いつの世までも、末永く。

みんさー織

みんさー工芸館

ホテル

石垣島や竹富島をはじめとする八重山には、『みんさー織』という伝統工芸がある。
みんさー織は、17~18世紀頃の琉球王朝時代に綿の栽培や交易記録があり、木綿発症の地といわれるインダスから伝来したと推定されている。
この、「いつつ」と「よっつ」からなるデザインの織物は、今からおよそ350年以上も昔に、女性が愛する男性に向けて、『いつの世までも末永く・・・』という思いを込めて送った帯が元になっているそうだ。
なんて、せつない思いが込められているのだろう。
この五つと四つからなるデザインは、幾何学的で美しいと思うし、二つを重ねると完璧な四角形になるというところもまるで計算されたように思える。
石垣島に行ったことのある人ならばわかると思うのだけど、この『いつ世』のみんさー織の美しいデザインは、ホテルの中や町中のいたるところで見ることが出来るのだ。
『いつの世までも末永く・・・』
その思いは、この島で暮らす愛し合うふたりのことだけではなく、石垣島という信じられないほど美しい島の自然と、それを取り囲む青く美しい海を、これから先の後世へもきちんと受け継いでゆく意志の現れのように思えてならない。
★みんさー工芸館http://www.minsah.co.jp

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