宮古島もいつのまにか冬になって来たのか、最低気温が15度を切る日も出て来た。
寒さを感じる朝に起きてふと横を見ると、海が僕とKの間に横たわり、その隣に太陽がいる。
Kは海が来たせいかベッドの端っこの方に追いやられて布団も剥がれて寒そうにしている。
でもそんな家族の姿を見ると、幸せは今ここにあるとわかる。
外苑前→熱海→宮古島 年の差ゲイカップルの宮古島生活。
宮古島もいつのまにか冬になって来たのか、最低気温が15度を切る日も出て来た。
寒さを感じる朝に起きてふと横を見ると、海が僕とKの間に横たわり、その隣に太陽がいる。
Kは海が来たせいかベッドの端っこの方に追いやられて布団も剥がれて寒そうにしている。
でもそんな家族の姿を見ると、幸せは今ここにあるとわかる。
猫の太陽を時々庭に放って遊ばせてあげるのだけど、今日庭に放ってしばらくしてから窓を開けたら、口に何か咥えていた。
よく見ると、鳥なのかネズミなのか毛があったので、僕は思わず叫んだのだ。
「ぎゃー!太陽が何か咥えてる!」
Kが飛んで来て太陽を掴んで外に出した。
それからなんとか口から獲物を放そうとするのだけど、太陽は獲物は決して離すまいとして食いしばっている。
見ると、雛鳥のような毛ですでに死んでしまったのか身体はぐったりとうなだれたまま。
手袋をして口を開けさせてなんとか雛鳥を放してから、死体をKが庭に埋めてくれた。
これからまた同じ様なことが起こったら恐ろしすぎるので、今後はしばらく外には出さないようにするつもり。
毎年クリスマスツリーの飾り付けをするのをKが楽しみにしていたのだけど、今年は宮古島に運んできたもみの木が夏に枯れてしまったため、クリスマスツリーのないクリスマスを迎えようとしている。
もみの木はヨーロッパなどが原産地なので、宮古島の暑さには耐えられなかったのだ。
もみの木に似ているこちらでも生育出来る植物をこれから探すつもりだけど、そんな都合のいい植物が見つかるかどうかはわからない。
窓辺にKが麻紐で我が家のオーナメントをいくつか飾り付けてくれた。
今年のクリスマスも暖かい。
ずっと進まずにいた公正証書の件が、ここへ来て進展を見せ始めた。
結局宮古島の公証役場ではなく那覇にある公証センターで証人を立ててもらって手続きをすることになった。
年明けに那覇に行きそこで手続きをすれば、僕に何かあった時にもKに遺産を遺すことが出来るようになるのだ。
なぜ僕たちだけこのような面倒な手続きとお金が必要なのか納得がいかないのだけど、この差別をバネにしてこれからも裁判を闘っていこうと思う。
この家を買う段階で驚くべき事実が判明したのはここに何度か書いた。
その中の1つが、倉庫が建っている場所が隣の持ち主の土地に被っているという事実だった。
もうお金を払って契約するという段階になってこんな事実が判明するなんて、こんなことってあるのだろうか?
おまけにその土地の持ち主は本島に住んでいて90歳を越えた老人。その人が生きているうちにその土地を手に入れないと、亡くなってしまったらその土地のことで揉める可能性もある。
ずっと手続きを進めるようにお願いしていた件にやっとのことで進展があった。
その16平米くらいの土地を正式に譲渡してもらえることになった。
登記の申請やら譲渡金やらでお金はかかったけど、これで人の土地に自分たちの倉庫があるという事態からは抜けられることとなった。
一年近くかかったことは、宮古島あるあるだな。
宮古島の道や林には、観葉植物が生い茂っている。
モンステラ・カポック・クワズイモなど、東京の園芸店で高額で売られている観葉植物が普通に自生しているのだ。
先日も小さなクワズイモが8,000円で売られているのを見てKと顔を見合わせたのだけど、巨大なクワズイモが至る所に自生している。
本来観葉植物なんていう種類はなくて、ただ暖地で生きている植物を日本の家の中で育てているだけなのだけど、それほど宮古島は暖かいということなのだろう。
ハリー&メーガンを一気に見た。
退屈で自己憐憫ばかりの酷い内容。
特権を手にしたのだから、王室でもっと楽しめばよかったのでは?と思ってしまう。
英国王室内部の暴露を期待したのだけど、何も驚くようなネタがなかったのも残念。
メーガンを無理矢理ダイアナ妃に重ねようとする考え方も共感は得られないのではないだろうか。
◯ハリー&メーガンhttps://www.netflix.com/jp/title/81439256?s=i&trkid=13747225&vlang=ja&clip=81642756
猫の太陽が右目を細めているのでとうかしたかと心配になり、動物病院に連れて行った。
診断は「結膜炎」とのこと。
毎日庭に遊びに出かけるので何か菌をもらって来たのかも知れない。
眼薬を指してあげたらすぐに治って来てホッとした。
動物は話すことができないからどこが痛いのかも言えずにかわいそうに思う。
太陽にも早く元気になって欲しい。
「結婚の自由をすべての人に」訴訟は、東京地裁判決が先日終わり、高等裁判所に控訴することが決まった。
今まで僕たちは「原告」だったのだけど、これからはそれに伴い「控訴人」となるそうだ。
人生で原告や控訴人になるなんて考えてもいなかった。
東京地裁で出した沢山の資料を元に審議されるものらしいが、高裁というのは地裁の判断が間違っていないかどうかを中心に進められるらしい。
14条の「法の下の平等」に反しているし、24条の「婚姻の自由」がないことも違反しているではないか。
人権の最後の砦である裁判所に、どうかきちんとした判断をしてもらいたいものだ。
アカデミー作品賞を受賞した「コーダ あいのうた」は、久しぶりに胸が熱くなる素晴らしい作品だった。
高校生のルビーの家族、お父さんお母さんお兄さんは皆耳が聞こえない。ルビーは幼い頃からそんな家族の通訳であり社会との架け橋を担わされて生きてきた。
高校でひそかに好きな男の子が出来たルビーは合唱部に入部することになり、人生が思わぬ方向に転がっていく。
障害者を扱った映画には、どこか見ることや評価することに抵抗を感じてしまうのだけど、この映画はそんな抵抗を感じさせない素晴らしい作品だった。
◯コーダ あいのうたhttps://gaga.ne.jp/coda/