中庭の植物にお水をあげていたら、家の前を首輪をつけた柴犬が通りかかった。
首輪をつけているから人間に飼われていたに違いないけど、僕が呼んでも恐れているのか近寄る様子はなく遠くに歩いて行ってしまった。
飼い主は散歩の途中にリードが外れたのかもしれないし、もう嫌になって遠くで犬を放して逃げたのかもしれない。
宮古島はそれほど大きな島ではないし、犬には帰巣本能があるので、捕獲されない限りかわいがられていた家には帰り着くのではないかと思う。
食べ物もない世界の中で、人間の都合で迷子になったり棄てられる犬が一頭でもなくなることを願うばかりだ。