海の健康診断。

海が生まれてから半年が過ぎたので、健康診断をしてもらった。

健康診断は、血液検査が中心で、あとはやりたければ尿検査や検便もしてくれる。海はこないだ具合が悪かった時に済ませたので今回は血液検査のみに。

犬を飼うには、いくつかのワクチンを毎年打たなければならないし、狂犬病の注射もしなくてはいけない。それに加えて、フィラリアの幼虫が蚊を媒介して犬に入ってしまわないようになど、いくつも病気の予防をしなくてはならない。

そんなこんなで、ほぼ毎月動物病院にはかかっていて、人間のように保険も効かないので結構な金額になるのだけど、海が健やかにいてくれるために、色々獣医さんに聞きながら毎月の病院通いをしている。

着ぐるみのような海

今週末は、ドッグランに行けると思って喜んでいた海は、動物病院とトリミングだったので血親族を持て余し気味だった。

テニス肘。

ここ3週間くらい左の肘が痛くて、瓶の蓋を開けたりすることもできないし、フライパンや中華鍋を左手で持って右手で皿に取り分けることなどができずにいた。

そのうち良くなるだろうと思っていたのだけど一向に治る気配がなく、Kも見るに見かねて土曜日の午前中はやっていそうな大学病院の整形外科に車で送ってくれた。

左肘がこんなに痛いのは、筋トレをしていた時なんかにたまにあった故障のようにも思えるけど、今は全然ジムにも行っていないので心当たりがまるでない。

強いて言えば、ずいぶん前に家の下に前の住人が置き忘れていた紫陽花の鉢(直径1メートルくらいのもの)を、通路で邪魔だからとKと無理をして上に持ち上げたことがあった。その時は痛みもなかったのだけど、その後この力仕事のせいで肘を痛めたのかも知れない。

お医者さんは、「テニス肘ですね・・・しばらく安静にしておいてください」と言って、湿布とサポーターのようなものを出してくれた。

夜、眠る時に、僕がそそくさと寝ようとしていると、Kがやさしく湿布を貼ってくれた。こんな時にいつもKのやさしさを感じるのだ。

いつもは普通に使える腕の片方が使えないだけで、日常生活がいかに不便かを今は身にしみて感じている。

まむしぐさ

家の庭の所々にニョキニョキと得体の知れない草が顔を出し始めた。


気づけばこの辺りの山一帯にカラーにも似たもっと毒々しい花が時々咲いている。

家で調べたところ、カラーと同じサトイモ科の「まむしぐさ」だった。

「まむしぐさ」とは、首をもたげたまむしに似ていることからつけられた名前だろう。

名前が気持ち悪く、おまけに毒性もあるので引き抜こうかどうか迷っているところ。

熱海の山にはこの地方独特の自然の樹木や草花が生い茂っていて、庭にもこの地方の草花が顔を出し始めた。

まずはゆっくりと顔を出してどんな植物なのか観察して、庭を邪魔するようならば引き抜いたり刈り込んだりしていこうと思っている。

襖の切り絵。

日本家屋に住むのは子どもの時以来なので、木と紙で丁寧に作られた空間に感心することが多い。

木材の材質の違いや、木のそのままの表面の質感を活かした作りは人にやさしく、格子で美しく区切られたグラフィカルな模様に、紙の柔らかな質感とそこを通り抜ける光のやさしさを感じることができる。

でも、都会のマンション暮らしに慣れた僕には所作がまだなっていなかったようで、引っ越した当日にベッドを動かした時に襖に穴を開けてしまった。その後も海を追っかけている時だったかにもう一つ穴を開けてしまい、障子にも2箇所くらい穴が開いている状態だった。

襖も障子も畳もよくできたもので、張替えにはそれほどお金がかからないことがわかったのだけど、張り替えるにしても1年後くらいにしようかと思いそのままにしていた。

Kは僕と違って几帳面な性格なので、実はこの穴がずっと気になっていたようで、先日襖や障子の穴を取り繕う紙を買ったようだった。

しばらくしてテーブルでその紙をハサミで切っているところを見たのだけど、うまくできたかな?と思って見に行くと、ぱっと見穴が気にならないようにふさがれていた。

でも、その穴を塞いでいる紙は正方形や長方形ではなく、一つは海の形を切り抜いたものと、もう一つは僕とKの写真を切り抜いた形になっていた。

海のカタチ

僕とK

今までKが絵を描いているところも見たことなかったのだけど、思わぬKの遊び心にほっこりとした。

およそお金のある家の暮らしとは大違いな僕たちの家らしい襖が出来上がったのだった。

カセットコンロは、アモルフォ プレミアム。

カセットコンロの中のボンベがセットしづらくなり、同じ物を買い換えることにした。

24年くらい使ったであろうカセットコンロ

新しいカセットコンロ

イワタニに修理に出そうかと思ったのだけど、数年前くらいに脚が取れてしまい、修理に出した時に若干渋々直してくれた感じがあったのだ。

なぜ渋々なのか自分なりに考えてみると、このカセットコンロ、思えば24年以上使っていたことになる。イワタニにしてみたら、新しい物を買って欲しかったのだろう。壊れないから24年以上も使ってこられたきちんとした商品づくりに感心する。

衣類をはじめ、考えてみたら僕は新しく何かを買い換えるというよりも、かなり長く同じ物を使用するようだ。セーターに穴が開いても、気に入ったセーターであれば修理して長く着続ける方を好む。

このカセットコンロ値段が全然可愛くないのだけど、長く使っていけるならば十分元は取れると思っている。

海の下痢。

先週末の金曜日、海を2回目の散歩に連れて行った時にしたウンチが柔らかく、アスファルトの上だったので完全には取り去ることができなかった。

土曜日、ドッグランに行ったのだけど、そこで大きなドーベルマンに「がうっ」とたしなめられて海は今まで見たこともないほど小さく縮こまってしまった。

そんなことがあってなのかわからないが、その後もウンチの状態が良くなく、チョコレートアイスが溶けてしまったような感じだった。

月曜日の夜中、海が寝室のトイレでウンチをした。寝ている時にトイレに行くことはないので慌てて起きると、またしても柔らかいウンチで粘り気があった。

その後もしばらくしてほんの少しクーンと泣いて、トイレで辛そうにしている感じだった。朝方トイレでしたウンチは、何か固形の砂利のようなものが混じっていて心配になった。

海が家に来て4ヶ月が過ぎようとしているけど、今まで体調を壊したことは1回くらいで、それも牛のアキレスをあげた時に体に合わなかったのか下痢をしていた。

ここ数週間、あまり食欲がないのも気にはなっていた。いつものドッグフードをあげても口をつけないので、セカンドの物をあげると少し食べる。でも、また少ししたらそのドッグフードも飽きるのか、あまり口をつけなくなってしまう。

元々食べることに貪欲ではないためそんなに気にする必要もないのだろうけど、身体が作られる今の時期には食べすぎるくらい食べて欲しいと思うのが親心。

今日は僕が車を運転してKを熱海駅まで送りに行き、Kは電車で病院に出かけた。その後予約を入れてくるまで20分のかかりつけの動物病院へ。

「元気そうだし、お薬で治って行くと思いますよ。細菌もいませんので安心してください」

それを聞いてほっと胸をなでおろしたのだけど、原因はドッグフードをコロコロ変えることと、ドーベルマンのショック、そして散歩中の拾い食いだろうということだった。

海が辛そうだと僕も辛い。犬は言葉が喋れないので、どこが痛いとかどれくらい痛いとかわからないから一段と可哀想に思える。

薬をもらって少し安心したのだけど、病院では海は誰彼なく喜んで飛びかかって行くので有名で、診察室を出る時に、看護師さんが周りの人に事前に注意して歩いているのが聞こえた。

「今から大きなワンちゃんが来ますので注意してください。犬も人も大好きすぎてみんなにワシャワシャ絡んでくるので・・・」

僕は恥ずかしくなり、皆さんに謝りながら海を押さえつけて外に出たのだった。

キッチンの足元で邪魔をする海

ふきとわらびと竹の子ごはん。

日曜日に掘りたての竹の子を買ったので、帰ってその場で米ぬかと鷹の爪と一緒に茹でてアク抜きをしておいた。

新鮮なふきも買ったので、すぐに茹でて皮をむき煮浸しに。わらびは重曹を少し入れたお湯に一晩につけてアクを抜く。

今日は、久しぶりの竹の子ご飯。

お米は2号にして薄くスライスしたたっぷりの竹の子と、油揚げを細く切って一緒に出汁で炊く。

山椒は、家に植えたばかりのものがあるけど、まだ葉っぱが少ないので、家の前の道沿いの山に生えていた山椒を散歩のついでに摘んで来た。

帰って来たKが「いい匂いがする・・・」と声をあげる。

いつもは1号炊いて、少し余ってしまうご飯も、危うく2号全部食べてしまいそうなほど美味しくいただいた。

春の山菜は、とにかく採れたてをすぐにアク抜きすること。

すると、山菜の持つえぐみもきつくなく、身体の中にスーッと入ってくる。

今年はもっともっと春の山菜を食べようと思う。

⭐️竹の子ご飯
<材料>
竹の子 300gくらい(普通100gくらいあれば十分)
油揚げ 東京のもので1枚半くらい
米 2号
出汁 350ml
★薄口醤油 大さじ1と半分
★塩小さじ半分
★酒大さじ1

<作り方>
1.出汁を入れて、調味料を入れて混ぜる。
2.その上にお米を入れて一混ぜ。
3.その上に細かく切った竹の子を入れる。
4.最後に細く切った油揚げを乗せて炊く。
5.蒸らしたのち、碗によそい、山椒を叩いて載せる。

VIVRA VIVRE

桃源郷にあるような素晴らしいレストランを見つけた。

その名も「VIVRA VIVRE」。

広大な敷地
晴れていたら富士山が見える
テラス席からガーデン席を見下ろす
くつろぐ海
ガーデン席
ミートソース
ハーフハーフのピザ

このお店に似たお店はどこかと考えると、昔イタリアで行ったアグリツーリズモの宿のレストランくらいしか思いつかない。

富士山の見える函南の美しい山間にあるこのレストランは広い敷地を誇り、レストランの外を散策することができる。ハーブや野菜を植えた庭と、季節によって様々な表情を見せる美しい樹木が植えてある。

敷地内にはドッグランもあるし、テラス席やガーデン席には犬を連れて入ることもできる。

それでいて、お料理もきちんと美味しくて、手頃なハウスワインも飲めて、天気のいい日にこの店に来たら、大自然の中で思う存分開放感が味わえる。

もしも僕がレストランをやるのならば、こんなお店を持ちたいと思える、素晴らしいお店。

⭐️VIVRA VIVREhttps://vivra.net

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クリスチャンヌ・ペロションのコーヒーカップ。

久しぶりに、クリスチャンヌ・ペロションという陶芸家のコーヒーカップを購入した。


クリスチャンヌの器は、日本に入ってきたのは、フランスのミニマリストであるカトリーヌ・メミの家具が日本に入ってきた頃で、かれこれ23年前くらいになるかもしれない。

当時、家のそばにあった外苑西通りのショップで彼女の器を一目見て気に入ってしまい、当時でも高価だった器をいくつも買い揃えた。

どこか、日本の和に通じる形は、見ていて美しく使っても使いやすく、僕の毎日を豊かにしてくれた。

コーヒーは実は自分では積極的に飲まないのだけど、今日は久しぶりにコーヒーをゆっくりと入れてみた。

美しいコーヒーカップは、穏やかな時間を運んできてくれる。

庭の春。

我が家の庭にも、春が一気にやってきた。

我が家には、斜面に沿って庭があるのだけど、桜の開花とともに様々な樹木が芽吹き始めている。


少し前まで赤い芽しか見えなかった紅葉は、花が終わり美しい黄緑色の葉を広げ始めた。

小楢は、垂れ下がる花を咲かせ、それと同時に葉っぱが見え始めた。

階段に沿って植えたチューリップが一斉に開花して、小さな苗だった宿根草も葉を広げている。


入居前の庭は全て雑草が刈り取られていたのだけど、これらの雑草の芽も同じように一気に伸び始めた。

園芸家はこれから梅雨入りまで、休んではいられない。