家の周りはさとうきび畑に囲まれている。
1月から3月くらいにかけて収穫されるさとうきびは、台風にも強いためか沖縄地方を代表する農作物だ。
さとうきびの収穫も植え付けも、ご近所さんやご家族一家総出で行っているのをよく見かける。
それぞれの畑の作業を近所の人たちが協力して行っているのだ。
確かに、広い畑にさとうきび畑の苗を植え付ける作業や収穫する作業はおよそそこの家族だけではできない労力を要するに違いない。
僕たちはさとうきび畑の農作業はわからないものの、周囲に広がる風景に安らぎや安心感をもらっている。
本当はもっと海のそばに住みたかったと思っていたのが、今はこのさとうきび畑の広がる上野を心から愛している。
夜にはさとうきび畑の上に満天の星空が広がる。
なんて贅沢な場所に暮らしていることだろうか。