太平燕

太平燕

天外天のラーメン

太平燕と書いて、タイピーエン。熊本の名物と言われている。
太平燕は、豚骨と鳥のスープに、野菜が沢山入っていて、揚げた玉子が入っている。そして中には、ラーメンではなくて緑豆春雨が入っている。味は、ちゃんぽんに似ているけど、何故かちゃんぽんよりもあっさりとしていて食べやすい。今回は、太平燕の発祥の店とも言われている「紅蘭亭 http://www.kourantei.com/content/blogcategory/18/31/」に土曜の昼に行き、カキ入りの太平燕をいただいた。
また、金曜の夜には、二軒のゲイバー(けんけん、power)をはしごして、最後に「天外天 http://s.tabelog.com/kumamoto/A4301/A430101/43000399/」でラーメンを。博多のラーメンとは違って、焦がしニンニクが効いたラーメンは、力強い味がした。
Kのせいで、何だかこの頃、B級グルメにはまってきたような気がする…

馬肉。

辛子蓮根

特選馬刺し

焼肉

熊本に到着しました。Kも大分から、新幹線で熊本に。
まずは有名な、「菅乃屋 銀座通り店 http://service.suganoya.com/info-ginzadori.php」に。
馬肉を出す店は、最近東京でも増えているけど、本場で食べるのは、初めて。思った以上に癖がなく、薬味を添えて、熊本独特の甘い醤油でサッパリと食べることが出来る。
珍しいという、馬の脊髄の天ぷらも、熱々がトロッと口の中で溶けた。
焼肉も、カルビ、はらみ、など、牛肉とは違ったまたサッパリとした美味しさだ。
カウンターを見ると、白髪の70歳は超えたお婆さんが、一人でもくもくと馬刺しを二人前くらい食べていた。
馬肉は、熊本県人にとって、とても身近な食材なのですね。

ブリしゃぶ

今日は、今年最後の会社の新年会でブリしゃぶをいただいた。
薄切りで出された綺麗なブリを、お出汁の入った鍋に、2〜3秒間くらいしゃぶしゃぶして、ポン酢でいただく。
魚介類のしゃぶしゃぶは、金沢で毎年いただくのだけど、東京では始めての経験。今日もきちんとブリが入荷されていた。天候によっては、鯛などの他の魚になることもあるらしい。
ブリは、刺身に限るといつも思っているけど、たまにはしゃぶしゃぶもいいかもしれないと思えるのは、湯通しすることによってぐっとブリ本来の甘さを引き出してくれるから。
刺身の盛り合わせも、ちゃんとしていて美味しいし、牛蒡の天ぷらや、鳥肉の柚子胡椒和え、締めのうどんも美味しかったなぁ。
この店「いっぱし http://s.tabelog.com/tokyo/A1301/A130103/13041208/」は、銀座の外れにありながら、飲み放題で5000円とは、なかなか良心的。会社の飲み会なんかで使える店です。

Bolognese

イタリアには、日本にあるナポリタンなどないのは、みんなが知っているけど、ボロネーゼと呼ばれているソースは、日本で知られているボロネーゼとは、実はちょっと違っている。
ボロネーゼとは、食の都で知られるボローニャの料理。ボローニャは、エミリア=ロマーニャの州都で、ヨーロッパ最古のボローニャ大学がある。
日本のボロネーゼと、本場のボロネーゼとは、どこがどんな風に違っているのかを知るには、ボローニャに行ってボロネーゼを食べるか、そうでなければ、「EMILIA http://www.ciao-emilia.com/」に行くかだろう。
今日は、会社の連中と、今年2回目のエミリアで、幸福な新年会だった。
どうやら、みんなのイタリアンに対する考えが、少し変わったみたい。
うれしいな。

K がやって来た。

ラルドで覆った椎茸のトルティーノ

牡蠣と白菜のフェデリーニ

大分から、Kがやってきた。
K曰く、僕たちはどうやら10月からつきあいだしたみたい・・・。
九時に羽田に到着して、外苑前で会ったのは10時半頃。
寝ぼけた顔をしているのは、
朝まで新年会で飲んでいて一睡もしていないから。
そのままベッドに直行して、1時に叩き起こして(笑)、
「RISTORANTE HONDAhttp://ristorantehonda.jp」に。
このお店、出来た時は何度か通っていたのだけど、
ミシュランの一つ星を取ったら、予約が全く出来なくなってしまった。
今日は運良く当日でキャンセルが出たらしい。
料理はフレンチテイストが入っている、日本人的なイタリアン。
グラスワインも、美味しいものがそろっていて、
こじんまりとした席数でちょっと奥まった場所にあるのでデートにおすすめ。
僕たちは住んでいる所が東京と大分という距離があって、
なかなか頻繁に会うことも出来ないので、
会った時くらいデートらしいことでも…と予約をしたんだけど、
Kは、僕の顔をぼんやり眺めながら大きなあくびをして、
「食べながら寝ちゃったら、ごめんなさい」と言って笑った。
今、僕は家で、米をといだり、一通り夕食の準備をすませたところ。
Kはずっとソファで寝ている。
起きたら、当たり前のように「ご飯!」と言って、
食べた後はきっと、「飲みに行きたい!」と言うだろうな…。
なんか、大型犬みたい…

Giglioで新年ランチ

前菜の盛り合わせ

ミラノ風カツレツ

新橋界隈で、一番好きなイタリアンを挙げると、迷わず「Giglio http://giglio-giglio.jimdo.com/」と答える。giglioは、イタリア語で百合。ランチに行くことが多いのだけど、地下に続く階段を降りながら、現実から少しずつ離れて行って、重いドアを開けるとそこは、一気にトスカーナの田舎のレストランになる。ランチでも手を抜かないし、ピチなど、トスカーナ特有のホームメイドパスタが食べられる珍しい店。
今日のランチは、18年間くらい一緒に仕事をしている僕の一つ下の男の後輩Iと二人。Iの今年の正月は、久しぶりに幸せな正月だったとのこと。一昨年は、Iのお父様が入退院を繰り返し、昨年はお父様が亡くなった後で、家族中が喪失感から抜け出せなかったらしい。30代の後半から40歳を過ぎる辺りから、家族の様々な問題が降りかかり、苦しい日々だったけど、今年は平和に正月を迎えることができて嬉しいと言っていた。
若い頃は、自分のことだけ考えていれば良くて、実際自分のことだけで精一杯なのだけれども、年を重ねるごとに、家族の老いや病気、喪失など、様々な問題が起こってくる。そしてそれとともに、自分自身の身体も少しずつ前とは違ってくるから不思議だ。神様は、なんて巧妙に僕たちの人生を設計されたのだろう。
家族が健康で、平凡な毎日をおくれるというだけで、それがどれほど幸せなことなのか。お父様を亡くした時の話を聞きながら、僕も苦しかった昔を思い出し、今のささやかな暮らしを幸福に思ったのでした。

佇まい

京都では、昔から何度も通った、「なかひがし」。
今回、はじめての、「阪川」。
鴨川の眺めが美しい、「イル・ギオットーネ クチネリーア」に行きました。
京都で食事をしていると、
大将やお弟子さんたちの働く姿を見ているうちに、
こちらの生き方が問われているような気持ちになります。
久しぶりの「なかひがし」で、
変わらぬ温かいお心遣いをいただき、
胸がいっぱいになって帰りのタクシーに乗りました。