TENET

「ダークナイト」「インセプション」「ダンケルク」と、大作を次々と世に送り出して来たクリストファー・ノーラン監督の「TENET」は、頭の中で時間軸を逆行して考えながら見る不思議な映画だった。

冷戦下、第三次世界大戦の危機が迫り、核兵器により地球が滅亡するという最悪の事態を回避するため、命がけで任務に取り組む主人公。

物理学を応用し、タイムトラベラーとなり次空を駆け抜けながら進む物語は、頭の中がこんがらがる感じがするけど、見ている時は十分に楽しめるエンタテインメント作品。

見終わって、わからなかった部分が幾つもあるのだけど、もう一度見ようとは思えないのは、見ている時に手に汗握り、見終わったらクタクタに疲れていたから。

でも、時空を超えた計算が負に落ちない方、探求好きの方は、何度でも繰り返し見ることをお勧めできる。

⭐️TENEThttps://wwws.warnerbros.co.jp/tenetmovie/index.html

財布をなくした時に。

午後2時から始まる映画を、渋谷のユーロスペースに見に行こうと思い、Kとふたり千駄ヶ谷小学校からバスに乗り渋谷駅で降りて、途中ランチをした。

その後、東急本店の前のファミマで飲み物を買って店を出た時にKが言うのだ。

「Kちゃんの財布がない」

「え?財布、持ってきたの?家に置いてきたんじゃない?」

「バスに乗る時に財布の中に入ってるPASMOでピッとしたから間違いないと思う」

「じゃあ、ランチの店?」

慌てて電話するもお店にはなく、とりあえず警察に行こうと警察に行った。

「カードは入ってたの?他に何が入ってたの?」

「VISAカードと銀行のカードと保険証と免許証と家の鍵かな…」

「じゃあまずカード止めよう」

あたふたしてカード会社に連絡するも、結局銀行の提携カードだと分かり、銀行に連絡したらクレジットと口座を止めることができた。

その後、警察に届け出て、映画は結局行けなくなってしまい、歩いて家まで帰ってきた。

こんな緊急時に、どういう行動を取るかはとても大事だと思う。もしも財布をなくしたことに気づかずに、そのまま映画を2時間半見ていたら、その後にクレジットカードや銀行のカードが無事だったかはわからない。

僕だったらすぐに警察に財布を届け出ると思うけど、結局この日はKの財布に関する連絡はなかった。

財布を落としたとしても、人の善意で戻ってくるだろうと昔は思っていたのだけど、この頃の日本では、落とした財布が戻ってくる確率は60%くらいのようだ。

「ただしくん、家の鍵も、免許証もあるから、留守の時に家に入って来たら怖いね」

「大丈夫。うちにはへそくりもないし、泥棒が盗んで喜びそうなものは一つもないから」

今や、カードは暗証番号などなくてもほとんどなんでも買える時代。気軽に持ち歩いているだけに、なくした時にすぐに対処できるようにカード番号や連絡先の電話番号などを別に控えておくべきだと改めて思ったのだ。

お好み焼き 山本。

このところの仕事の疲れから、今日こそ外食をしたいと思い、久しぶりに新宿御苑前のお好み焼き山本に行った。

淡路島でお好み焼き屋さんで働いていた店主のお店で、大阪のお好み焼きもあるし、広島のお好み焼きもある。

ポテトサラダ
チャンジャ
生のザーサイ
顎肉焼き
とん平焼き
ネギ焼き
広島焼き
ホルモン焼き

鉄板焼きも美味しくて、コリコリとした食感の牛の顎の肉やホルモンもとてもおいしい。

やっぱり誰かに作ってもらう食事は、それだけでとてもありがたいものだ。久しぶりの外食で、お酒を飲むうちに仕事のストレスもゆっくりとほどけていった。

⭐️お好み焼き 山本

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お父さん。

先日、熱海に行った際に、Kの職場になるかもしれない病院を三島に見に行き、そのついでにノジマという家電量販店に行った。

僕たちは、冷蔵庫と洗濯機の買い替えをしようかと迷っているところで、寸法を測って一体この冷蔵庫があの家に収まるだろうか?と聞きに来たのだ。

45歳くらいの男性社員が相手をしてくれて、冷蔵庫の話をしながら色々と質問をしていたのだ。

僕「あのー冷蔵庫の幅プラス10センチになっているけど、これ、奥行きでもいいんですかね?僕としては奥行きでも搬入の仕方は変わらないと思うんですが・・・」

店員「あのー、お父さん、それはですね・・・冷蔵庫は重さがあって・・・」

僕とKは思わず吹き出しそうになって、お互いに目を見合わせた。いくら僕たちが16歳離れているからといって、「お父さん」って・・・。

僕が16歳の子ということか、それとも、僕がすごく年上に見えたか、Kがすごく年下に見えたかだろう。

それからことあるごとにKが、「お父さん」って呼ぶのだ。腹が立つ。

引越しの見積もり。

先日、5社くらいに引越しの見積もりのために家に来てもらおうと、朝からKとふたりで引越し会社の営業さんを相手に同じことを説明した。

午後から熱海に行くので時間がなくつめつめで頼んでいたので、引越し業社さん同士が狭い家の中でかち合うことまで起きてしまった。

3社くらい話して出て来た見積もりは、だいたい25万円から40万円弱まで。

引越し業社も以前の僕の引越し見積もりまで持って来ていて、家にある家具の値段までリスト化されているところまであった。

結局アート引越しセンターにしたのだけど、これも、

「今の見積もりは40万近いけど、サカイは23万くらいなので、20万だったらいいかも」

と言ったら、「じゃあそれでお願いします」となったのだ。

40万近くから20万って・・・引越し業者って、不思議な見積もりだと思いませんか?

年賀状問題。

実はもう何年も前から、年賀状をやめたいと考えている。

それなのにそれができず、毎年毎年半ばしょうがなく年賀状を作り続けて来た。

年賀状を止めるには、いくつか方法があるようで、年配の人には、終活を迎えたので・・・などの文章でとあるけど、僕くらいだとその文章も使えず、何かうまいやめ方はないかと思っていた。

その中で良さそうなのは、もう自分からは出さずに、いただいた年賀状に関して、寒中見舞いを出し、今後は年賀状は出さない旨を伝えるというもの。

ちょっとそれも勇気がいることのように感じるけど、会社もテレワークになり、年賀状鹿つながりの無くなってしまった人もいたりするので、なかなかやめにくいと思い悩んでいる。

秋のバラ。


あんなに暑かった夏もいつしか翳りを見せはじめ、時より秋の風を感じるようになった。

今朝、ベランダのバラが咲いた。

せっかくなので切り取って、Kにも香りを嗅いでもらう。

春のバラに比べると形は小さく、香りも幾分弱いような気がするけど、こんな小さなバラがまた花をつけたことにとても感動するのだ。

むさし。


熱海から新幹線でひとつ先に行った水の都三島では、うなぎが有名で、有名な鰻屋さんはいつもいっぱい。

僕たちは待つ時間も嫌なので、駅のそばにある「武蔵」でうなぎをいただいた。

東京のうなぎとは違って、焼きが強いのか、東京のしっとりと比べると食べた時にしっかりとした食感が感じられる。

うなぎ大好きなKは、美味しそうにものも言わずものすごい勢いでうなぎを食べていた。

⭐️むさし

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再び、熱海。

週末に、また熱海に来た。

物件の申し込みをして契約に少しずつ近づいて来たので、ついでに冷蔵庫が入るかどうか。洗濯機が入るかどうか。測りに来たのだ。

今回引越ししようと考えているところは、結局山の中にある物件になりそう。

当初、海のそばに住みたいという思いからはじめた家探しなのに、気づいたら山の中の家なんて、人生不思議なものだ。

新しい生活に向けて、少しずつ動きはじめている。

母の手術。

母と別の件で電話で話しをしていたら、明日歯茎の手術をするという。

歯茎を切開して、中に注射をするらしい。

僕は心配になり、手術をした日に電話をした。母はもしかしたら話もできないかもと思ったけど、麻酔が切れても痛みはなく、大丈夫だと言っていたのでほっとしたのだった。

でも、年をとった母が手術をするというのは、たとえ歯茎であっても胸の痛むもの。

できるならば自分が代わってあげたいと思う。

そんな風に母は僕と兄のことを、ずーっと見守ってきたに違いないと思うのだ。