確定申告。

宿のオープンが思った以上に時間がかかってしまったため、結局昨年は働くことなく1年が過ぎた。

今回初めて自分で確定申告をしたのだけど一体何をどうしたらいいのかわからず、取り急ぎ支払った健康保険やふるさと納税の通知書類を持って相談に行った。

税務署って、結局お金をふんだくられそうなイメージがあるので、僕はずっと身構えていたのだと思う。

でも、e-taxで自分で申告できるのでやってみてくださいとその場では手続きをせずに終わった。

Kが「昨年1月にもらった給料を申告したら。税金が戻ってくるみたい」と言うので、俄には信じられなかったのだけど3月に出たボーナスがあったのでそれを入力して、その後支払った年金や健康保険、ふるさと納税を入力した。

すると信じられないことに、50万円近い返金があると言う画面に切り替わったのだ。

僕は税務署にお金を毟り取られることばかり考えていたのだけど、結局はいかに税金を取り戻すかを考えた方が良かったと言うこと。

54歳にもなって、こんなことを初めて学んだのだった。

國仲商店。

伊良部島に「國仲商店」という素敵なカフェがあって、久しぶりに海を連れて遊びに行ってみた。

前に行った時は日本全国の食品が並んでいたのだけど、いつの間にかカフェのみの営業に変わっていた。

まだ小さくて海と戯れあって遊んでいたワンちゃんはかなり大きくなっていて、海のことを警戒して遠くから見ているのが見えた。

今は他の犬に警戒してしまうようなので海を近づけることはできなかったけど、海は興味津々で見つめていた。

宮古島の2月は、晴れると25℃くらいになって湿度もなく気持ちいい。

こんな天気の日には外のカフェが心地よい。ワンちゃんも入れるところも最高だ。

宿でのクレジットカード認可。

宿の予約ページでクレジットカードが使用できるように、PAY.JPというところに申請をした。

そして、宿で直接クレジットカード決済をする際に、PAY.JPが使用できないかと聞いたところ、オンライン決済のみという返事が返ってきた。

今までカードを使用することはあっても、お店を持ったこともなくクレジットカードの認可を取得するのにどこに連絡したらいいのかもわからずに調べた。

直接カード会社に申請するのは認可が降りるのが難しく時間もかかるとのことで、結局リクルートの運営しているAIR PAYで申請することに。

今までぬくぬくとサラリーマンで生きてきた僕は、こういった世の中の手数料ビジネスのことをぜんぜん知らなかったことに驚いた。

知らなかったことを少しずつ調べながら一つずつ解決しながら前に進んでいる。

普通の宿やホテルの営業店舗からするととても遅すぎるかもしれないけど、これも僕たちなりのやり方でやるしかないかなと思っている。

焦らずに、一つずつ乗り越えていこうと思う。

島尻マングローブ

宮古島にはマングローブが自制している場所がいくつかあって、その中の島尻マングローブに海を連れて行ってみた。

マングローブは海水に根を張って生息している不思議な植物。


マングローブの生えた湿地のように見える湿原の中を橋が架けられていて歩いてゆっくりと探索することができる。

ちょっとどこか他の国に来てしまったような不思議な気分を味わうことができた。

訴訟から4年、国会議員への手紙。

我らが「結婚の自由をすべての人に」訴訟は、2019年2月14日の提訴から4年が過ぎた。

そこで、全国の原告が国会議員の皆様に読んでいただくべく手紙を書いた。

自民党議員や秘書官から相変わらず定期的に差別的な発言が繰り返されているけど、僕たちにできることは諦めずに声を上げ続けること。

いつか結婚の自由をつかむまで、これからも声を上げ続けていきます。

名前: 廣橋 正
年齢: 54歳
職業: 自営業
訴訟地域: 東京
在住地域: 沖縄県

名前: かつ
年齢: 38歳
職業: 自営業
訴訟地域: 東京
在住地域: 沖縄県

〈以下、本文〉

2022年の日本のLGBTQ +10代若者の調査では、48%が自殺に思いめぐらせたことがあると回答し、14%が過去1年間に自殺未遂をしたと回答しています。

いじめられ、差別され、友人にも家族にも誰にも相談できずにいるセクシュアルマイノリティがこの国には沢山います。

セクシュアルマイノリティや同性婚に関する社会の理解は自治体などの協力によりすでに進んでいます。「LGBT理解増進法」は自民党内にのみ必要なものです。この国に本当に必要なものは「LGBT差別禁止法」です。

我が国の伝統的な家族観よりも、この国の若者の生命の方が比べようもなく大切です。政治に関わる仕事であるならば、どうかこの国の若者の生命を守ってください。

日本の人口は約1億2500万人います。

この中の恐らく数百万人から1000万人くらいの人たちは、この国では好きな人と結婚して家族になることが出来ません。結婚に付帯する1500以上ある社会保障さえ受けられずに暮らしています。

これは明らかな人権侵害です。

日本国憲法の第14条には、「すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。」と書かれています。

本来ならば、人が自分の好きな人と結婚する権利は、誰か他の人が反対したり、認めなかったりするものではないと思います。

「あなたたちの結婚は見るのも嫌だから認めない」などと、誰が他の人に言う権利があるのでしょうか?そんなことを言える人は、当事者を、自分たちよりも劣っている存在のように考えている差別主義者でしかありません。

我々が生きている2023年の世界では、同性を好きになることは病気ではありません。変態ではありません。

それは、性的指向の一つであって、生まれ持った性別や人種と同じように自らコントロールできるものではないのです。

好きになる人、結婚したい人が同性であったとして、それがなぜ結婚が認められない理由になるのでしょうか?

自分以外の他の人が同性と結婚したとしたら、我が国の家族観にどう影響するのでしょうか?

社会はどう変わってしまうのでしょうか?

具体的に教えてほしいです。同性愛が社会で伝染するとでもお思いなのでしょうか?人が結婚する権利を、雰囲気や好き嫌いで判断しないでください。

戸籍上同性との結婚を認めた日本以外のG7の他の国々で、いったいどんな風に社会が変わったのかご存知でしょうか?

それとも日本だけ特別に社会が変わってしまう何か仕組みがあるのでしょうか?

僕たちは、「同性婚」という制度が欲しいわけではありません。

自分の愛する人と結婚して家族になり、この国で他のカップルと同じようにささやかな毎日をふたりで分かち合いたい。ただそれだけなのです。

初めての予約。

ホームページを公開した翌日だっただろうか。

朝起きてメールを見たら、AZZURRAのご予約メールが届いていた。

メールを見ながら、それが本当に予約のメールなのかにわかには信じられず、何かの間違いではないかとKと話していたのだ。

旅行で宿泊するというのはなかなか決断するのに時間もかかるだろうし、お金もかかる。

そもそもオープンして何の評価もないような宿に予約を入れてくれる人が存在するなんて思わなかったのだ。

Kが、これはもしかしたら本当に予約してくださったのかも・・・と言うので連絡を入れるときちんとメールが返って来た。

僕とKは信じられないくらい大喜びしたのは言うまでもない。

世界には、奇跡のようにやさしい人がいるものだ。

Kとふたり、今からお会いできる日を楽しみにしている。

HARRY’S SHRIMP TRUCK

池間島に近い西平安崎に「HARRY’S SHRIMP TRUCK」がある。

ここはガーリックシュリンプで有名なお店。ガーリックシュリンプはガーリックの味がこれでもかとしっかりと染み付いていてお酒が飲みたくなる味。


トラック営業というスタイルで屋外で食べるスペースもありワンちゃんも一緒に食事をすることができる。

宮古島ではこんな風にワンちゃんと一緒に入れるお店も結構あるので僕たちのような家族にはとてもありがたい。

海はとてもうれしそうに穏やかに晴れた日差しを受けながら目を細めていた。

ホームページと予約サイト

ホームページは手作りだと前にここに書いた。

その中で一番難しかったのが予約ページで、色々な入力を駆使しても部屋とプランがリンクしなかったり不具合が直らない。

何度も何度も修正を繰り返して、これでひとまず大丈夫かな?と思えるものがやっと出来上がった。

当たり前のことだけど、楽天やブッキングドットコムなどで掲載すると、その手数料の高さに驚かされる。

11%くらい取るのとクレジットカード会社の手数料が3%くらいかかるのだ。

いったい予約がいつ入るのか、僕達の宿に来たいと思う人がいるのかも全くわからないけど、Kとふたり、楽しみに待っているところ。

VILLA AZZURRA
https://azzurra.jp/

オルレア

オルレアの苗を秋に植えておいた。

すると秋からずっと根を張り大きくなって来て、1月に花が咲き始めた。

オルレアは大抵3月くらいから花が咲くのだけど、宮古島に来て季節感がおかしくなったみたい。

美しいレースのような葉を持ち、白く大きく可憐な花もどこか民族衣装のレースを思わせる。

夏の暑さには弱いから、宮古島の夏を越せるかどうかわからないけど、基本的に一年草なので種を落としてくれたらと思っている。

パンの朝食。

イタリアなどのヨーロッパを旅行すると、朝ごはんは甘いパンだけのことがほとんどだ。

そこで、僕たちの宿もパンだけの朝ごはんを用意することにした。人によっては朝は軽い方が好きな人もいるかもしれないから。

クロワッサンとチョコレートの入ったデニッシュ。

ちょっとヨーロッパの朝ごはんて感じじゃないですか?