SMILEY

Netflixでやっている「SMILEY」は、とても楽しいスペインのゲイドラマだった。

理知的で建築家のブルーノは間違い電話というきっかけである日ゲイバー のバーテンをしている若くてセクシーなアレックスに出会う。

お互いに惹かれつつも目の前に本人がいるとなかなか正直になれない2人を見ていると、昔の自分の恋愛が思い出された。

LGBTQとストレートが当たり前に共存しながら生活しているスペインを見ていると本当に羨ましく感じられた。

こんなゲイシーンをテレビで公開しちゃっていいの?と驚くようなシーンもあり、確実に日本のゲイシーンは世界から遅れを取っていることを実感させられた。

所々で思いっきり笑えて、それでいてしんみりとさせられる素晴らしい作品。

SMILEY https://www.netflix.com/jp/title/81445999?s=i&trkid=13747225&vlang=ja&clip=81654771

「結婚の事由をすべての人に」原告によるスペース

Twitterは性に合わないのでやっていないのだけど、僕たちが関わっている「結婚の自由をすべての人に」訴訟の原告によるスペースが開かれた。

テーマが「東京地裁判決について」だったので、僕たちと小野春さんと東京二次原告のケイさんと一橋さんが中心となっておしゃべり会になった。

当初予定では1時間半くらいのつもりが、話が盛り上がり過ぎて結局3時間半という長時間に及んでしまった。

僕は何度も同じことを話してばかりいたり反省することばかりだけど、
もしも興味のある方がいたら聞いてみてください。

https://twitter.com/kejisubegenkoku/status/1604085544358903808

チェチェンへようこそ

チェチェン共和国はロシアの一部なのだけど、チェチェンにはゲイは存在しないらしい。

この国の独裁者が自信満々にそう語っていたのだけど、ゲイやレズビアン狩りをしているチェチェン共和国のドキュメンタリー映画。

ゲイだとバレると身内から殺害されたり通報され、拷問にかけられてスマホの中のデータを洗いざらい調べられる。

その上自分の知っている他のゲイの仲間たちを白状させられて更に他のゲイが捕まえられ拷問にかけられる。

ロシアのボランティア団体が命がけでチェチェンのゲイやレズビアンを救おうと苦闘する話。

怒りで噴火しそうになりながら見続けたのだけど、こんなことが今現在この世界で起こっていることが信じられない。

◯チェチェンへようこそhttps://filmarks.com/movies/89433

つつじ

今年もつつじが咲いている。

つつじと言えば、皐月の仲間で東京だと5月に咲く花の代名詞のような花だけど、宮古島ではなぜか冬に咲いていることが多い。

今年の1月にここに引っ越して来た時につつじが咲いていて驚いたのだった。

この家のつつじ、しばらく手入れがされなかったせいか所々枝が枯れているので、今度思い切ってバッサリと短く切って再生させたいと考えている。

この家の前の持ち主に庭で一番大切な花は何ですか?と聞いた時に、つつじだと答えていたのでこの花だけは枯らさないように大切に育てようと思うのだ。

倉庫をキッチンに。

宿をやるのに、朝食だけ提供するつもりなのだけど、保健所に相談に行くとその場合は家とは別にキッチンが必要とのこと。

そこで車庫を改装してキッチンを作ることにした。

シンクは3個のものにして、コンロは4つのものに。作業台や食器棚も用意しなければならない。

冷蔵庫もいるし、換気扇もいるし、手洗いもつけないといけないし、何よりも水道と排水の工事も必要。

今日はコンロと乾燥機が運ばれてきて、ガスの工事が行われた。

少しずつ来年のオープンに向けて出来上がっていく。

バラを植える。

夏の間に数本のバラを購入していて、そのバラが家に届いた。

土のついていない裸で届いた苗は、数時間バケツの中に水をはってその中に浸けた後に植え付ける。

今回植え付けるにあたり、以前から植わっていたチャイナローズを3本抜いて移植させて、その場所に新しく購入したイングリッシュローズを植え付けた。

このバラたちが来年の春に咲く日を夢見て水をあげる。

成長していく毎日がとても楽しみだ。

猫の飼い方。

猫を飼ったことがなかったから、太陽が家にやってきた時にどう接していいのかわからなかった。

言うことを聞かないし、ソファや椅子で爪研ぎをするし、ご飯にはがっつくし、犬と比べると全く違う生き物というか、家に野生のピューマがやってきたような感覚だった。

ネットで猫の情報を集めて、僕は必要以上に猫にかまわないように接することにした。

自分の近くに寄ってきたら、撫でてあげる。

噛んだらそれはダメだと注意する。爪研ぎをして欲しくない場所でしたら、しても良い場所に連れていく。しょっちゅう名前を呼んだりして好意を見せる。

太陽が来てから2ヶ月が過ぎたのだけど、この頃太陽が随分と懐いてきたように思う。

「太陽!」「たい!」と声をかけると「ミャー!」と答える。

ソファや椅子に座っていると、時々自分からやってきては、膝の上に乗ったり、横に体をくっつけてきて安心して眠る。ベッドでは枕に体を乗せてきて顔を僕に擦り付けてくる。

猫は人に懐かないと思い込んでいたけど、そうではなかったみたい。

猫は犬とは違ったコミュニケーションの仕方なのだった。

2ヶ月が過ぎて、少しずつ自分なりに猫との接し方がわかってきた気がする。

動物と一緒に暮らすということは、本当に楽しい体験だと思える。

植物を植える場所。

植物は植える場所をとても注意深く考えたほうがいい。

気に入らない場所に植えたとしても自分で移動することができないからだ。

植物によっては、日当たりが好きだったり、半日影が好きだったり、湿気が好きだったり、乾燥が好きだったり、それぞれの原産地や場所によって自ずと育ちやすい環境が違うものだ。

十分に庭の日当たりや水捌けを知っているつもりで植えたとしても、なぜか成長が遅かったり、花が咲かなかったり、元気がないようであればその場所が好きではないということ。

じーっと植物を見ていれば、その場所が好きなのかあまり気に入っていないのかわかるものだ。

僕は植え付けた後、しばらくしてからその場所が合わないような植物を移植し直すことがしょっちゅうある。

ローズマリーのように移植を極端に嫌う植物は極力動かさない方が良いけど、そうでない場合は環境を変えてあげるとびっくりするくらい元気になる。

植物は素直だ。

自分の与えられた環境を気に入れば、あまり手をかけなくても自分ですくすくと成長していく。

家のこと。

Kはこの家に引っ越してきて、時間さえあれば家のあれこれをしている。

庭の雑草を取ったり、芝刈りをしたり、ドアを直したり、掃除をしたり、車庫を片付けたり。

今日も黙々と倉庫をひとりで片付けしていた。

Kが思いがけずつぶやいたことがあった。

「家のことをするのが好きなんだ」

病院で検査技師をしていたKは、意外にも家のあれこれをすることが好きだったのだ。

家の片付けをしたり、雑草をとったり、修理なんかをしながら、少しずつ家が良くなっていくのを感じるからだろうか。

黙々と動いているKを見ながら、この家に引っ越してきて本当によかったと思うのだった。

高校の同級生からのコメント。

朝起きたら、このブログにコメントが届いていた。

差出人には僕の知っている名前。高校時代の友人の名前が書いてあった。

内容を何度も読んで、ニューヨークにいるはずの友人のことを思う。

本当にあいつなんだろうか?同姓同名かもしれないけど、珍しい苗字だからそれも考えづらかった。

高校時代は僕の人生の中で、もっとも楽しかった数年間の一つだ。

でも当時すでに自分がゲイバーであると分かっていた僕は、いつも一緒に連んでいるような友人たちにさえ、自分のセクシュアリティのことを正直に話すことができずにいた。

それでいて心の中では友人たちに嘘をつき続けているような罪悪感に囚われながら生きていたのだ。

コメントは、本当に高校時代の友人からなのだろうか?なんでこんなブログを見つけることができたのだろうか?

いつかまた、一緒にお酒でも飲めたらうれしいな。