海と散歩をしていたら、裏の畑の蕎麦の花が咲いていた。
昨年僕は蕎麦の花を見つけた時に、宮古島で蕎麦を栽培してるってちょっと意外に感じたものだった。
でも、「潮風そば」という蕎麦屋さんで食べたお蕎麦は宮古島の蕎麦粉を使っていてとても美味しかったのだ。
真夏の暑い時期は他の作物を栽培して、春や秋に蕎麦を栽培しているのかもしれない。
蕎麦の実がなる頃、沢山の鳥が蕎麦の実を食べに来るので、蕎麦の収穫は鳥と人間の競争になる。
外苑前→熱海→宮古島 年の差ゲイカップルの宮古島生活。
海と散歩をしていたら、裏の畑の蕎麦の花が咲いていた。
昨年僕は蕎麦の花を見つけた時に、宮古島で蕎麦を栽培してるってちょっと意外に感じたものだった。
でも、「潮風そば」という蕎麦屋さんで食べたお蕎麦は宮古島の蕎麦粉を使っていてとても美味しかったのだ。
真夏の暑い時期は他の作物を栽培して、春や秋に蕎麦を栽培しているのかもしれない。
蕎麦の実がなる頃、沢山の鳥が蕎麦の実を食べに来るので、蕎麦の収穫は鳥と人間の競争になる。
海が横に来てベッドで寝ている姿をふと見る。
「なんか、赤ずきんちゃんのオオカミみたい」
そう思ってKと笑ってしまった。
横になると人間くらい大きな海は、おばあさんを食べてしまった後でおばあさんになりすまして、赤ずきんちゃんを待っているオオカミのよう。
笑っている僕たちをよそに、海は気持ちよさそうに寝ていた。
宮古島の唯一の友達とも言えるAさんカップルが家に遊びに来てくれた。
家の改築で問題があるたびに僕たちはAさんに相談に行ったのだった。
電気屋さんを紹介してもらったり、いつもピンチを救ってくれた恩人のような人だ。
太陽が迷い込んで来た時も真っ先にAさんが駆けつけてくれた。
Aさんは女性でとてもやさしくいつ会っても穏やかな雰囲気が変わることはない。
Aさんのパートナーは男性で目がキラキラしていて少年のように見える。
ふたりはまったく違う雰囲気だけど、とても仲の良いカップルに見える。
お二人とも九州のご出身で、Kもとても楽しそうに話をしていた。
12時半に来たふたりは、ワインを6本飲んで18時半に代行で帰って行った。
ゆっくりと友人たちと食べながら飲みながら時間を過ごすとても贅沢な時間だった。
写真はいただいたオブジェ。
ここのところ、しばらく予約が入らない日が続いていた。
口コミもまったくない誰がやっているのかもわからない宿に予約など入れる人はいないのかもしれない。
そう思っていた矢先、朝起きたらKが言うのだ。「予約が入ってるみたい」
このままキャンセルにならずに来てくれたらラッキーだし、キャンセルになったらなったで、それも人生。
僕たちだって予約をしておきながら直前で宿をキャンセルしたことはたくさんあった。
あまり期待しすぎない方が落ち込みも少なくてすむに違いない。
そう言い聞かせつつ、それでもうれしいものだな。新しい予約って。
宮古島の3大ガッカリがあるとしたら、「ハート岩」が入ると思う。
海を連れて散歩にいくドイツ村の岬にあるのだけど、観光客にハート岩の場所を聞かれることがよくあるのだ。
「あのー、ハート岩はどこにありますか?」
僕は行き方を答えつつ、「大したことないのであまり期待しないでくださいね」とつい言いたくなってしまう。
引き潮になると現れるハート型の岩は、インスタ映えスポットとして若い子にはうれしいのかもしれない。
でも、たまたまハート型に透けて見える岩に、あまり心動かないのは僕だけだろうか?
そういえば、コペンハーゲンに行った時にアンデルセンの人魚姫の像を海に見に行った。
ガイドブックにはあらかじめ「世界3大ガッカリ」だと書かれていたので心の準備をして見に行ったのだけど、小さな人魚姫の像は、確かに思っていた以上に大したことはなく感じられたのだった。
ロンドンに住む友人のライアンから贈り物が届いた。
紙でできた地球儀と地図の印刷されたレポート用紙。
ライアンはこの宿に一番最初に泊まりに来てくれた友人で、いろいろなアドバイスももらった。
浴室の壁にタオルをかけるフックをつけた方が良いとか、玄関にコートやバッグをかけるフックをつけた方が良いとか。
ゴミの分別の表記をつけろとか。細かなアドバイスをしてくれ、それを元に僕たちも色々直して今の状態になった。
友人からの祝福は何よりも嬉しいものだ。
あまり予約が入らなかったり、キャンセルが来て時々不安になることもあるけど、応援してくれる友人がいると思えば勇気をたくさんもらえる。
昨年の11月の終わりに海のヘアカットをしてもらったので、3ヶ月半くらい経ってしまっただろうか。
ようやく今日海を美容室に預けることができた。
海は来間島にある「犬の美容室」というところでヘアカットをお願いしていて、そこでは預かりもしてくれる。
海を預けるときはとても寂しそうな顔をするのでかわいそうになるのだけど、終わって迎えにいく時はどんな髪型になっているんだろう?ととても楽しみだ。
今日、帰ってきた海さんはグレーのタイツに包まれた小学生のようだった。
顔はミッキーマウスみたい。
迎えに行って僕たちを見つけた海は、まさに狂喜乱舞といった感じで喜んでくれる。
その姿を見ていると、こんな幸せな瞬間もそうそうないなと思えるのだ。
今日はAZZURRAオープンして2人目のお客さんがいらっしゃった。
一番最初にご予約をいただいた方で、慣れない僕たちはそのご予約が何かの間違いだと思ってしまったのだった。
お客さんはリビングで海と太陽をとても可愛がってくださった。
こうしてお客さんと一緒にお話しをしながら、周りで海や太陽が走り回っている。
僕たちのやりたかった宿は、こういう宿なんだよな・・・と思える瞬間があった。
海と太陽を見ていると飽きずに眺めていられる。
海は大型犬のスタンダードプードルで、熱海にいる頃に奈良のブリーダーさんから分けていただいた。
そして宮古島に移住して、海が2年経って成犬になる頃にうちの庭に子猫の太陽が捨てられていた。
太陽ははじめTNRという方法で外で自由に過ごさせて餌だけあげようと思っていたところ、人に飼われていたようで僕たちの家のまえから離れずに泣き続けていた。
見るに見かねて家に入れてあげ、海との相性を見てみると海はやさしい犬なので太陽のことを敵視することもなく一緒に暮らすようになった。
海は太陽のことを弟分のように思っているみたいで、小さな頭をカポッと丸呑みするように咥え込むことがあるけど、決して本気で噛んでいるのではなく、ふんわりと包み込んでいるといった感じ。
それは母犬が子犬に見せる仕草のようなのだけど、太陽は太陽で気が強く、海に服従することはしない。
太陽の方から寝ている海にちょっかいを出してふたりで追いかけっこをしたりしている。
ふたりは全然違う動物で言葉も違うだろうし表現も全く違うのだけど、どこかでお互いを愛し守りあっているのがわかるのだ。
犬と猫がいる生活がこんなに幸福だとは、まったく予想もしなかったな。
宮古島の3月は実はとても過ごしやすく気持ちのいい季節だ。
1月2月は比較的雨や曇りが多いのだけど、今年は天気のいい日が多かった気がする。
今年の3月は晴れている日も多く、湿度は58%くらいで爽やかだ。
晴れていれば25℃くらいになるけどそれほど汗ばむこともなく、これが宮古島?と思う。
こんな気持ちのいい気候は梅雨に入るまでなのだけど、梅雨が近づく5月の2週目に入ると、徐々に湿度が上がってくる。
3月は野菜も最盛期で、いろいろな野菜が旬を迎えるから安くて本当に美味しい。
夏の宮古島もいいけど、3月から5月頭までの宮古島はとてもおすすめの季節だ。