おせち料理

おせち料理を作ろうか作るまいか、毎年のことのように迷うものだ。

おせち料理は下ごしらえに手間がかかるのと、作るとなれば最低3日間くらいかかるものだから。

それでもおせち料理のないお正月を想像するとなんとも寂しい気がして、結局今年もやっぱり年末の29日からおせち作りをはじめた。

宮古島では手に入りにくい食材もあって、たとえば車海老なんかは一昨年に伝染病で全滅してしまったとかで養殖の車海老が手に入らなかったりした。

しょうがなく冷凍のブラックタイガーで海老のうま煮を作ったのだけど、やっぱり生きた車海老で作ったものとは別物になってしまった。

黒豆や栗きんとんをつまみながら、日本酒をいただく。

今年も笑顔の絶えない年になりますように。

あけまして ありがとう ございます

年末はおせち料理作りをKが手伝ってくれた。

おせち料理作りは下ごしらえなどとても面倒なのだけど、ふたりでやるととても楽しかった。

大晦日は紅白を見ながらピエンロー鍋を食べた。

今まで知らなかったアーティストを沢山見ることができてとても楽しむことができた。

宮古島に引っ越してから1年間かけて準備してきた宿を、ようやく2月にオープンする予定。

昨年は、このささやかな日記を見てくださりありがとうございました。

本年もどうぞ、よろしくお願いします!

ブレーメンの音楽隊を目指して。

ブレーメンの音楽隊をご存じだろうか?

ドイツのグリム童話の物語で、人間に捨てられたり食料にされようとしていた種類の違う動物たちが一致協力して今度は自分たちの新生活を切り開いていく話。

僕たちのよく散歩に行くドイツ村の橋にこの「ブレーメンの音楽隊」の装飾を見つけその時に思ったのだ。

うちには海と太陽がいるではないか!

これから宮古馬か山羊と何かの鳥を飼育したら、僕たちのブレーメンの音楽隊が出来上がると。

これはブレーメンの音楽隊を目指すしかないな。

宮古島でのバラ栽培。

ずっと東京で育てていたバラを、熱海の家から持ってきた。

でも、バラは宮古島の気候にびっくりしたのか、なぜか今年は半分以上のバラが咲かなかった。

先日バラの裸の大苗をいくつか買って植えつけた。

東京ならばその後バラは静かに冬を越してから春になって芽を伸ばしはじめるものだが、宮古島では温暖な気候のせいかすぐに芽を伸ばしはじめた。

バラには休眠期が必要かと思うけど、宮古島ではもしかしたら休眠できないのかもしれない。

四季咲きのチャイナローズなどは休みなく咲続けても大丈夫だけど、僕の育てているオールドローズは宮古島の気候に慣れてくれるのだろうか?

これから迎える春が楽しみだ。

正月花。

正月飾りを買って帰ってきて、さて庭の南天を玄関に飾ろうと思って南天を取りに行った。

すると、数日前まで沢山の実がなっていた南天がほとんどの実を失っていた。

きっと赤く色づきはじめた南天は鳥に見つかってしまい、丸ごと食べられてしまったのだろう。そういえばヒヨドリの鳴き声が聞こえていたことがあった。

どうしようかな?と考えた末、結局実を落とした南天を切り、テイキンザクラの花を摘み、小さなハイビスカスを摘んで玄関に飾った。

庭の植物の正月の花をいける。沖縄にしかないような花々だけど、それはそれでいい感じに仕上がった。

Kの誕生日。

僕が12月22日が誕生日で、Kは27日が誕生日。

出会った頃は27歳だったのにもう38歳なんて時の流れは本当に早いものだ。

本当は今日も外食をしようかと話していたのだけど、やっぱり海や太陽を家に残して自分たちだけ外食することに抵抗があり今日は近くのお寿司屋さんでお寿司を買って帰ってきた。

お寿司は一桶で1万円。宮古島のお寿司屋さんて、どんなお寿司が入っているんだろう?マグロとサーモンばっかりだったら嫌だな…などと話していたが、蓋を開けてみたら立派なお寿司が並んでいた。

僕と過ごした10年以上の年月は、Kにとって幸せだったのだろうか?お寿司を美味しそうに食べるKを見ながらそんなことを考えていた。

これからの10年も、もっともっと幸せになろうね。

猫のしつけ

犬とは違って、猫にはしつけは出来ないものなのかもしれない。

猫はなんというか、野生動物を家で飼っているようなものだ。

ソファで爪を砥いだり、キッチンのコンロに登ったり、iPhoneの充電器の線を齧ったり、スウェットの紐に飛びついて来たり、自分がその瞬間興味のあるものに好奇心のままに行動を起こす。

その場でそれはしてはいけないと叱っても、全く学ぶことはないと言える。少ししたらまた同じことを繰り返すからだ。

夜にシンクやコンロに飛び乗ったり、洗ったフライパンを舐めるので気になり、テープを上がって欲しくないところに貼ってみた。

暗闇の中テープが身体に巻き付いて慌てて降りたのがわかった。

猫と暮らしていくことは、これから先もこの猫の好奇心との戦いというか、共存なのかなと思う。

犬は何万年と人間と一緒に暮らして来た中で人間との親密な関係を築くことに成功したのだろう。

猫は家族というよりも、ただ同じ空間を共有しているに過ぎない感じがする。

クリスマスケーキ

宮古島のフリーペーパーが時々配られるのだけど、Kがアンケートに答えて応募したらクリスマスケーキが当たったようだ。

朝の10時にケーキ屋さんに取りに行き、ただでケーキだけもらって帰るのも悪いのでシュークリームを2つ買って帰って来た。

しっかりとしたガトーショコラは甘過ぎずとても美味しく、こんな立派なケーキを無料でもらったことに感謝した。

クリスマスに敢えてケーキなんて食べなくてもいいと思っていたけど、家で家族と食べるクリスマスケーキはやっぱり温かく美味しいものだった。

シュトーレン

クリスマスだからシュトーレンが食べたいと思い探していたが、宮古島ではシュトーレンを見かけることはなかった。

唯一無印良品で置いていたみたいだけど、もうずっと前に売り切れたそうだ。

今年はシュトーレンは諦めるか…と思いながらも、クリスマスが近づいてくるとなんとなく食べたくなってしまうもので・結局ネットで取り寄せたらクリスマス前ギリギリに届いた。

本当はクリスマスを待ちながら毎日切っては食べるシュトーレン。

クリスマスイブになってからようやくふたりで食べるシュトーレン。美味しかったな。