKOのちぐはぐな感じが、もしかしたら好感を持たれたのかもしれない。
そして翌日の夕方に、競合プレゼンに勝つことが出来たことがわかった。
今までにも僕は、大きな競合作業を沢山こなしてきた。中には、大きなキャンペーンだったり、巨大な額を動かすような仕事もあった。
そんな時には決まって、
「どうしてもこの仕事を勝ち取らなければならない…
なんとしてでも、どんな手を使ってでも、週末の休み中頭を使って、相手の思いつかないようなアイデアを思いつかなければ…」
そんな風に気負ったものだった。(僕の勤めている会社のクリエーティブにいる以上、誰もがそんな風に自分を追い込みながら生きているのだと思う)
でも今は、できる限りの努力をした後は、どこか運を天に任せるようになったのだ。
「なんとしてでも勝ちたい。いや、勝たなければ…」
という必死な願いから、
「結構楽しい企画が出来たし、勝てたらラッキーだな…」
という、ちょっと他人事のような余裕が出来るようになったのだ。
すると、以前にも増して、競合の仕事を掴むことが出来るようになった。
今までの人生を振り返ってみると、こういうことは意外とあることに気づいたのだ。
「何かを手に入れようと、必死になって願うと、決して手に入らなかったものが、ふと力を抜いて、手に入ったらラッキーだな…くらいに思ってその願い自体さえ忘れてしまっていると、気づいたらそれを手に入れていた」
というようなことが、起こるのだった。
人生とは、なんと不思議なものだろうか。

RAINBOW REEL TOKYO 3

ソウォル路の夜

スクール・デイズ

パリ 05:59

『QUEER × ASIA』
アジアのLGBT短編映画を4作品やったのだけど、どれも見ごたえがあり素晴らしかった。
「虎の威を借る狐」は、インドネシアのゲイ映画で、暑く湿気の多い南国の、セックス描写が見事だった。
「ソウォル路の夜」は、MtFを描いた映画で、トランスの生きづらさと貧しい家庭をうまく交差させ表現していてせつなかった。
「ママには言えない私の秘密」は、レズビアンを扱った台湾映画で、親子関係をが濃密でカミングアウトすることが難しいアジアの家族をうまく表現していた。
「スクール・デイズ」は、香港のゲイの高校生を描いた青春映画で、高校生特有のはちきれんばかりの熱さや躍動感、キラキラとした眩しさが描かれていた。
きちんと字幕がついたアジアのLGBT短編映画なんて、この映画祭でしか見れないに違いないと思うのだ。この場を借りて、映画祭のスタッフやボランティアの方々に感謝したい。
『パリ 05:59』
今回の映画祭の作品の中で、最も心動かされた作品。
前半18分間、ハッテン場でのセックスシーンがあり、その場で出逢ったふたりの男たちの朝までの濃密な時間を描いた作品。
はじめて出逢ったふたりは、運命のように恋に堕ちる。そして恋愛の絶頂の時に、ある日事実が判明して、今度は真っ逆さまに急降下してゆく。
まるでジェットコースターに乗ったように、一寸先も見えないストーリー展開に目を離すことが出来ずに、最後のクライマックスまで息を呑んで見守り続けた。
今回、これほど素晴らしい作品に出会えたことに、心から感謝している。
みんなにぜひ見て欲しい大作。

RAINBOW REEL TOKYO 2

彼方から

リビング・エンド

ミステリアス・スキン

『彼方から』
ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞したという作品。
初老の男性アルマンドは、街でみかけた青年にお金を見せて、家に連れこみ、関係を持つ日々を送っている。関係を持つと言っても、決して青年の身体には手を触れずに、後ろ向きのまま、裸にして、ズボンを下ろさせ、自分はその後ろ向き姿を眺めながら、興奮に浸っている。
そんなある日、貧しく不良のエルダーに出会い、ふたりの関係が少しずつ変わりはじめる。
俳優たちが、恐ろしいほどうまい。そして、映像が人間の目で人を追うように、ひとりの人を見つめると、ほかの人への焦点がぼやけてしまう。計算されたとても不思議な作りの映画だ。
言葉であったり、状況を映像で説明するようなことはいっさいせず、観客は映像を見ながら、物語を想像し、洞察し続けるしかない。
一緒に観た友人が言っていたのだが、ホモフォビアの闇を描いた秀作かもしれない。
『リビングエンド』
1993年に日本のゲイ映画祭で公開され、僕も見に行った映画なのだけど、時間が経ってすっかり忘れていたため、もう一度観ることが出来たとグレッグ・アラキの作品。
HIV陽性を告げられ、死の宣告を受けたようにショックを受けたジョンと、ゲイに対するヘイトクライムに会うルーク。ふたりは偶然に出会い、惹かれ、愛し合い、やがて地獄の果てまでも逃避行を続けてゆく。
HIVに感染することが、死に直結しているように感じられた90年代。あの時代の、胸を焼き尽くすような熱さと空気感に圧倒された。
『ミステリアス・スキン』
同じく、グレッグ・アラキの作品で、今をときめくジョセフ・ゴードン=レヴィットが出演している秀作。
映画祭全体を通じて、この映画には一番ショックを受けてしまった。ゲイ映画というよりも、小児愛をテーマにした、ミステリーというか、サスペンス映画だったのだ。
全編を通じて、鳥肌が立つような恐ろしい描写。改めて、グレッグ・アラキの凄さを思い知った作品。

RAINBOW REEL TOKYO 1

チェッカーで(毎回)勝つ方法

ゲイビー・ベイビー

『チェッカーで(毎回)勝つ方法』
両親を亡くして、叔母のところに身を寄せている男の二人兄弟。ゲイのお兄さんは必死に働きながら、弟と叔母の生活を支えている。
ゲイのお兄さんには裕福な家庭の恋人がいて、幸福な毎日を送っているが、そんなある日徴兵制でくじ引きをすることになる。
映画自体は、ゲイの兄を持つ弟の視点で描かれているため、ゲイが主題になっているというよりも、貧しい環境の男と、恵まれた環境で育った恋人の運命の違いを描いていて、なんともせつない。
タイの湿度を感じさせる作品。
『ゲイビー・ベイビー』
今回の映画祭では、いくつかとても素晴らしい作品があったのだけど、その中でもポジティブで、今の空気を感じさせてくれるオーストラリアのドキュメンタリー映画。
自分の子どもを持ちながら男性と離婚して、女性と結ばれ、ふたりで子育てをするビアンカップル。
ゲイのカップルは、5歳の時に養子をもらうが、当時その子は字を書くこともできず、ろくに言葉も話すことが出来なかったが、成長してゆく過程で、家族で努力を重ねながら文字を覚えはじめる。
お姉さんは歌の試験を受けるために必死なのだけど、弟は発作を抱え、そのためふたりのビアンカップルは仕事に外出することもできず、ほとんどつきっきりの生活を余儀なくされている。
トランスのカップルは、ふたりで子育てをしているけど、やんちゃなお兄さんはプロレスに惚れ込み、小さな妹も巻き込んでプロレスを教え込んでいる。
2組のレズビアンカップル、ゲイのカップル、トランスのカップルとその子どもたちが出てくるのだけど、主役はあくまでも子どもたちであり、子どもたちそれぞれの思いや悩みがストレートに語られ表現されている。
LGBTのカップルが子育てをすると聞くと、ストレートの人たちが口を揃えて言うような言葉がある。
「ゲイやビアン、トランスに子どもが育てられるのか?」
「血が繋がっていないのに、家族というのか?」
「子どもたちに、悪影響があるのではないか?」
この映画を見たら、そんな問いかけなんて馬鹿らしく思えるに違いない。
この映画が、いつか日本で公開される日を心待ちにしている。

丸裸のゴムの木。

5年前くらい前になるだろうか?
斑入りで綺麗な葉っぱの小さなゴムの木を買って、会社のデスクの上に置いて育てはじめた。
ゴムの木は、ほとんど手がかからず、光さえ感じられればどんな環境でも馴染むため、その後、どんどん成長して、僕の席の目印のように大きくなり、やがて、辺り一帯で一番背が高くなった。
そこで、育って大きくなったゴムの木を、7月の頭に今度は思い切って剪定して、切った枝は家に持ち帰り、挿し木をした。
先日、家で挿し木をした4本のゴムの枝を見ると、新しい芽が伸び始めていて、切った下の枝の付け根から、根っこが伸び始めているのがわかった。
その後、出社するたびに、ほとんど丸裸になってしまったゴムの木を眺めながら、間も無く新芽が顔を出すのを楽しみにしていたのだけど、ここへきて新芽がようやく大きく目立ち始めた。
植物を育てる醍醐味は、こんな風に、生きているものが年月を重ねながら成長してゆく過程をつぶさに見ることが出来ることだろう。
切った枝を土に挿しておくだけで、根っこが生えてまた新しい1つの木として生きてゆくなんて、目の前で、宇宙の神秘を見ているようなものだと思うのだ。
一度は丸裸になった会社のゴムの木が、やがて美しい斑入りの葉を広げる日を、心待ちにしている。

おけいすし

前に住んでいた家のそばに、『おけいすし』という寿司屋さんがある。
昔から、政治家や芸能人が来る店で、はじめて入った時は、とても勇気がいったのを覚えている。
親方は、眼力が鋭く、お客さんであっても、うるさかったり、他のお客さんに迷惑をかけたり、食べ方が汚かったりすると説教される、そんなお店だ。
僕は、前につきあっていたMとふたりで、昔はよくおけいすしに行っていたのだけど、その後、Mと別れ、Mが亡くなり、Mの話をする気にもなれずにずっと行かずにいたのだけど、思い立ってランチに行ってみた。
昔は2900円で驚くほどお得で美味しかったランチは、今は3900円になっていたけど、それでもとても美味しくて、やっぱりお得に感じてしまう内容だった。
ハマグリの潮汁から、生姜や漬物が出され、12貫の寿司と巻物がある。
今では、親方はほとんど顔を出していなくて、当時二番手だったSそんが、東北なまりで迎えてくれる。
炙ったマグロの美味しさを知ったのは、この店がはじめてだった。
親父さんが怒って、お客さんを帰してしまいそうになったのを見かけたこともある。
Mはここのお寿司が誰よりも好きだったのだ。Sさんと、久しぶりにMの昔話をして笑うことができた。
夜はそこそこ高いのだけど、ランチに行くならコスパもよく、とても楽しめると思う。おすすめのお寿司屋さん。
★おけいすしhttp://tabelog.com/tokyo/A1306/A130603/13001259/

メンガテー

石垣島のゲイバー、あなしー『another sea』で飲んだ後にお腹が空いたので、地元の人がオススメする『メンガテー』を訪れた(石垣島のお店で1つ書き忘れていたお店)。
『メンガテー』は、美崎町の飲屋街を入った路地にあり、40年は続くというおでんの老舗。お店は、一瞬、「年寄りの女装?」と思うような、一見化け物じみたおばあさんがやっていて、ディープな石がの一面を見せてくれる。
豚足の入ったおでんは、かなりのボリュームがあったので、僕たちは八重山そばにした。八重山そばは、沖縄そばと違って、鰹出汁の味が濃く、豚肉も細かく切れて入っていて、麺も丸く太い感じ。
スープがさっぱりとしているため食べやすく、飲んだ後でもサラッと全部平らげることができた。
今度行った時は、女装の化け物のようなおばあさんと話をゆっくりしてみたいと思う。
★メンガテー
0980-82-8065
沖縄県石垣市美崎町10-19
http://tabelog.com/okinawa/A4705/A470501/47003879/