サムハラ神社。

明日は関空で空を迎える予定なので今日は大阪に泊まることにした。

本当は前の恋人のお墓参りに行こうと考えていたのだけど、僕の体調がすぐれないのと、時間もあまりないので和歌山の紀伊半島の下まで行くことは諦めて大阪で一泊することにした。

大阪では2軒ほどゲイバーに顔を出すつもりだったのだけど、それも疲れてしまい諦めた。

このところの疲れをどうにか吹き飛ばしたいと思い、大阪にある「サムハラ神社」に出かけた。

町中にある小さな神社なのだけど、パワースポットとのこと。

今はどんな力にも縋りつきたいほど疲れていたので立ち寄ってみることに。

本当に小さな神社で、道からすぐに本殿に突き当たる。

ゆっくりとお参りしたら、気持ちのいい風が吹いてきた。

怪獣は、7キロ。

9月21日に関西空港で引き取ることになっている怪獣は、現在7キロ近くなったようだ。

海が来たときは2ヶ月だったからもっと小さかったけど、2ヶ月と3週間でやってくる空はその分成長しているみたい。

体重計に乗っかったその姿が母親のちゅらにそっくりで驚かされる。

ちゅらは海と似ていて人懐っこくてとてもお転婆な女の子だった。

空はちゅらに似ているから同じようにお転婆なのかもしれない。

ブリーダーは、怪獣と言って聞かない。

壁紙をメチャクチャに破られたらしい。

今から恐ろしくなっている。

サンドイッチ作り

今度泊まりにいらっしゃるお客様から連絡が入り、朝ごはんを7時半にして欲しい。朝ごはんを持って出かけたいのでテイクアウトできる物にして欲しいとのことだった。

持ち帰れる朝ごはんは想定していなかったので、Kと相談してサンドイッチを作ることにした。

サンドイッチを包む容器や袋、飲み物用の容器も用意しなければ・・・。

今まで自分用のサンドイッチしいか作ったことはなかったので、この際何か美味しいサンドイッチを作ろうと思い研究を重ねた。

今回は、BLTサンドイッチとニース風サラダのサンドイッチ。

2回施策を重ねてお客さんに出せそうなサンドイッチが出来上がった。

毎回こんな風に色々試行錯誤させられる毎日をとても楽しいと思っている。

昔の仕事ではなかったことだから。

犬と少女。

朝、とても気持ちが良かったので久しぶりに与那覇前浜まで海を連れて散歩にいったのだ。

与那覇前浜は東洋一とも言われる美しい白い砂浜が広がるビーチ。

夏の間は観光客に溢れかえるのだけど、朝方はめっきり人も減って静かな海辺を独り占めできる。

海と散歩を始めると、すぐに少女が駆け寄ってきた。

小学2年生くらいの少女は、お父さんと一緒にこの海岸に釣りに連れて来られたという。

海のことをはじめは大きさに驚いていたのだけど、すぐに仲良しになっておかけっこをして遊び出す。

一緒に砂浜を歩いていると、少女の家でもワンちゃんを飼っていることがわかった。

ミニチュアピンシャーの雄で、今は3歳くらい。

お父さんがケージを作ってくれて今はその中で暮らしているとのこと。

「でも、言うことを聞かないことがあるから、その時はお母さんがスリッパで叩きなさいって教えてくれたの」

僕はびっくりして聞き返す。「え?ワンちゃんをスリッパで叩くの?」

「うん。しょっちゅうイタズラするから、お母さんは孫の手で叩いてる」

「あのね・・・ワンちゃんも人間と一緒なんだよ。絶対に叩いたりしちゃダメだよ。叩かれたら痛いでしょ。ワンちゃんもおんなじなんだから。絶対に叩いちゃダメ。そうお母さんに言ってあげて」

僕は人の家のことだと知りながら、いてもたってもいられなくなった。

その犬が叩かれ続けることによって、いつか自分の身を守るために牙を向くこともあるかもしれない。何よりも、完全に動物虐待ではないか。

今度会ったらワンちゃんはどうなったか聞こうと思う。どうか、ひどい状態になっていませんように。

僕が疲れた時は。

僕が時々コン詰め過ぎて疲れてしまうと、Kは全部わかっていて「休んだほうがいい」と言ってくれる。

今日もいきなり体温計を差し出されて熱を測らされたら37.4度位熱があってびっくりした。

自分では気づいていない体調の変化も、パートナーには手に取るようにわかってしまうものなのだ。

「もう今日は何もしないでベッドで寝ててね」そう言って朝ごはんを作ってくれるK。

その昔、体調を崩して学校を休んだ子どもの頃に戻ったような気持ちになる。

自分のことを毎日気にかけてくれる人がいるということはなんて幸せなことだろう。

しっかり休んで早く元気にならなければ。

もうすぐ空がやってくるので、空の写真や映像がブリーダーさんから送られてくる。


大型犬の成長はあっという間で、外に出すと怪獣のようだと情報をもらったところ。

飛行機では無事にいられるだろうか?運ばれている待ち時間に暑さで疲弊しないだろうか?

子犬の飛行機輸送は初めてなので、今から航空会社に電話をして抜かりのないようにと思う。

本当は9月初旬に引き取ろうと思っていたのだけど、こと夏の暑さを考えて下旬にしてもらったのだ。

最大のケアをしながら無事に宮古島まで運びたいと思っている。

さとうきび畑

家の周りはさとうきび畑に囲まれている。

1月から3月くらいにかけて収穫されるさとうきびは、台風にも強いためか沖縄地方を代表する農作物だ。

さとうきびの収穫も植え付けも、ご近所さんやご家族一家総出で行っているのをよく見かける。

それぞれの畑の作業を近所の人たちが協力して行っているのだ。

確かに、広い畑にさとうきび畑の苗を植え付ける作業や収穫する作業はおよそそこの家族だけではできない労力を要するに違いない。

僕たちはさとうきび畑の農作業はわからないものの、周囲に広がる風景に安らぎや安心感をもらっている。

本当はもっと海のそばに住みたかったと思っていたのが、今はこのさとうきび畑の広がる上野を心から愛している。

夜にはさとうきび畑の上に満天の星空が広がる。

なんて贅沢な場所に暮らしていることだろうか。

若いカップル

今日も若い男女のカップルが滞在された。

うちの客層は30代後半から60代かと思っていたのだけど、意外と若い20代のカップルも多いので驚いている。

若いカップルは大抵朝早くから一日中外出していて、夕方に帰ってくる。

一日中遊び尽くす感じだろうか。

予約は素泊まりなのに、こちらに来たらやっぱり朝ごはんもお願いしたいというケースが多い。

そして、朝ごはんを食べた後に「美味しかったです!」と素直に伝えてくれるのもこの世代が多い。

お帰りになる際もとても丁寧で「クチコミ書いておきます!」などと言ってくださって本当にすぐに書いてくれる。

フットワークが軽いというか、素直というか、世代に差ではないと思うけど、

とても好感の持てるお客様が多くありがたいと思っている。

ハサマーズマート

宮古島のタコス屋さん、ハサマーズマートのテイクアウトを買ってきた。

うちでもタコライスを出そうかと考案中で、どれくらいの量でどんな味でいくらくらいなのかを知りたかったのだ。

平良の町中にあることもあり観光客値段の1000円くらいだけど、これにトッピングやら飲み物を加えるとかなりいい値段になる。

味はまあまあかな。うちの方がきっと美味しいだろう。多分。

サイドディッシュがナチョスだったりでシンプルだけど、これは野菜のサイドディッシュの方がいいかなとか、色々と勉強させてもらった。

ゲッキツ

「ゲッキツ」が、宮古島では自生している。

別名シルクジャスミンと言われるその花は、開花時には遠くからでも匂うほど、甘い香りを放つ。

葉っぱは光沢があり小さく密になり美しく、観葉植物になるのもよくわかる。

開花時には蝶々がどこからともなく集まるのは、卵を産みつけているのかもしれない。

東京で観葉植物として売られている植物はゲッキツだけではないのだけど、

その高価な値段を思うと、こっちにはそこらへんにいくらでもあるのにな・・・

と思って不思議な気分になるのだ。